2009年2月18日水曜日

最高のカメラなのに、HDR-XR500Vの購入は悩み中。でもやっぱりこのカメラはスゴイ!!


HDR-XR500VとHDR-XR520Vは、各社が驚くほどの気合を入れて新製品を繰り出して来た、小型ハイビジョンカメラの黄金世代とも言える今季の中にあっても、なおダントツでナンバーワンのカメラだと思います

くどいようですが、背景のボケ味の美しさを実現し、光量不足時においての高画質の実現など、従来まで小型タイプのカメラでは絶対にムリだった、まるで呪いのような束縛をついに打ち破った、いわば歴史に名前を残すカメラと言えるのではないでしょうか。 また、小型化を実現しつつも、ちゃんとビューファインダーを搭載しているのも嬉しい配慮ですし、ソニーが得意とするBluetoothによる双方向通信ワイヤレスマイク(最強オプションかも!)などの楽しいオプションの存在も、さすがはビデオカメラの老舗だなぁと好感が持てる点です。
これだけの高性能機なのに、惜しみなく?ファミリーカメラの割り切りとも融合させる、やっちゃえ的な暴走もソニーならではかも知れません。

そこまで言うなら早くHDR-XR500Vを買えよ、と言われるでしょうが、購入にはまだ慎重になっています。
もちろん、ここまでの革新的なカメラを前にしてしまえば、他のカメラと比較して迷うという事はありません。

問題は、カメラではなくて、映像記録フォーマットの「AVCHD」における圧縮し過ぎな映像に対する違和感です。テープのHDVに比べて、AVCHDは、あまりにも露骨に圧縮のキズ跡が見えてしまう感じで、かなり購買意欲が萎えてしまったのです。

が、ここで気になる事が出てきました。
もっと早く見てみるべきだったのですが、先週撮影した映像の情報をプレイステーション3で表示させてみると、確かにカメラでは「最高画質のFHモード」に設定してから撮影したはずなのに・・・

なんと、1440×1080ドット、ビットレート5.5Mbpsになっているではありませんか
ヤバイ!
ソニーの開発の人にブチキレられるレベルかも
ビットレートは可変だからともかくとして、解像度が1920×1080ドットではないのは、さすがに設定を空振った・・・ですかね。

てことは、HDR-XR500Vは、もっともっと高画質になるという事なんでしょうか。
やややややばい!

これは、もう一回テスト撮影をしてみなければならないでしょうね。

話は変わりますが、日経トレンディネットというサイトで、ありがたい事に、HDR-XR520Vを使った暗所撮影の実写画像付きのレビューが掲載されていました。

[レビューはこちら。これぞ小型機が夢にまでみた暗所の高画質ですよ!!]

室内撮影どころではなく、暗所の本場、本当に夜の街に出ての撮影ですが、思わず、「これ、HDR-FX7とか、HDR-FX1000とかの?」と、大型タイプの高画質カメラかと思ってしまうほどに美しい仕上がりです。

ここまで暗いという状況なのに、色が美しく発色されているさまは、ちょっと信じがたいものがあります。
また、よくある、無理やりに電気的な増幅かけまくって明るくするパターンとも違い、しっとりとした落ち着いた「雰囲気重視」な高感度画質であり、なんかもう色々とソニーの勝ちでいいや、と良い意味で投げやりになりそうになる画質です。

心の底から、HDR-XR500V(HDR-XR520V)で今年の桜や花火を撮影してみたくなりました