2009年5月5日火曜日

ファミコン思い出話



今回の記事は、ファミコンの思い出話などをしてみたいと思います。

ファミコンというと、私の友達は、早々にパソコン(PC88やPC98)に行ってしまう比率が高くて、一緒に楽しんだ記憶よりも、「お前まだファミコンやってんの?」と言われながら過ごした記憶が強く残っていますね。

当時のパソコンはとにかく高級品だったので、子供がバイトした程度では買えるシロモノじゃなく、親の理解と助けのあるクラスメイトのみが栄光のパソコン・オーナーになれるという感じでしたから、そんな言われ方してもどうにもなんないでしょ状態でした。

それはともかく、ファミコンは思い出に残るゲームが多いです。その中でも、特に印象深かったゲームを振り返ってみます。

○忍者じゃじゃ丸くん(ジャレコ)といっき(サンソフト)
この2本は、私がファミコンと同時に購入したソフトです。
買う前は、当然インターネットなんかありませんでしたから、少年ジャンプの紹介記事をあれこれ必死に追いかけて、その中から良さそうなタイトルだと判断して選びましたっけ。
忍者じゃじゃ丸くんは、ステージクリアするたびに、前ステージのボスキャラがザコキャラとして登場する流れになっており、少年マンガみたいな燃え方がありました。言葉で語らないストーリーがあるというか、奥の深いアクションゲームだった気がします。いっきは、2人で遊ばないとつまらないのが難点。

○グーニーズ(コナミ)
信じられないかも知れませんが、当時は、誕生ほやほやのドラゴンクエストよりも人気があったゲームだったような記憶があります。
ロッジみたいな建物の地下から始まり、だんだん地下深くに進んでいく探検アクションは、日常を忘れてゲームに没頭するに十分な構成で、このゲームは今遊んでもかなり面白い傑作ソフトだと思います。
ちなみに、映画は全然知らなかったです。ずーっと後の時代にDVDレンタルで観て「ゲームの方が面白いぜ・・・」とか思ってしまいました。ごめんなさいスピルバーグ監督。

○スターラスター(ナムコ)
プレイステーションの登場で当たり前になった3Dゲームですが、当時は当然のこと実現不可能。
それでも、もしかしたら敵キャラがすんごい目の前まで接近してくれて、巨大な姿になるかも!?という夢を賭けたゲームでしたね。
実際は、再接近しても敵キャラは小さくて、あくまでも「それっぽい」「ごっこ遊び」みたいな擬似3Dでしたけど、それでも頭の中でスターウォーズみたいな風景を想像して補完することで楽しめましたっけ。

○ドラゴンクエスト(エニックス)
当時のファミコンゲームに登場するキャラクターは、レゴブロックみたいなスプライトキャラクターが当たり前でしたが、鳥山明先生の描くキャラがそのまま登場するっ!という一点張りで買ってみました。
全然RPGというものに慣れていなくて、「なにこれゲームオーバー無いじゃないか!」という不満があったのが今となっては笑い話です。
とにかくハマりにハマり、装備ナシで竜王を倒すというヒマなチャレンジも成し遂げてみました。

○ドラゴンクエスト2(エニックス)
少年ジャンプの極端な煽り記事に乗せられて、欲しくて欲しくてたまらなくなり、あまりの欲しさに夜中に目が覚めてしまう事すらあったゲーム。個人的に史上最高の欲しかった度を誇るゲームでしたね。
しかも、発売日は売り切れて買えず!七転八倒してました。
一刻も早く、3人パーティで戦いたい一心でしたっけ。ただ、仲間キャラクターの名前がオートだったのは誤算(実は裏技で好きな名前に変えられます)。確か、サマルトリア王子が「クッキー」で、ムーンブルク王女が「まいこ」だった気が。
ドラゴンクエストと、ドラゴンクエスト2ですが、PSPの「ファイナルファンタジー」と同じレベルのグラフィックス&サウンドでリメイクしたバージョンをやってみたいですねぇ・・・。

○ハイドライドスペシャル(東芝T&Eソフト)
パソコン雑誌で目にして憧れていた「ハイドライド」がファミコンで出来る!と喜び勇んで購入。パッケージイラストが大人びているのが大いに気に入りました。
しかしゲームはムチャクチャな難易度。ボリュームが少ないのを謎解きにかける時間で補おうとする印象のあるゲームで、当時、こんなのよく解けたなと思います。今なら、クソゲーとか言われて終わりそう。

○チャレンジャー(ハドソン)
これはハマりまくりました!とにかく当時としてはストーリー性が秀逸。ドン・ワルドラドにさらわれた姫を助けるべく、列車メタモルフォセス号に乗り込む主人公チャレンジャー。ドン・ワルドラドがすぐ近くにいるため、コレってすぐに終わるゲームじゃないか、と思わされるんです。しかし、まさかのチャレンジャー敗北という衝撃の展開。そして、広大な島にドン・ワルドラドの追跡を開始するという構成には脱帽でした。
当時のファミコンは、容量がせいぜい32キロバイトかそこらしか無くて、ストーリー性のあるゲームってなかなか難しかったと思うんですが、よく作ったなぁという感じ。
ただ、島では、ナイフが通用しない敵キャラ「タマ」に追い込まれまくりトラウマです。

○高機動戦闘メカ/ヴォルガード2(デービーソフト)
燃える合体ロボ・シューティング。戦闘機一号機と二号機のドッキングによって、ヴォルガード2というロボットになるのですが、一号機がメインで、二号機はやられても代わりが出てくる量産タイプという設定が面白い。さらに、攻略本を読むと、なんとBGMに歌が設定されているのが分かります。
この歌詞のテキトーさが受けました。バリヤーの歌は「バーリヤー ah----」だけ
ダメージ制なんですが、もうダメ、ボロボロだぁーと思うと、けろっと回復して先の先まで粘れたりします。
この逆転劇がツボで、延々と遊んでいた記憶がありますね。

○忍者ハットリくん(ハドソン)
キャラクターゲームはちょっと・・・と思っていたら、友達の家で遊んでみると異様に面白くて購入。この時期のファミコンのアクションゲームは、とにかく難しいの一言。ジャンプなどの動きにクセのあるゲームが多くて、とにかく特訓あるのみでした。
今だったら、多分、ちょっと遊んでやめるかも知れない・・・。

○マイティボンジャック(テクモ)
ピラミッドを舞台にしたミステリアスな雰囲気に引き込まれ、半年くらいやり続けていた思い出のゲームです。ジャンプじゃなくて、空中浮遊するシステムが優れもの!普通にクリアするだけなら、そこそこ頑張れば大丈夫なんですが、このゲームには「ゲーム偏差値」なる成績が設定されていて、隠し部屋を発見したり、隠されたキャラクターを救助するなど、普通じゃ済まないレベルでクリアしないと良い成績が取れない仕組みになっていました。
しかし、隠し部屋の探索は燃える一言。このあたりは、メトロイドやゼルダの伝説にも通じる所がありますね。半年くらいやってると、さすがにゲーム偏差値が上がりまくり、取扱説明書に書かれた最高数字よりも上の数字を叩き出す事が出来ました。
そこまでやり込んだものの、今プレイしたらどうなるか・・・。もはや全然クリア出来ないと思いますが・・・。

ファミコンカセットも思い出深いのですが、ディスクシステムもそれ以上に思い出深いものがあります。
500円でゲームが書き換えられるというのはインパクトが大きいのですが、生ディスクというものが存在せず、なんと製品版のゲームを他のゲームに書き換えてしまうという、今から見るとかなり乱暴なシステムでしたね。
それはともかく、初期ソフトのレベルはハンパじゃないハイレベルでした。
任天堂のメトロイドとゼルダの伝説は、まさかこの世にこんな面白いゲームがあったのかというくらいのずば抜けたレベルで、さらにコナミの悪魔城ドラキュラなど、現在まで続く超人気シリーズの元祖が続々と誕生したかなりとんでもないプラットフォームでした。