2009年7月16日木曜日

ついに来た! PCエンジンアーカイブス。記念に「高橋名人の新冒険島」購入しました。








PSPにあったらいいなー・・・と思っていたら、本当に実現してしまった「PCエンジンアーカイブス」。
記念にハドソンの「高橋名人の新冒険島」を購入してみました。
もちろん、単なる記念ってだけではなく、元々、オーソドックスな2D横スクロールアクションゲームで遊びたいなぁと思っていたので、まさに欲しかったソフトでもあります。

■ゲームアーカイブスを超える? PCエンジンアーカイブスのシステム■

このPCエンジンアーカイブスは、単純にPCエンジンのゲームが動くというだけではなくて、ゲームアーカイブスとはシステムが全く異なっています。そして、ハドソンがPSP版「天外魔境コレクション」で見せてくれた素晴らしい要素がシステムに組み込まれており、ゲームアーカイブスを超えている印象。

まず、待望の「中断セーブ」機能がシステムでサポート(やった、やったぁ!!)されています!
いつでも、どんな時でも、中断セーブしておいてPSPを他の事に利用する事が可能なんです。
「高橋名人の新冒険島」はアクションゲームなんですが、高橋名人がジャンプ中に中断セーブなんてのもモチロン可能です。
一旦ゲームを終了して再開すると、いちいち自分でメニューとかを開かなくても、「再開しますか?」と聞いてくれて、「はい」を選ぶとデータロード画面に自動でジャンプ。
再開も非常にスムーズです。

それと、Rボタンでいつでも画面サイズを変更可能。このあたりはゲームアーカイブスもすぐに改善して欲しいところです。

解説書も、PSPの16:9スクリーンピッタリに作られており、ゲームアーカイブスのように上下スクロールする必要がありません。もっとも、ゲームアーカイブスの場合は、正方形に近い初代プレイステーションの解説書をそのまんまスキャンしているので、今さらどうこうできる部分ではないでしょうね。

気になるのは、キーのカスタマイズ機能がサポートされていないようなんですが、これはどうなんだろう・・・。

しかし、「天外魔境コレクション」で便利だなぁと感心し、ゲームアーカイブスへの採用を願ったシステムの数々が、PCエンジンアーカイブスにキッチリ搭載されて来ましたね。ハドソンはやっぱり分かっているなぁ・・・

■高橋名人の新冒険島は、キレイで楽しい■

ゲームを始める前にちょっと不安だったのが、やはりPCエンジンの画質と音質。
当時は、いくら家庭用ゲーム機としては破格の512色同時発色/PSG音源6声として名を馳せたと言っても、PSPには、そのPCエンジンを性能的に遥かに超えて、しかも現在ですらも最先端のゲームとして通用するソフトが勢ぞろいしている、プレイステーション「ゲームアーカイブス」があるわけです。値段もゲームアーカイブスの標準価格600円と同じだし、大丈夫かな?

しかし、それは杞憂でした。PCエンジンのパンチの効いた個性的な塗りが、PSPにも非常に合うんです。
気持ち良いくらいの美しい発色で、かなり好感が持てます。
性能面だけでなく、この鮮明で見やすい画面デザインも、アクションゲームの原点を感じさせてくれますね。こういう感じは、性能が進みすぎたプレイステーションでは、もっと複雑なデザインをしないといけないみたいな縛りがあって、逆に出しにくくなっちゃったのかも・・・。

ゲームも、まだあまり遊んでいませんが、「冒険島」というダイレクトに心を掴むタイトルにふさわしい内容かな。
横スクロールで進みつつ、ジャンプで敵をかわしたり、地形のアスレチックを楽しんだり、時間と共に減っていく高橋名人の体力を食べ物を取って回復しながら進む、「タイムリミットあり」アクションゲームの王道です。
こういうの、設計がヤケに複雑なゲームが多いプレイステーションでは逆に新鮮ですね。
単に飛び跳ねるだけでもナカナカですが、道端に落ちているタマゴを割ると、中からアイテムが出て来るんです。中身は、オノなどの武器だったり、スケボーなどの乗り物だったり、ほどよくゲームに起伏をつけてくれて良い感じ。

また、やっぱりPCエンジンアーカイブスのシステム機能で中断セーブがあるのがありがたい。
いや、それ以上と言っても良いです。
なんといっても、PSPは、他のゲームを沢山メモリに詰めておけるわけです。中断セーブがあると、いつでも中断して他のゲームに移る事も可能なわけで、これが出来ないゲームアーカイブスをいまひとつ使いにくいものにしています。

PCエンジンアーカイブスに慣れると、ゲームアーカイブスは「いまひとつ」じゃなくてかなりダメに感じるかも。ソニーはPSP goでゲームスリープ機能に対応してくれますが、もうPCエンジンアーカイブスがその機能を実現してしまったわけで、ゲームアーカイブスはこのままじゃいけないと思います。一刻も早く、ソニーも何とかしてシステム中断セーブを実装して欲しいです。
お願いします!

■これからの期待作■

私の場合、PCエンジンは初期のHuカード時代しか良く分からないというのもあって、これから先、知らなかった名作に沢山出会えるかも知れない・・・なんて期待感があります。

特にオーソドックスな横スクロールアクションは、3D時代を切り開いたプレイステーションが疎遠にしていたジャンルでもあり、一気にベストな補完関係になれるかも知れないです

THE功夫」は、今考えると失礼ながらゲームそのものはちょい微妙でしたが、それまでの家庭用ゲームの限界を打破する、画面1/2サイズのデカキャラを実現し、ユーザーの度肝を抜いた一点突破型のゲームですから、メモリアル購入(?)するかも。

カトちゃんケンちゃん」は未だにHuカードを持っていますが、難易度が正気とは思えないくらい高いので出てもスルーか・・・なぁ・・・やっぱり。

CD-ROMシステムのゲームもPCエンジンアーカイブスでの発売が決定しているので、あちこちで伝説化している「PCエンジンCD-ROM版イース」は是非とも遊んでみたい・・・というか天外魔境シリーズ以外では、真打的なソフトなのかな? だとしたらすぐには出さないかな。

とにかくモロモロ期待させて頂きます!