2009年7月3日金曜日

PSPに「ぼくのなつやすみ4」が来た日





ついに、待望の「ぼくのなつやすみ4/瀬戸内少年探偵団 ボクと秘密の地図」が来ました。
前回の記事の繰り返しになりますが、今回は、サプライズがあって、親しい人にソフトをプレゼントしてもらえました。ううっ。二重に嬉しいです。

仕事やソフトの受け取りなど色々あって、プレイ開始は、やっぱり真夜中からになってしまいましたが、なんのなんの、PSPを起動すれば、時間も何も全て吹っ飛んでそこは素晴らしい1980年代の瀬戸内海でしたー。

んーーー。やっぱり良いもんですねぇ、ぼくのなつやすみ!!
情感溢れる手描きの大自然。
夏空のさわやかさ、夕日の柔らかさ、星空の涼やかさ。
風は優しくそよぎ、人々は温かく、楽しく、そして切ない。

今回は、さすが最初からPSP専用設計だけあって、グラフィックスやサウンドの表現力は、前作「ぼくのなつやすみ/ムシムシ博士とてっぺん山の秘密」と比べて格段の進化を見せてくれます。
このあたりは、16:9ワイドスクリーン、1677万7216色フルカラーを誇るネイティブパフォーマンスの見せ所か。

もちろん、前作や、プレイステーション3版「ぼくのなつやすみ3/小さなボクの大草原」とも共通する、「なつやすみシリーズ独特の空気」は、しっかりと継承されています。
節々に入る「大人になったボク」によるナレーションも、「この夢の日々は、しかし過ぎ去った日々でもあるんだよ」と思い出させ、なんだか胸がうずくのも、もはやシリーズの伝統と言えるでしょうね。

シリーズの楽しみの一つと言えば、オープニングテーマソング。今回カバーされた曲は、「ギンギラギンにさりげなく」。最初は「えっ、合わないんじゃないのかなぁ」と心配になりましたが、今回はシリーズ最大のゲーム性を持たせているだけあって、作り手も色々と思うところがあったんでしょう。

操作性は、方向キーで「ボク」の向きを決めてから、Xボタンでダッシュ。
これはシリーズ伝統の操作方法であり、解説書でも強調してあったのが微笑ましかったですね。
この操作が嫌いな人でも安心。アナログスティックだけでも「ボク」をぐりぐりと動かす事が可能になっているのです。

ゲーム性と言えば、私はまだ遊んでませんが、ゲーム中の「田中商店」というお店で、タイトーの「クイックス」がプレイ可能になってるんです。パッケージの裏に思いっきり「QIXは株式会社タイトーの登録商標です」と書かれてますねぇ・・・。
PSPでタイトーといえば、「タイトーメモリーズポケット」があるじゃないですか。
20本(16本+リメイク4本)ものアーケードの名作が楽しめるわけですが、この中に、スペルが違う当時のクイックスが収録されていますよー。ぼくのなつやすみと意外なコラボレーション?

あ、それと、UMDのデザインも気に入りました。シリーズのパッケージとメディアをズラッと並べてみると、感慨深いものがありますね。私ときたら、先日もPS3の買い直しについて悩んだりしてましたが、ぼくのなつやすみ3のブルーレイディスクを見ていると、ぐぐっと背中を押される気持ちになるほどです。

今のところの不満と言えば、今までのシリーズと同じく、セーブは(ゲーム内の)一日の終わりにしか出来ない点。
まぁ、「PSP goでプレイすれば、ゲームスリープ機能があるからもうセーブポイントにこだわる必要はない」というソニーのメッセージなのかも知れませんが、と言っても、PSP goは、日本じゃ11月1日にならないと手に入らないしなぁ・・・こうなればもっと早く発売して欲しかったりする。

まだほんの始まりの部分しかプレイしていませんが、既に終わるのがもったいなくて、ゆっくりゆっくりプレイしようとしている自分がいる・・・。
このシリーズは、大げさでも何でもなく、ゲーム界の宝だと思います。願わくば、今後も続いてくれますように・・・。