2009年8月29日土曜日

ソウルキャリバーBDに見る、PSPの超高性能っぷり!









PSPの「ソウルキャリバー/ブロークン・デスティニー」(ソウルキャリバーBD)を購入しました!
色々欲しいソフトがあったんですが、8月のパッケージソフトはこれ一本に絞り込みました。

とにかく、このソウルキャリバーBDは、PSPのどこまでも行きそうな超高性能っぷりをタップリと味わえます。
もちろん、それを実現するナムコの高度な技術力にも、あらためて感心するばかりです。

確かに、静止画で見れば、PS3の「ソウルキャリバー4」と比べてポリゴン数は明らかに減っていますが、それは当たり前であって、問題は実際にどう感じるかです。
実際にプレイすると、PSPのいつもの美しい液晶表示とあいまって、PS3版と遜色の無い感覚なんですよ! 

魔都オストラインブルクというステージは、単に美しいだけでなく、戦いのステージとなる「イカダ」がちゃんとPS3版同様にリアルタイムで川を流れ続けているんですよ。
これだけ密度が濃くて美しいグラフィックスを、ちゃんと秒間60フレームでガンガン動かせるわけですから、ナムコどんだけ技術力高いんだよ!?と感動するしかないです。

残念な点は、このソウルキャリバーBDは、各キャラクターのストーリーモードがありません
このゲームはキャラクターが色々としゃべるのですが、ストーリーモードが無いと「このキャラは何でこんな事をしゃべってるの?」というのが分からないので、可能であれば一回はPS3版「ソウルキャリバー4」でストーリーモードを体験するのがベストかも知れないですね。

でも、ストーリーモードの代わりに、ソウルキャリバーBDオリジナルストーリーに沿って課題をクリアしていくという「ガントレット」モードが新設されました。
ストーリーは、テキストで語られるタイプ。いわば「ソウルキャリバー節」というやつかな。

自分の苦手な課題でも放置は出来ないのがポイント。とにかく全部Aランクを取らないと先のステージには進めないので、場合によっては先に進めずにイライラしてしまうかも。もっとも、ピンポイントで戦術を叩き込まれるに等しいわけで、「ソウルキャリバーを上達したい」と願う入門ユーザー(私も入門レベルですよー)にとっては、これ以上無い良モードかも知れませんね。

キャラクターを自作できる「クリエーション」は、今回は、なんと、サムネイル画像を自作可能!
作ったキャラクターのカメラアングルを自由に動かして、「撮影」するとそれがサムネイルになります
ただ、自由に顔つきをカスタマイズ出来たPS3と比べると、あらかじめ用意されたパターンしか使えないのが物足りないかも。

さて、ソウルキャリバーBDですが、バトルそのものは本当に面白い!!
気になるキー入力も悪くないし、武器をバンバン振り回してストレス解消だーって感覚もキッチリ作りこまれています。
まだソウルキャリバー未体験の方がいらっしゃれば、今作はPSPという極めて大きな援軍がありますから、是非とも手にとってもらって、武器格闘ならではの秒60フレームで描かれる流麗な動きを体験して欲しいなぁと思います。

私は、ドリームキャストで発売された初代「ソウルキャリバー」以来、全シリーズを購入しているし、その中でも特に「シャンファ」というキャラクターが好きでずっと使っていますが、PSP版はその中にあっても、どこでも遊べる分、一番か二番の面白さじゃないか?と思えるくらいです。

「シャンファ」の「こんなのはいかが?」攻撃や、「なんちゃってェ!」フェイントとか、手のひらで好きなだけ繰り出せる時代になったわけで、またしても、本当にPSP持っていて良かったーです。

それと、UMDと言えば気になるロード時間ですが、本作はメモリスティックへのデータインストール機能がサポートされているので、プレイ中は全く気にならないです。本当にサクサク。
ただし容量は260メガバイト消費しているので、ビデオなどで限界までメモリスティックが埋まっている場合はやりくりが厳しいかな。

さてさて、それにつけても、今年のPSPは、これから、技術のオリンピックという状況になって来ますね。
PSP最高峰クラスの技術を見せ付けた「ソウルキャリバーBD」ですが、この秋に同じナムコから同等以上の技術が投入されると予想される「鉄拳6」が発売されますし、ソニーからは、いよいよ満を持して「グランツーリスモPSP」という頂点クラスソフトが発売されます。
なんだかワクワクが止まらない。