2009年9月13日日曜日

安くて写りの良いレンズ決定版「EF 50mm F1.8 II」



キヤノンには、私も好きなレンズの一本、安くて写りの良いレンズの決定版と言われる「EF 50mm F1.8 II」というレンズがあります。
これは新品でも実売価格が1万円を切るという、35mmフルサイズの交換レンズとしてはちょっと考えられない値段です。

あまりにも安いため、単焦点レンズの入門用として位置づけられていますが、その写りの美しさは入門用どころではなく、陳腐な言い方をすれば上級であり、第一線でずっと使える高い実力を誇っています。

もちろんオール・プラスチックであるため、「チープ」と悪口を言われたりするし、その安さから写りが良いと聞かされても、にわかには信じられないレンズだったりします。

しかし、発色はナチュラル、絞り羽根は5枚なので絞り込むと光芒が5角形になる癖はあるものの、ボケ味は素直で好感が持てる、まさに単焦点レンズのお手本のようなレンズです。

チープと言われる外観ですが、私は全くそうは思っていません。
逆に、ここまでシンプルですっきりしたデザインなんて、一眼レフのレンズの中では他に無いと思うんです。

小さいレンズではありますが、一眼レフの中では、同じく小さくて優しくて美しいデザインのEOS KISS X2とは、なかなかに似合うレンズかなぁと。
このレンズは、全キヤノンレンズの中で最軽量の130gでもあり、EF 28mm F2.8との軽量な単焦点コンビは、私も好きな組み合わせで、強くオススメです。

とにかく、値段と写りの良さから考えると、これからキヤノンの一眼レフを買おうとされる方にも、是非購入を検討してもらいたい一本です。



実際に私のEOS KISS X2に装着したEF 50mm F1.8 IIレンズの姿と、それでもって撮影した、自宅の庭に咲く花とチョウの写真を掲載させて頂きます。

マニュアルモードで撮影。シャッター速度1/160秒、絞りF/5.6です。

ちなみに、キヤノンレンズは、経験則ではありますが、おおむねF/5.6に絞った時が一番おいしく写る感じです。私はF/5.6を多用しています。

ちなみに、最短撮影距離は0.45mですが、エクステンションチューブEF 12を装着すると、簡易的な開放F/1.8のマクロっぽいレンズとしても使えますよ。