2009年9月12日土曜日

ここまで進化したEOS 7Dの35大特長

EOS 7Dは、位置づけは中級クラスとなってはいるものの、従来のEOSとは一線を画すモデルです。プロ機と中級の中間にある、新クラスが誕生したと言って良いと思います。

キヤノンがあえて「イメージモンスター」というセカンドネームを付けてしまうほどに、ほぼ全域に渡って惜しみなく新開発の技術が投入された、記念碑的なカメラ。

一体EOS 7Dとはどれほどのカメラなのか、その35大特長をまとめてみました。

■これがEOS 7Dの35大特長■


(1)本体のみでの秒8コマ実現のため、新型の高電圧電源の開発。

(2)ミラー駆動とシャッターチャージ用に、専用2モーターシステム新規開発。

(3)耐久力15万回EOS 1D方式(非接触式ロータリーマグネット)シャッター新規開発。

(4)マイクロレンズのギャップをゼロとした高感度・高解像度両立タイプ1800万画素CMOSセンサー。
ISO感度は100からスタートさせる事に成功。
ISO感度最高6400対応。拡張機能(ゲインアップ)で1万2800まで対応。

(5)センサークリーニングユニットは、少ダスト部材、フッ素コート加工の超音波振動タイプ。

(6)全画質モードにおいて、1800万画素、14bit(1万6384階調)での秒8コマ撮影。
連続撮影は、1800万画素RAWで15枚、1010万画素M-RAWで24枚、450万画素S-RAWで38枚。
JPEGでは1800万画素で128枚。
カスタムファンクションにより、秒3コマ撮影にも切り替え可能。

(7)映像処理チップ「DiGiC-4」のデュアル搭載。
高度・高速画像処理を実現。

(8)19点オールクロスセンサー対応新型AFセンサー。
中央部はF/5.6とF/2.8のデュアル・クロスセンサー。
被写体との距離に加えて縦横方向に追従する新「AiサーボAF II」搭載。

(9)光の三原色の赤と青を感知する、「63分割デュアルレイヤーセンサー」新規開発。
視覚に迫る「iFCL測光(インテリジェント・フォーカス・カラー・ルミネッセンス)」を実現。

(10)露出補正はプラス・マイナス5段を実現。

(11)適正露出補正機能「オートライティング・オプティマイザー」はマニュアル撮影にも対応。

(12)防塵防滴マグネシウム合金ボディ。

(13)EOS 1Dと同様の高耐久・つや消し梨地塗装。

(14)三脚ねじ穴周辺に別部材ラバー採用。重量級レンズ装着時の安定性向上。

(15)ファインダーは視野率100%、倍率1.0倍実現。
視野角29.4度、アイポイントは22mm達成。

(16)インテリジェント・ビューファインダー。
明るさと見え味を阻害しない、透過型液晶採用によるファインダー内情報表示可能。
被写体を追従するAFフレームのリアルタイム表示、グリッド線、ファインダー内に水準器表示。

(17)液晶とファインダーの両方に、デュアルアクシズ型の水準器を表示可能。

(18)ライブビュー/動画撮影開始の専用スイッチ新設。

(19)静音撮影機能搭載。
メカ先幕シャッターの動きをCMOS内部で再現する電子先幕シャッター機能。

(20)写真の仕上がりをリアルタイムで液晶確認可能なファイナル・イメージ・シミュレーション搭載。
写真のみならず、ハイビジョン動画でも有効。

(21)ライブビューは、フェイスキャッチテクノロジーによる顔認識AF対応。

(22)光の反射除去対応・強化ガラス採用新型3.0型クリアビュー液晶II搭載。
液晶モニターと保護カバー間に光学弾性体を充填、密着させるソリッド構造。
92万画素。

(23)通信機能搭載バッテリパック搭載。
バッテリー残量を1%刻みで確認可能。劣化、撮影回数も把握。情報は6個分登録可能。

(24)シャッターボタンは、EOS 1Dと同タイプのソフトクリックタイプ。従来のEOS xxDとは一線を画す。

(25)シャッター横にマルチファンクションボタン新設。

(26)操作ボタンのカスタマイズ機能搭載。

(27)レンズの周辺光量自動補正機能搭載。
ピントを微調整するAFマイクロアジャストメントも搭載。

(28)フルハイビジョン(1920x1080ドット)で30p、25p、24pでの動画撮影対応。
ハイビジョン(1280x720ドット)では、60p、50p対応。
コーデックはH.264/MPEG4 AVC。音声はリニアPCM。

(29)動画撮影のために、ステレオ外部マイク対応。
内蔵マイクはモノラルだが、風切り音やレンズの絞り駆動音低減に対応。

(30)動画撮影は、マニュアル露出可能。
ピクチャースタイル、オートライティングオプティマイザ、レンズ周辺光量自動補正、ノイズリダクション、高輝度側階調優先撮影の各種補正機能に対応可能。

(31)動画の本体内編集可能。1秒単位でのカット編集対応。

(32)動画撮影中の静止画撮影機能に対応。
静止画は動画の切り出しではなく、別途、写真として記録。
(副作用として、動画中に1秒間の静止画が記録される。)

(33)HDMI出力端子により、撮影したフルハイビジョン動画をハイビジョンテレビで観賞可能。

(34)スピードライトトランスミッター機能を内蔵。
対応外部ストロボがあれば、すぐにワイヤレスで多灯ライティング可能。

(35)全世界でリサーチして生み出された「超流体デザイン」とシャッターのレリーズ音。

■今後のカメラ選びの全てを変えるEOS 7D■

私の場合は、相変わらず、予算のメドがつかずに買う予定が立てられておりませんが、何の迷いもなく欲しいカメラです。
もしもEOS 7Dを買う事が出来たら(そう願いたい)、よっぽどの技術革新が無い限りは、さすがにもうAPS-Cの一眼レフカメラは買わなくていいかなぁと。

コンパクトタイプの一眼レフでは、EOS KISS X2が心から気に入っていますし。
画質は、EOS KISS X2と同等ならばそれで御の字です。

それに、EOS 7Dさえあれば、もうボディ性能を気にする必要が無くなりますから、レンズの使い方の幅を広げる意味で欲しい「フルサイズセンサー」搭載カメラも、気楽に選択できそう。
中古の初代EOS 5D(完全にフィルムカメラ感覚。とっても素晴らしい画質!!)や、将来出るであろう廉価版フルサイズカメラとか、値段メインで選択できそうです。
その前に、EOS 7D買えって話ですけど・・・。