2009年10月3日土曜日

EF 100mm F2.8L MACRO IS USMレンズ、出動!! (その2)






前回の記事に引き続き、EF 100mm F2.8L MACRO IS USMレンズの記事の第二回目です。

さて、このレンズは、前回の記事のように「いかにもマクロレンズ」という使い方はモチロンですけれど、もっと別な使い方、「背景のぼけを無視した」スナップや風景撮影の常用レンズとして使える魅力があります。

たとえば、コスモスの花の写真ですが、絞りはF/16、シャッター速度は1/25秒です。
キヤノンの最新鋭手ぶれ補正装置である、ハイブリッドISであれば、しっかり構えさえすれば、手持ち1/25秒でもブレません・・・。ため息が出る・・・。
というわけで、極力、ぼけを排除してみました。写真家さんの中には、背景をぼけさせないために、あえてコンパクトデジタルカメラで撮影する方がいらっしゃるのですが、そんな感じが再現できますね。

とにかく、1/25秒や、1/13秒といった、普通じゃブレまくりの低速シャッターがバンバン使えるメリットは絶大で、さすがに動体は無理ですが、それ以外なら、シャッター速度を低く設定してあげれば光量が稼げるため、薄暗い夕方でも、ISO感度100のまんまで撮影するチャンスが広がりますね。

それと、逆光で光るススキを、わざとブラして撮影した写真があります。
こいつは、絞りを最小絞りのF/32に設定し、シャッター速度は1/2秒に設定してから、撮影してみました。

今回は、手持ちとAFのみで撮影したんですが、あまりにも快適でビビってしまうくらいです。
蝶をアップで撮影した写真も、まるでポートレイトを撮影するかのように、手持ち+AFで、ピピッってやって撮影です(私の場合は、マニュアルモードで撮影するので、露出を合わせる時間が別途必要なんですけれど・・・)。

AFのピント精度も、かなり良い感じですね。
今回は、全くライブビューは使いませんでした。
EOS KISS X2のファインダーは、さすがにEOS 7Dの相手になりませんけれど、視野率95%かつ小さいサイズなりですが、その中では良好なデキなんだなぁと。

だいたい、AFを使うにしたって、もはやEOS 7DのAFじゃないとダメだろうな・・・とか思い込んでましたが、なんのなんの。まだまだドスコイ!!

EOS KISS X2の中央部1点AFは、なんか妙に優秀だぞと。
EF 100mm F2.8L MACRO IS USMの高速AFに、負けずに食らい付いていけてる感じです。

明日はもっとじっくり撮影できるんじゃないかなーと思うんですが、どうだろう。
ともかく、単に100mmの新型レンズっていうだけじゃなくて、撮影の限界がグーンと広がるレンズ。

開放F/2.8でボケの美しさがどうのこうのってのは疲れた。むしろマクロは他のレンズにまかせて、それ以外の常用の高速AFのスナップ、風景写真用レンズとして気軽にサクサク使ってみよう・・・そういうのもアリですよね。
なんか自由な新世代のレンズって感じなんですよ。

これはすんごい宝物になる予感がしてるんですが・・・。