2010年1月29日金曜日

HDR-XR500Vを元にして、HDR-XR550Vを考える





実は、前触れがあったのですが、通勤途中の車内で体調不良を起こしてしまい、寝込んでいましたが。
今は、なんとか落ち着いてきたのでブログを更新させていただきます。

気になるのは、やはりソニーのHDR-XR550V
ありとあらゆる面において、理想に近い最高のハイビジョンカメラに仕上がっているようです。
レンズも家庭用ビデオカメラとしては奇跡的と言っても過言ではない、29mm広角ズームレンズを採用し、私も所有しているHDR-XR500Vで実現された「虹彩絞り」も継続採用で、まさに金メダル二冠達成です。

ただ、センサーや画作りの傾向はHDR-XR500Vと同じ感じなので、HDR-XR500Vを元にしてHDR-XR550Vを考えてみようかなと思います。

まず、画質ですが、HDR-XR550Vを待つまでもなく、既にHDR-XR500Vでかなりのハイレベルに到達しています。
世界初の裏面照射センサー「エクスモアR」は、1/2.88型センサーとは思えないくらいダイナミックレンジが広く、映像処理エンジン「BIONZ」の適切な処理もあって、極端な明暗差の存在するシーンでも、暗部と明部をうまく平均的に写してくれますし、青空を背景にしても被写体が暗く落ち込んだりしないなど、「家庭用ビデオカメラじゃだめだろうなぁ」とあきらめていたシーンが安定して撮影できてしまうパフォーマンスを持っています。

大型機と比較すると、レンズ性能がもう少し欲しいなぁと思う事はありますが、価格やサイズを考えるとこのあたりが当面の終着地点として納得しなければならないかな、と思える点もあります。

HDR-XR500Vが革命機種であることは間違いなく、小型の家庭用ビデオカメラに対する見方を完璧に転換させた歴史に残る名機と言えるでしょう。

ただし、HDR-XR500Vには、大きな大きな泣き所が存在します
それは、以下の点であり、今回のHDR-XR550Vは、この泣き所を全て解消しているのが圧巻です。

(泣1)絞りとシャッター速度を直接マニュアル操作できない。(550Vは可能!!)
(泣2)機能の切り替えが液晶モニタ経由なので不便。(550Vは「おまかせオート」で解決)
(泣3)オートフォーカスが遅い(550Vは高速化されている)
(泣4)最大ビットレート16Mbpsなので、精神的に不安。(550Vは24Mbpsなので精神的に安心)
などなど。

正直、最大ビットレートに関しては、実用上は16Mbpsでも十分だと感じましたが、圧縮ノイズが出るにしても、24Mbpsモードじゃないとあきらめがつかない精神的な面ってありますよね。
まぁ、いらなければ使わなければ良いだけですし、あるのに越したことは無いです。

(追記)
ネットを見ると、HDR-XR550Vの登場で、HDR-XR500Vを売却する方の話を散見いたしますが、HDR-XR550Vは、広角になった代わりに望遠が弱まっています。

余計なお世話なのは承知の上で、動物園とか運動会とか、被写体が遠くにあり、比較的望遠寄りでないと困りそうなシーンの撮影のために、できれば
HDR-XR500Vは残しておくのがベストだと思います。

画質的に言っても、HDR-XR550Vにテレコンバージョンレンズを装着するよりは、HDR-XR500Vの方がGレンズのマスターそのまま使うなら美しいと思いますし、ハードディスク/メモリスティックのハイブリッドなので、SDカードが使えないというのは痛いものの、まだまだ記録メディア的にも現役。