2010年3月11日木曜日

シグマ15mm F2.8で撮る、雪解け、今日の景色




シグマ15mm F2.8 EX で、雪解けの始まった今日の景色を撮影してみました。
撮影モードはマニュアルです。

シグマ15mm F2.8 EXは、フルサイズ用の「対角線魚眼レンズ」なので、EOS KISS X2に装着すると、レンズ中央部だけを使う「歪曲の強い超広角レンズ」に変貌するのです。これは、よく、デメリット扱いされます。
しかしながら、実のところ、この変貌は大きな大きなメリットであると言えるのです。


超広角レンズは、単に広い範囲が写るだけではないのです。
その広い視野と引き換えにして、中央部の被写体が遠くに離れてしまいます

しかし、EOS KISS X2と15mm対角線魚眼レンズならば、中央部の被写体を手前に引き寄せた超広角撮影が出来るため、このレンズでしか表現できない撮影が可能となるわけです。

ただし、本来の対角線魚眼レンズとしての撮影をしたいと思うと、キヤノンには、それを実現するレンズがありません。
確かに、シグマのAPS-C用対角線魚眼レンズも発売されていますが、これは残念ながら他社の規格に合わせてあるため、キヤノンのAPS-Cカメラにとっては僅かに力不足です。

キヤノンには、最適化されたEF-Sレンズによる対角線魚眼レンズの開発が待たれますね。