2010年4月1日木曜日

EOS 20Dと、EF 50mm F1.4 USMで撮る、秋保大滝とその周辺






先日、体調不良だったのですが、予定外で秋保大滝に行って来ました。
もう春なのですが、現地は刺すような空気の冷たさ。地面も雪を被っていて、油断すると冬にまかれそう。

カメラはEOS 20D。レンズはEF 50mm F1.4 USMです。
撮影は全てマニュアルモードです。

この組み合わせは、なにかフィルムカメラみたいで、とても良い意味でのノスタルジックな感覚がありますね。もちろん、真にフィルムカメラを置き換える「EOS 5D」ほどでは無いでしょうが。

林ごしに滝を撮影している写真は、EOS 20Dの0.90倍ファインダーでもって、林の間から見える滝や岩肌にフルタイムMFでピントを合わせていますが、ピントの山がちゃんと分かるので嬉しい
もしもEOS 7Dであれば、見え具合、視野率、倍率、全方位で進化したファインダーを搭載しているんだなぁ・・・と思うと、この場でますます欲しくなりました・・・。

それと、山の中を分け入って、滝が二つにへし折れて滝つぼに落ちる、まさにその位置に行きました。
あたりは木の根っこなどに覆われていて、雪やら凍結やらで、不穏なまでにスリッピー
何度も滑って落ちそうになってしまった。
皆さんは、ここまで接近して撮影するのはやめた方が良いかもです。

斜めに滝を撮影した写真は、どうしても、EOS 20Dの最大シャッター速度1/8000秒で撮りたかった写真です。EOS KISS シリーズだと、コストの問題か何かで、最高シャッター速度は1/4000秒までなんですよね。

滝って、スローシャッターで糸を引くように撮影するのがセオリーだと思われていますが、表現方法にはセオリーで縛られる事は無いので、自分の伝えたい通りに撮影できれば一番かなぁと。

EOS 7Dに触発されて、このところEOS 20Dを持ち出す回数が急回復していますが、液晶が時代遅れになっているだけで、買った当時と全然変わらない頼もしさで使えるのには本当にビックリしてます。
よく、デジタルカメラはすぐに時代遅れになると言われますが、それはもちろんですが、EOS 20Dは、なんかもう一生モノかも知れない。

画質的にも、14ビット(1万6384階調)ものEOS KISS X2と比較して、たったの12ビット(4096階調)しか無いEOS 20Dですが、雪のシーンなどを撮影しても、コントラストさえ低くしておれば、かなり階調も粘ってくれてずっと使っていける印象。そもそも、稀代の傑作センサーであるキヤノン820万画素APS-Cは、レンズ次第でいつでも実力を先鋭化させてくれて、良い意味で油断なりません。