Windows Mobileというと、iPhone OSなどと比べて劣るような扱いを受けていますが、優劣はともかくとして、パソコンのOSをそのまんまPHSや携帯電話で使わせようというコンセプトの無茶っぷりが、やはり、トンがっていて面白いと思います。
このお陰で、私のウィルコムW-ZERO3は、超小型パソコンとして立派に成り立っているので、決して無碍には出来ないのです。
ただ、絶対に必要な知識があります。
それは、最初から用意されているマイクロソフト純正アプリは、Excel以外、役に立たないという知識です。自分で必要なソフトは、ハナっから、フリーソフトで固めてしまうのが基本中の基本。これを知ると、Windows Mobileマシンは、一気に世界が変わります。
Windows Mobileといいますが、とにかくフリーソフトは、マイクロソフトが買い取って標準搭載すべきだと思う優秀なものが沢山あって、本当にシステムが見違えます。
トップ画面(なぜかtodayという名前なんですよね)なのですが、長年の利用の中で、「個人的には、これが決定版」というチューニングを見つけました。
詳しくはスクリーンショットの上から一枚目と二枚目を見て頂きたいのです。
二枚目は、マルチタスクの切り替え画面(これもフリーのYTask)。
壁紙は私が撮影した写真にしてます。
・大きなデジタル時計(Windows Mobile 6.1からは時計が大きいですが、それまでは無し!!!)
・スケジュールの表示(スケジュール書いても、見なければ意味がない)
・忘れてはいけないメモの表示
・アイコンをタッチするだけでアプリが起動できるランチャー
・不在着信やメール着信などを、シンプルにアイコン表示
これだけトップ画面に一度に表示すれば、もうW-ZERO3以外の電話には移行したくないと思わせてくれるに十分です。
また、Advanced/W-ZERO3 [es]では、スクロールホイール(エクスクロールキー)の反応速度を細かくチューニングできる機能までフリーソフトで万全。
Googleカレンダーとの連携だってフリーソフトで全然OK。
それと、Windows Mobileは、そもそも完全なマルチタスクOSなんです。
メモリの消費を監視するのは自己責任という大らかさはありますが、自分の選んだ好きな音楽プレイヤーで音楽を聴きながら、青空文庫を読んだり、ニュースリーダーでニュースをチェックしたり、メール書いたり、思うがままに爆走可能なんです。
タスク切り替えも、フリーソフトでバッチリ。
今回掲載させていただいたスクリーンショットもフリーソフトのキャプチャ。Ctrlキー+[文字]キーでJpeg形式で保存可能。しかし、3インチの本体画面では感じませんが、解像度480x800ドットともなると、実はかなりでかいですねぇ・・・。Advanced W-ZERO3[es]ことアドエスは、この広い画面を全部CPUのみで処理してるんですよ(ARM系の520MHz)。そりゃ遅いわ・・・。
それはともかくとして、話を元に戻します。
フリーアプリは、ハンパじゃなく優秀なものばかりで、開発者の皆様には日々感謝です。
というわけで、私の必携のアプリの一部をご紹介させて頂きます。
・もはや標準搭載して欲しいファイラー「GSFinder」
・ActiveSyncなしでW-ZERO3をUSBストレージにしてくれる「WM5torage」
・マルチタスクを生かすアプリケーション切り替えソフト+アルファの「YTask」
・音楽プレイヤー「GS Player」
・エクスクロールキーの細かい調整が可能な「XcrawkEx」
・スケジュールは、「Offisnail Date」
・アラームはフランス製の「Pocket WakeUp」
・手書きメモは「Handy Memo」
・時間の同期は「HttpAdjustClock」
・関数電卓「Eval」
・長文テキストエディタ「JOT」
・暗号化メモソフト「Tombo」
・グラフィックスビューワ「XnView」
・カレンダーソフト「DodeCale」
・Googleカレンダー連携の「POsync2003」
などなど・・・他多数です。
メーラーはウィルコム標準そのまま。Advanced/W-ZERO3[es]は、簡単に手書きメールも出せるし、このまま使っています。
・あと、情報を蓄積しておくデータベース系の利用は、色々と導入してみた結果、標準搭載のExcelで作るのが一番かなぁと。
動作が安定している上に、なにしろExcelデータなので、蓄積したデータの後々の応用も実にラクラク。
わざとやってると思うくらい使えない純正アプリの中では、これだけは面目躍如なソフト。別格ですね。
もはや、これが無いスマートフォンは、ちょっと買えないレベル。
