2010年8月9日月曜日

EOS 7DのEOSムービーで撮る、夜明け前から早朝の蔵王














EOS 7Dが手元にある嬉しさから、いても立ってもいられなくなり、先日、ずっと考えていたけれどまだ一度もやる事が出来ていなかった旅、夜明けの蔵王に行って来ました。

EOS 7Dのハイビジョン動画撮影機能「EOSムービー」で撮影。
マニュアルモードで、撮影前に露出やピント位置を決定してから撮影
撮影途中には、一切その変更はしないようにしています。
EOSは、まだ撮影中にリアルタイムにパラメーターを変化させるような撮影は苦手。
逆に言えば、それをしないように心がけさえすれば、かなり強力なハイビジョンムービーカメラ足りえるのではないかという、かなり強い手応えを感じ始めています。

NDフィルターは持っていないし、シャッター速度は基本的に1/60秒にしたいので、露出はISO感度と絞りでコントロール。一眼レフの絞り値は幅広いのでそこそこ何とかなりそうです。

使用レンズは
EF-S 17-85mm F4-5.6 IS USM
EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM
SIGMA 15mm F2.8 EX DiagonalFishEye
SIGMA 30mm F1.4 EX DC HSM
ビデオカメラではどうにもなりにくい、超広角レンズによる胸のすくようなワイド画角の映像が、思う存分に撮影できるのは感動するしかないです。

夜明け前の、肉眼ですらも薄暗い状況の中でさえ撮影が可能なEOS 7D。素晴らしい。

最終的な視聴は、パナソニックのプラズマビエラTH-P37X1になるのですが、ブログに掲載させて頂いております、ハイビジョンムービーからの静止画切り出しでも、その高い映像クオリティは感じて頂けるのではないかと思います。

本当に普通に流れている動画から、EOS ZoomBrowserEXでポンポン適当に切り取った静止画が、一昔前の200万画素デジカメの写真を凌駕するクオリティなのですから、まさに21世紀を感じる瞬間でもありますね。

本家ハイビジョンカメラのHDR-XR500Vも、まったくその高いクオリティには脱帽しますが、EOS 7Dは、やはりAPS-Cという、(NEX-VG10が9月10日に発売されるまでは)家庭用ビデオカメラにはあり得ない、常識埒外の超大型センサーであるため、観たことも聴いたこともないような表現力です。

家庭用ビデオカメラでは常に厳しかった各種の能力・・・ダイナミックレンジの広さ/豊かで美しい色彩/シャープネス処理に全く頼らない自然なディテールの拾い上げ/高感度撮影能力・・・これら全てが一気に手に入っているわけです。

ビデオカメラの画質の常識を全て打破してしまったEOS 7D。
それに対抗するNEX-VG10。
ライバルは大切だと言いますが、長い間、業務用機種に配慮した小幅な進化しかして来なかった家庭用ビデオカメラが、EOSムービーの登場によって、HDR-XR500Vや、NEX-VG10など、急ピッチで革命的な機種を誕生させ始めているのも、やっぱり嬉しいですね。
ハイビジョンは本当に面白くなっている。