2012年1月9日月曜日

PSVitaのメモリカード残量対策について

今回の記事では、PSVita(プレイステーションヴィータ)のメモリカード残量対策について書かせて頂きたいと思います。

ヴィータのアプリケーション(ゲーム)は、数百メガバイトやギガバイトクラスの、とにかく桁違いに大容量のものが揃っており、その受け皿となるべきストレージ(メモリカード)の容量は、現時点で最高容量であっても32GBでしかなく、ちょっと心許ないのが現実です。

しかも、ヴィータには厄介な制限があって、PSPのようにアプリケーションを利用に先立ってPC等の母艦側でダウンロードしておく、という事が出来ません。
現時点では必ず最初にヴィータにダウンロードしないといけない設計になっています。
ヴィータのメモリカード残量が無かったらそこでもうアウトというわけです。

しかし、そこは今はしょうがないとあきらめる事にして、一旦ヴィータにアプリ(ゲーム)をダウンロードしたらこっちのもの、コンテンツ管理を使ってPC等の母艦側にバックアップをする事は可能です。(PCであれば、PC側にコンテンツ管理アシスタントというソフトをインストールしておく必要はあります)

ヴィータにダウンロードしたアプリは、すかさずUSB2.0ケーブル(専用端子品)で接続してPC側にバックアップしておけます。
このメリットは、PCにアプリがバックアップされているため、ヴィータから自由にアプリを消してメモリカード残量をどんどん空けておける点にあります。

もちろん、ヴィータは、特にPC等母艦側にバックアップしなくても、本体から消したアプリをいつでもPSストアのダウンロードリストから元に戻す事は可能です。
ただ、数百メガバイト、ギガバイト級のファイルをそのたびにネット越しにヴィータ本体にダウンロードするのは、時間的にもかなり長くて大変です。
何本も戻したいとなったら、最大5分でスリープしてしまうヴィータの仕様(現時点)もネックになってしまい、実用上、このダウンロード作業が嫌になってしまって、結局はヴィータから軽々にソフトを消しておけない・・・残量は我慢するか、という事につながってしまうのではないでしょうか。

一旦PCにバックアップしておけば、復元はUSB2.0の高速転送でいつでも軽快に行えるわけですから、「メモリカードの残量を増やすために、とりあえずアプリを消す」という行動がより現実的になるわけです。

ヴィータには、PSPで言うところの「Media Go」のように母艦側ソフトから操作する必要が無いという特長があります。
接続したら後は全部ヴィータの画面から簡単操作という方式になっています。
バックアップしたアプリを元に戻す時も、ヴィータ側にアプリの一覧表が表示されるから、そこから選ぶだけで本当に簡単。

このあたり、一度使って慣れてしまえばしめたもの。
母艦との連携と言いますが、実はPSPよりもヴィータの方がずっと簡単なんです。

メモリカードの残量対策なんて大げさな言い方をしましたが、要するに、いかにアプリを消しやすくするかという事ですね。


残量なんて、将来的に、128GBや256GBのカードが手頃な価格で販売される時代なれば気にする必要もなくなるんでしょうけど、ヴィータのライフサイクルの間にそこまで行くのか謎。
コストの話もあるから、なにやら32GB時代が当分は続きそうな気配です。