2012年5月6日日曜日

みんなのゴルフ6は、ヴィータにプリインストールしても良い程の力作!!

ゴールデンウィークの記念に、PSVITA(プレイステーションヴィータ)用ゲームソフトの「みんなのゴルフ6」を購入してみました。

私の周りでは本物のゴルフやってる人が多くて、全くゴルフ知らない私はちょっとだけ焦り。
でも練習はともかくコースに出るとかなりお金がかかっちゃうみたいで、色々と私にゃムリ。
ゴルフ知らないというのもあるし、まず本物よりも、ヴィータの「みんなのゴルフ6」で遊びたいぞ・・・というわけです。

いやーホントに久しぶりのパッケージ版、PSVカード版ソフトの購入です。
すっかりゲームの購入は、PSストアからDL版になっちゃっているので、このまま(私所有の)PSVカードってフェード・アウトしちゃうかなーとか思ってました。

購入する時に、すごく丁寧に「ピーエス・ヴィータ版のソフトになるんですが、よろしかったですよね?」と確認されて、まだヴィータは普及していない新参ゲーム機なんだなぁと痛感。

PSPとか買っているくらいのユーザーでも、ヴィータの特長とか全く伝わってなかったりしますからねー。ヴィータ普及の道のりは、現状はまだ全然ムリっぽい。

PSVカードはやっぱり小さいですね。
本体のメモリカードを圧迫しなくて済むのがメリットとは言え、ソフト本体がソニーのサーバーに保存してもらえているDL版と違って、PSVカード版はこの小さいカードを無くしたらそれっきりで終わりだからちょっと怖い。

DL版だと時と場所に関係なく、いつでも欲しくなったら即購入出来るから、比率的にはこれからもDL版メインかも知れない・・・。

PSVカード版といっても、起動すると、本体のメモリカードに環境を構築しある程度の容量を食べてしまいます。

まぁ、ゲーム本体分の容量をギガバイトレベルで節約出来ると思えば、何のこれしき、かな。

PSVカード版でも、DL版と同じように、ホーム画面にアイコンが出てきます。
特に区別が付かないので、PSVカードとDL版が激しくごちゃ混ぜになった場合なんかは、覚えていないと肝心な時にやりたいゲームを家に置き忘れてアイコンだけー状態になりそうで怖いかも。

さてゲームを起動してみます。初心者用キャラクターの「ユウナ」が一番最初に表示されるので問答無用で選択。
初心者というか、私はゴルフのルールも全く知らないんだけど、プレイ出来るもんなんだろうか。
麻雀は完璧にムリだったけど、ゴルフはどうかなーというチャレンジも含めてのプレイになります。

それっ、ゲーム・スタートだーっ!!(練習モードで)

(!!!)おわぁーっ。ヴィータすげぇっ!!
実機よりも劣化する仕様のスクリーンショット撮影機能の画像一枚では分からないと思いますが、風によって木の葉がさらさらと舞い散り、太陽の光がリアルに周囲を照らす、ゲーム画面の中に空気が詰まっているように思えちやう。

土の水分とか、春の香りまで漂って来るように錯覚してしまうぞこれ。

ヴィータは次世代の携帯ゲームマシンと言いますが、仮にソニーが「これは次世代じゃない」と言ってももうダメよってくらい完璧に次世代だなぁと。
何を言っているんだお前は、と思うでしょうが、とにかくヴィータスゲーっ。

(!!!)おわぁーっ。ヴィータすげぇっ!!(またか)
カメラモードですが、これが噂のAR(現実拡張)かーー。
ヴィータを360度自由に動かすと、その方向にあるゲームの風景が、まるで現実のようにヴィータの画面に映るんですよね。
最先端のジャイロシステムが組み込まれているヴィータなら、これくらい出来て当たり前じゃ!!と思うでしょうが、実際にその効果を見せられると、いやまいる。

なんか生まれて初めてプレイステーションでポリゴンゲームやった時みたいに、あっちこっち見まわって「ここには何があるんだろう、あっちには何が??」とワクワクした思い出が、完璧に復活した感じ。
しかもこの空、曇り空、今日の現実の空なんですよね。
空の部分を抜いて、背面カメラで写した現実の風景と交換出来るわけです。
へぇぇぇー。
本物のゴルフって、「新緑や紅葉を見に行くわ」とか言う人もいるし、風景の美しさも魅力の一つなんでしょう。ヴィータのパワーで一歩それに近づいた感じ。

言ったら「ARなんて今や当たり前」なのかも知れなし、確かに雑誌やWebの記事では知識として知ってはいたけど、実際に「みんなのゴルフ6」でその効果を見せられると、パーッとした気分になっちゃいますよこれは。へぇぇーヴィータだと、ゴルフゲームが、ゴルフしなくても楽しいじゃんかと。

それって現実のスポーツとかでも一緒ですよね。みんなとその場所に行っただけでも今日は良いかー、みたいな。

ゴルフ分からないまま、どこまで行けるかやってみてますが、決められた打数以内でボールをカップに入れれば良いくらいは分かるので、打つべし打つべしでGo。
野球とかみたいに、自分のペースで打球出来るから、なんか忙しくなくてじわじわ面白くなって来る感じが・・・。

ダブルボギーって何だ。まぁ調べればすぐに分かるのだけどユウナの表情が冴えないから悪い事なんだな、じゃあいいや。

しかし、くどいようですが、止まった映像だと分からないと思うんですが、ヴィータ実機だと微妙に光と影が動いていて本当にリアル。
ヴィータは、携帯ゲーム機と大型テレビゲーム機の垣根を撤廃したと言うけど、こりゃーなるほどなぁと。
(買ったまま、まだプレイしてないアンチャーテッドなんか、まさかもっとパワフルなんだろうか)

みんなのゴルフ6は、タッチパネルが面白いギミックとして作用します。
木をタッチするとガサガサ揺れたり、ユウナをポンポンすると呼びかけた事になるのか手を振って挨拶してくれたり。
なんか、進行に関係ないこういう遊び心って、ゲームの原点じゃないですか?
こういうのが作れるスタッフがいるんだから、プレイヤーは安心してついていこうって気になりますねー。
いいなこういうタッチ・ギミック。
ファミコンブームの時に裏ワザとか隠れキャラクター探すのが流行したけれど、隠しタッチギミック探しとか流行ると面白いなー。
岩を256回タッチしたら100万点入った(ウソテク)とか。嘘じゃだめだ。

何か随所にヴィータの処理能力の高さを感じさせる処理が混ぜ込まれていて、プレイしてて嬉しくなりますねこれは。
たとえば、十字キーの下を押すと、ユウナが芝生をむしってサラサラと落とし、風向きが分かるようになってるんです。
へぇぇ凝っているなぁ。超ドシロートの私にはまだ風がどっちでも同じですが・・・(まぁそういうもんです)。

カメラって、第三者視点だけでなく、ユウナ等のプレイヤーキャラクター視点もあって、実際に自分がそこに立っているかのような錯覚を与えてくれます。
足元のボールやクラブとか。

最初はテキトーに打っててもいいけど、下手な事やるといちいちキャラクターが悲しむんで、何とかがんばろうって気になってきますね。
だんだん打ててくると、欲も出てくるし。
あと、やっぱり風景がとっても綺麗。
ヴィータ実機の有機ELだと、Webのスクリーンショットとは別物の美しさなので、是非とも実機で見て欲しいですね。
パソコンも有機ELモニタが標準になれば話が早いのになぁ・・・。

ゴルフゲームって全然やらないのだけど、ボールを打つ時がまたかなり面白いですね。
パワーを長いゲージで決めると、ボールに向かってリング状のゲージが吸い込まれるように表示されるのですが、その二つをうまい位置でキーでバシッと選択出来ればナイスショットになるわけです。
慣れてくると、これにハマりそう。

それにつけても、まだまだ始めたばかりで気が早いですが、こんな良いゲームが発売日初日にもうあったんだなぁ・・・。
もっと早く買っておけばよかった。
やっぱりヴィータって、ゲームソフトにめっちゃ恵まれてると思う!! あーこのパターン、これからも多発しそう!!

しかし、ホント、これだけヴィータの機能と魅力をアピールするゲームなら、もうプリインストールしても良かったレベルですね。
ヴィータの弱点って、そろそろ「知名度が低い」「魅力が伝わってない」という点になりつつあるから、もうセットで出しちゃえとか思ってしまうわけです。
いやいや実際にやって欲しいという要求ではなくて、それくらいに、このゲームは良いと感じるって話です。