2012年7月7日土曜日

小雨の中、HDR-XR500Vフォトモードでガクアジサイの写真を撮りました

小雨の中、HDR-XR500Vフォトモードでガクアジサイの写真を撮ってみました。
カメラがとても小さいので、多少の雨くらい、パッと軽くタオル地のハンカチでも被せるだけで雨濡れ対策を済ませられるのも嬉しい。
写真は全て、ホワイトバランスシフト+4にして撮影。
露出は、適宜AEシフトを+1から+4に変動させてやっております。


広角端での撮影は、ワイドマクロ撮影可能が大きな魅力なんですが、レンズの明るさがF/1.8になるというのが一番大きいですね。
HDR-XR500Vは・・・残念ながら「絞りをF/1.8」にする、というマニュアル操作は不可能なんですが、AEシフト+4とかにして明るくすると、雨降りの暗い中でも絞りはF/2.0からF/2.4くらいにはなってくれます。
これくらい絞りが開いてくれるとと、6枚虹彩絞りによる美しいボケ味が楽しめますねー。


昔は、3センサーじゃないビデオカメラは絶対に買わないぞと思っていた時期もあったんですが、HDR-HC3というテープカメラの「紫」の色が、むしろ3センサーカメラよりも正確だと知って以来は、ロマンは別にしても、色の正確さにセンサーの数は無関係じゃないのかって思うようになり、1センサーに抵抗が無くなった気がする。

センサーの数よりも、映像エンジンの手腕が重要で、その点BIONZの色は旨い。
紫色が本当に見たままの自然な色合いで、これが出るならもう十分だなぁと。


近所の野良猫が通りかかったので声をかけてこっち見てもらって、最大望遠で撮影。
HDR-XR500Vは、600万画素フォトモード時(4:3比率)は換算492mmの望遠撮影が可能ですが、「Gレンズ」だけあって、あんな小さい12倍ズームレンズなのに望遠端でこんだけ写るもんなぁ・・・エクセレント。

ただ、AEシフト+4で猫の背中が白飛びしちゃったですね。
どんなに良く写るカメラでも、さすがに1/2.88型なりの限度はあるから気をつけないといかんですね。


しかしこの写真って、ハンディカムではHDR-XR500V登場以前は絶対に撮れないものだったんですよね。

従来、小型ビデオカメラは写真撮影に使えなかったのは、ひとえにボケが怒汚くて一瞬で気落ちしてしまうというのが大きい理由だったけど、HDR-XR500Vが宇宙から大気圏突入して来て全部変えちゃった感じ。

もうHDR-XR500Vは古い部類のカメラなんですけど、あまりにも存在感が有り過ぎて、日々新製品のようなウキウキ感が続いてるんでヤバいです。

たとえ裏面照射センサーが搭載されてなかったとしても、虹彩絞り採用のビッグニュースだけでもこのカメラを購入したかも知れない。

スペックの数字だの、解像度がどうこうは、虹彩絞りが無かったら何の意味も無い話に落ちてしまうくらい。


ただ、1/2.88型センサーは、さすがにハイライト伸びは弱い。
AEシフトで明るさを上げて撮影すると、やや階調が苦しくなるかな?
炎天下とかピーカンの中になると、さすがにEOS KISS X2にはかなわなくなるけれど、それも撮り方次第で何とかなりそうだと思わせるのがHDR-XR500Vの良さか。

ちなみに、先日購入したシューティンググリップ + ファインダーでガッチリとカメラをホールドしての撮影なので、どんなアングルでも、写真撮影の面白さ・快適さは完全に一眼レフ並です。


ただ、このカメラ、写真撮影に本格投入した反面、ハイビジョン撮影は鳴りを潜めてしまいました。
EOSムービーの1080/30pを見てしまうと、プログレッシブの良さが身に染みてしまって、インターレース映像を撮る意欲が減退してしまったのが正直な所。

HDR-PJ760Vなら、1080/60pでの撮影が可能かぁ・・・。いいなぁ・・・。