2012年10月27日土曜日

小さくて上質なミニボールペン、ゼブラ「SL-F1ミニ」

さすがに今月はもう新しいペンは手にしないだろう、と、思っていたら、以前ネットで注文していたミニボールペン「SL-F1ミニ・ライトブルー」が郵便で到着しました。

以前、店頭でちらっと見て「これは良さそうだぞ」と思ったものの、他の用事にかまけて買わないまま気になっていたボールペンでした。


このボールペンは、収納時に8.3cm、使用時には伸ばして10.7cmになる携帯用ボールペンです。
複雑な伸縮構造を与えられているのにも関わらず、定価ベースで300円と廉価である事から、「安かろう悪かろう」な製品じゃないか?と思いやすいペンですが、実際手にするとその上質感には見るべきものがあります。


伸縮時の姿を、携帯電話用のストラップ人形と並べて撮影してみました。

このSL-F1ミニは、華奢なボディの不利を覆すために、オール・メタルのボディが与えられています。
ペン本体のメタリック塗装や、クリップ等のクロームメッキも手抜かりなく、非常に丁寧な仕上がりです。
先日購入して感心させられた「パイロットの多機能ペン・エボルト」がそうだったように、このSL-F1ミニも、せっかくの丁寧なメタリック仕上げを台無しにしないよう、社名のZEBRA以外の書き文字を全て排除し、安っぽくならないように最大限度の注意を払っている印象です。


SL-F1は、伸ばす事によってペン先が内部から繰り出され、筆記が可能になります。
全長10.7cmは確かに普通のボールペンより随分短いのですが、短いからこそ、ペンの全長いっぱいをホールド出来るので非常に軽々とペンを走らせる事が出来ます。

華奢な見かけに反したオール・メタルの高剛性ボディを持っている、というキャラクターは非常に興味深く、大きくて立派なペンとは別な滋養を筆記者の心に与えてくれるペンではないかな?と思います。

もちろん使い捨てではなく、替え芯が用意されていて末永く使えそうなのもポイントが高いですね。

店頭で一目惚れした「セーラー万年筆・優美蒔絵・麻の葉」に癒される

仙台の文具店にて、一目惚れしてしまったペンがありました。

それは、セーラー万年筆の多機能ペン「優美蒔絵・麻の葉」です。


全く少しも購入予定になかったのですが、あまりにも心を動かされたため無理して購入。
白が眩しいセーラー万年筆のギフト用包装紙で包んで頂きました。
この包装紙も大切に仕舞っておく所存であります。


優美蒔絵は専用のケースに入れてもらえます。
とても立派で、良い物を買えた気持ちがさらに高ぶってきますね。

もう言ってもしゃあないですが、同じお店で買わせて頂いた、価格が二倍も上の「ぺんてる社・ランスロット5シリーズ・シルバーリーフ」は、裸のまんまで紙袋に突っ込まれてたのですが・・・この扱いの格差はどういう基準・・・!?。


ケース本体の素材はプラスチックですが、カラーリングとフォルムは、まるで硯入れを思わせてくれる和装が気に入ってニッコリ。


ケースを開けると、メタリックブルーとゴールド仕上げの「優美蒔絵・麻の葉」ペンがその姿を現してくれます。

それにつけても、このペンを見ると、ネットのみでの買い物の難しさを思い知ります。
ネットでは「優美蒔絵」シリーズの数々を見ていたのですが、色々な図柄が存在している中で、この「麻の葉」は、地味っぽく見えてしまって、正直、完全に無視していたのです

ところがしかし・・・


うわぁ!!なんて素敵なペンだ!! と店頭で一目惚れしたら、それがネットでは無視していた「麻の葉」そのものだったのです

立体加工された麻の葉の模様は、実際に見れば、地味なんてとんでもない話でした。
古き良き日本の伝統美が輝いていて、心の中に妙な懐かしさを呼び起こしてくれるのです。
しかも、決してそれ一辺倒ではない若々しさや鋭さも穏やかに表現されており、癒されながらも慈しみたくなるペンに仕上がっています。



このペンを彩る「麻の葉」の模様って、昔は、生まれた赤ちゃんにこの模様の着物を着せて健康を祈願したそうです。
母に聞いた所、私も生まれた時に、この柄の着物を着せてもらっていたそうなんです。
何というか、このペンに強烈に惹かれたのって、そういう記憶がどこか心の深層に残っていたからかな・・・。
一本のペンというけれど、気に入ったものとの出会いは本当に尊いものだなぁと思います。


「優美蒔絵・麻の葉」の、この麗らかな雰囲気と言ったらどうでしょう!

パーカーやウォーターマンのような、舶来品が持つ円熟した美も素晴らしいですが、日本にしか出来ない「和」の美を堪能すると、自分が日本人に生まれた非常な幸運を噛み締めたくなりますね。


例によって、最近の日課にしてる自己流・ペン字練習で沢山の字を書いてみました。

このペンは、軸の太さや重量バランスが極めて良く、軽やかで自然な書き味を楽しめますね。

確かに、高級ラインの「ぺんてる社・ランスロット5シリーズ」と比較してしまうと、多機能ペンという構造上の弱みもあってか、書きながらペン先からカチカチと音がしたりするため、気になる方は気になるかも知れません。

ランスロット5のような絵に書いたような高級ペンとはいきませんが、このペンは、「日本ならではの特長を持った立派なペンが欲しい。それもお手頃価格で。」という欲求に極めて高いレベルで応えられているのは確か。

とても良いペンなので、もう一本「枝垂れ桜」などの、他の図柄バージョンも持ちたいくらいですね。
これから、セーラー万年筆のペンにも、大きく注目させて頂きたいなと思います。

2012年10月26日金曜日

予定外の高級ペン「ランスロット5シリーズ」LCP51ZAシルバーリーフ・シャープペン、まさかの購入

今日は私と母の通院検査があって休んだのですが、その帰りに仙台の文房具屋さんに寄って、ネットで見て欲しかったペンの実物を見てきました。

母と一緒にペンを見ていたら、母が「ぺんてる社 ランスロット5シリーズ」を異様なまでに気に入り、どうしても欲しいというのでプレゼントしました。

もちろん私のカードで支払いを済ませましたが、1本のペンに対する支払い金額では最高記録を更新。
でしたが、高級ペンなのに、紙袋に裸のまま他の小物と一緒に詰められて、取扱説明書も紙袋の中に投げ込まれているという手荒な船出で、軽くYOUはSHOCK状態

さらに、ダメ押しのショックが。

予定外の出費だけど、母に喜んでもらえた嬉しいからOK!! って思ってたのにその母から衝撃発言が。
めちゃくちゃ親っぽい口調で
やっぱりこのペンは良いものだから、あんたの物にしなさい。

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え ! ?
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というわけで、全然予定してなかった高級ペン「ランスロット5シリーズ・シャープペンシル」が、自分の支払いの元で何故か私の手にあるという不思議現象が起きてしまいました。

一応母との共有という事にしたんですが、母は同時にプレゼントした"楽天イーグルスのシャープペンが気に入ってそっちを使うそうです"


(追記)
楽天イーグルスシャープペンは、ゼブラ社が作っているオフィシャル認定グッズ。
れっきとしたMade in Japanで、イーグルスのマスコットキャラである「クラッチ(ブルー)」「クラッチーナ(ピンク)」を表現しているようです。
正直、握り心地も書き味もこれで十分だというクオリティなんですよね。
消しゴムキャップが透明ドームになっていて、モンブランのスターウォーカーのホワイトスターが浮かぶドームを彷彿とさせ・・・すみません・・・言ってみたかっただけなんです。

ちなみに、母からクラッチくんのブルーを逆プレゼントされて恐縮しております。


こんな展開があっていいのか・・・欲しいなぁと思っていたラミー・スクリブルや、ファーバーカステル・エモーションじゃなく、ぺんてるランスロット5シリーズ・シャープペンが今日私の手にあるって・・・

いや、こんな良いペンに対して文句を言うとかじゃなくて、あんまり無い展開なので反芻してるだけなんです。

紙袋に詰められたランスロットも可哀想なので、モンブランを飾っていたワイングラスに入れて写真を撮ってみました。


しかし、何はともあれ、「ランスロット5シリーズ・シャープペン」は、さすがにぺんてる社の高級ラインのペンだけあって、滑りにくい素材の樹脂を、黒い大理石を思わせる上品で威厳のあるボディに仕上げており、確かに上質を知る我が母が見立てたペンだけはあるなぁと感心しきり。

見た目だけではなく、握ると、素材の良さなのかな? ペンの表面が指に吸い付くようでしっかりとホールドする事が出来ます。

(追記)
解説書をよく読んだら、樹脂には「セルフ・リカバリー・コーティング」といって、小さな擦り傷くらいであれば自己修復する(!!!)コーティングが施されているそうです。
これが吸い付きの効果ももたらしているのかな?すげぇ・・・


(追記2)
このモデルを購入後に調べてみたら、型番はLCP51ZA「シルバーリーフ」といって、擦り傷の自己修復機能を持ってる特別なラインのようです。



ランスロット5シリーズのハイ・パフォーマンスを感じるのは、実際に筆記した時です。
店頭にて、多機能ペンバージョンと迷ったのですが、0.5mmの芯先からペン尻まで鋼鉄材が一本通っているような揺るぎない剛性感は、このクラスでなければなかなか感じ取れないものです。


さっそく沢山の文字を書いてみましたが、重さが決して障害ではなくて筆記のバランスを取る適度なウェイトになっているため、書くのが非常に楽しいシャープペンシルになっています

予定していなかったから最初は戸惑ったものの、こんな良いペンが手元にある僥倖を喜ばなくてはバチがあたりますね。

モンブラン・Sライン・シルバーライン万年筆に、新インクセット!!

しばらくインク切れにより洗浄・休眠させていた「モンブラン・Sライン・シルバーライン万年筆」ですが、仙台の文房具店さんからモンブラン用インクを買っていよいよ復活してもらう時が来ました。


文房具店さんは、「昔のモンブランだと、今のインクカートリッジが入らない可能性もあるから、買って行って大丈夫か?」と心配して下さったのですが、もし駄目でも、(予定は全く立てられないけれど)スターウォーカー・ミッドナイトブラック購入の暁には確実に使えるからいいや、と購入。

ブルーとブラックでちょっと迷ったのですが、ブラックインクを購入しました。

写真の背景に置いてあるグラスは、クリスタルのワイングラスで休眠中のモンブランを飾っていたものです。


インクカートリッジは、ちゃんとセット出来ました。
ここでセット不可能なら、インクは(くどいですが予定は立てられていないです)スターウォーカーのために休眠、Sラインは・・・どうしよう!?って頭を抱える所だったので(平気ではいられないですよねぇ・・・)、ほっとしました。


ちなみに、インクが出てくるまで1分間くらいかかりました。
やっぱり、このモンブラン・Sライン・シルバーラインは、どれくらい酷使されたか分からないし、もうかなり古い万年筆だから、どこか傷んでいるのかなぁ。

この先、引っかかるような難点が出てきたら、万年筆のクリニックみたいな所を探して診て頂くか・・・。

おおおー・・・書き味はやはり抜群ですね。
ペン先も適度にしなって気持ち良いし、モンブランのブラック・インクも非常に力強い漆黒でココロに染み入りますね。

ただ、一日経過後に書いた時にちゃんと出てくれるのか?というのが心配な点であります。

2012年10月24日水曜日

まさに星明かり。ウォーターマン・メトロポリタン・スターライトGTのプレシャスな輝きにうっとり

生まれて初めて、フランスの高級シャープペンシルを購入してみました。
ウォーターマン・メトロポリタン・スターライトGT」です。

今月はさすがにペン購入のペースが速過ぎるから抑えようとも思いましたが、このペンは、実はもう生産終了になっており、流通在庫のみの希少品である事が告知されておりました。
ここで買わなければ絶対に後悔する羽目になるだろうと、家族の同意も得て思い切ってAmazonに発注していました。


ウォーターマンの外箱です。
Webではずっと見ていた社名ですが、実際に本物が家にあるのだなぁと思うと、感慨深いものがありますね。

仕事が忙しくて先ほど気力ボロボロで帰宅したのですが、Amazonの見事な仕事っぷりによって、予想よりずっと早く到着してくれたこのペンを手にしたら、疲れが癒されて気力も充実して来ました。

その勢いでもってこうしてこのブログ記事も書かせて頂く事が出来ましたし、仕事だって、また明日も頑張れそう(いや、何がなくとも絶対頑張らないといけないけれど)。


外箱を外すと、いよいよ内箱です。
んん? 何かベタッとした感触だなぁと思ったら、箱に塗装してるんですねー・・・へぇぇ。
おお、異国情緒たっぷりと言うか、まさに舶来品という感じでニッコリしてしまいますね。


うぉぉ・・・なんだこの輝きは!?
いよいよ箱を開けると、明らかに尋常じゃない輝きを放つ細身のペンが姿を現してくれました。

おおお・・・こりゃ確かにスターライト(星明り)だねっ。

この半端じゃない輝きには理由があって、何と、貴金属である「パラジウム」でペンをコーティングしてあるからなんですね。


パラジウムでその身を包んだ、貴金属コーティングのペンかー・・・
ペンなのだから、シャープペンの芯の粉を浴びながらガシガシと筆記しないと失礼にあたるとは思いつつ、人情として、何だかこのまま飾っておきたい気持ちにもなりそう。


メトロポリタン・スターライトGTは、ノック式のシャープペンではなくて、本体の軸をひねると芯が出るタイプなんですよね。
実は私、ノック式以外のシャープペンはこれが生まれて初めてで、めっちゃ新鮮であります。
新鮮と言えば、今まで金属光沢のペンは数々見てきましたが、ここまでパーフェクトな輝きともなると、全然レベルが違ってて軽くショック。


もはや質感がどうのこうの言っている場合ではない、プレシャス・メタルのずば抜けた輝き・・・小さくて細いペンなのに何だ気圧されてしまいそうです。

ここまで宝石みたいなペンだと、もう書き味なんか悪くてもいいやって気持ちになって来たりしますが、ペンの命は書き味だからそうもいかないです。

というわけで、ちょっと試し書きをしてみたわけですが、決してあなどれない良いものでありました。

パラジウムをまとった金属ボディは、かなりの剛性感があり、単にきらびやかなだけではないのがすぐに分かります。

ただし、ここまで突き抜けた美しさだと、指紋が目立つのが悩みになるかも知れないですね。
スターライトを指紋で曇らせて!! みたいに怒られそう。

それは、これからどんどん使っていく上で考える事ですかね。

このペンは、決して茶化したりからかったりするわけではなく、良い意味で「おフランス」の夢を見させてくれるものなのかも知れませんね。

2012年10月21日日曜日

パイロットの多機能ペン「エボルト」の金属光沢にシビレる

仙台ロフトで、とんでもなく立派で「良い物」感に溢れる国産ペンとめぐり逢いました。
ネットで見て知ってはいたのですが、実物は初めて見た「パイロットのエボルト・グレー」です。


エボルトですが、金属の美しさを主張する強い光沢が見事で、価格帯をゆうに超える質感を溢れさせていますね。
これは惚れ惚れする輝きだなぁ・・・色名はグレーではありますが、どっちかというと「ガンメタリック」と呼びたいなぁと思います。

高級感を保つ配慮が実にキチッとしてて、安っぽく感じる大きな原因の一つと思う「本体への目立った書き文字」もなく、余計なスイッチ類もなく、1000円クラスでこのクオリティを出せるパイロット社はスゲェ。


確かに最小限度の書き文字はありますが、カラーリング、フォント、位置、全てにおいて高級感を損なわないようにパイロット社のデザイナーさんが熟考したんだなぁと思わせてくれて、逆に心の中の感心ゲージがグングン上がっていきますぞ。

ペンの名前である「エボルト(EVOLT)」の下のモード表示が特に秀逸かなっ。
シャープペンを05(0.5mmの意)、赤ボールペンを「R」、黒ボールペンを「B」とシンプルなイニシャル表記にして、配置バランスもこれしかないくらいの勢い。
このクラスで、ここまで一流の気づかいをしてくれているって、そうは無いような気がしますね。


社名のPILOTの下に、誇らしげに輝く「JAPAN」の文字は嬉しい。
実態はともかくとしても、JAPANの文字があるだけで、ものすごい上質感を感じるのは確かであって、それだけのブランド・パワーを産み育ててきた先人と、今それを継承している人々はまさに宝ですね。


さっそく、エボルトを本格的に「自己流ペン字練習」でバッシバシ使ってみました。

手にとった時は、金属のつるつる感があって、滑りやすい?と思いましたが・・・。
なんか、少し使うと指先にわずかに汗をかくもんで、それが滑り止めになって特に問題を感じなかったです。
ただ、そりゃ金属だから指先がカラカラに乾燥してる時は滑るかなという気はします。

細くて砲弾型のパーカー・ジョッターが手にジャストフィットする私なもので、なかなか太めの軸を「最高だ」とは評せないものがあるのですが、どんどん書いても疲れないし、太軸が好きな方にはバッチリなのではないでしょうか。

シャープペンモードでは、ペン先もカタカタしたりせずに剛性感があってヨイですぞ。
メインのシャープペンとしても立派に使えるかな。

ただ、ノックやモード切替時に発生するカチャカチャなメカの作動音に関しては、そりゃーしょうがないんだけど、クラスなりの物だろうなという気はします。


赤と黒のボールペンは、書き味やインクの乗り等を含めて、可も無く不可も無いごく普通のあの油性ボールペンそのままです。

このあたりは、三菱鉛筆が誇る感動インク「ジェットストリームインク」ペンの前には一蹴されてしまうだろうとは思いますが、まぁ普通のボールペンじゃ駄目だ、などという場面は無いので問題ってわけじゃないです。
書き味が特に目を引くものではないというだけです。

でも、油性ボールペンの基準がジェットストリームになると、色々と辛いかも知れない。
というか、万年筆と同じようにジェットストリームは別ジャンルと考えてしまわないといけないのかな。

うーん・・・有名なアニメーションの「機動戦士ガンダム」に例えると、特に「ザク(一般的なロボット)」でいいけど「ガンダム(無敵の強力ロボット)」に来られると困る感じ・・って逆に全然分からないですか・・・すみません・・・。


エボルトは、1000円という手頃な価格帯で、とてもそうとは思えないくらいの高級感と、多機能ペンならではのオールマイティな実用性が揃ったかなりハイレベルなペンかなというのが、第一日目の感想ではあります。

それと、価格帯を超えて贈答品としても応えられるハイレベルだという印象もあります。

プラス社の修正テープペン「ホワイパーラッシュ」を使ってみました

仙台のロフトにて、プラス社の修正テープペン「ホワイパーラッシュ」がありました。

おおっ、てくらいにデザインが気に入ったので選んでみました。

カラーリングも爽やかで、パッケージに書いてある「素早くインクを吸収」「上書き文字に強い!」というのも、まさに私が求めていた要素でありました。

修正テープで消したら、だいたいはそのままにせずに、テープの上から新しい書き込みをしなっきゃならないんで、上書き文字に強いってのはググッと来ますよ。


パッケージから出したホワイパーラッシュです。

おお、緩やかな角張りと砲弾型フォルムが実にヨイゾ。
ペンのように天冠の部分をノックすると、修正テープのペン先が「カチッ」と出てくるのも気が乗ります。

このフォルムで、シャープペンやボールペン版が出たら欲しいと思う!!

三菱鉛筆のピュアモルトとか、ドイツのファーバー・カステルの「エモーション」とか、砲弾型って好みなんですよね。

ちなみに、背景にあるバスケットパターンの表紙の手帳は100円ショップで購入しました。
この手帳を見ると、メカニカルなものはまぁともかくとして、「100円ショップもやるなぁ」と思えるものはまだまだありますね。
言うまでもないですが、得手不得手は何につけあるもんですね。


さて、実際にテストで使ってみると、テープの出方は引っかかりもなくスムーズ。
100円ショップの極度に安いモデルと違い、テープがローラーから外れないようにするガードレールがあって、多少ラフな使い方にも負けなさそうだし、メカの動きはずっとスムーズ。

テープがたるんでしまっても、ちゃんとマイナスドライバーか何かを使って巻き直し出来る穴もあるし、基礎がキチッとしているのはやっぱりいいなぁ。

そして、砲弾型フォルムだけでなく、人差し指で本体を押さえるためのゴムグリップも付いてて、まっとうに握りやすいペン、といった趣です。

肝心の塗った(貼った)テープへの上書きは、念のため20秒くらい待ってから、赤ボールペンでやってみました。

筆圧を軽く書いたからか、ペンの中へのカスの巻き込みも数文字では問題にならない感じで、本格的な使用への期待感は高まります。


それと、嬉しいのが、ホワイパーラッシュは使い捨てではない点ですね。
テープが無くなってしまったら、このようにスポッと本体を上下に分解して、交換カートリッジをセットするだけでまた復活出来ます。

修正テープペンならではの、透明ボディから見えるローラーの歯車が、これまた男心をくすぐるアクセントにもなってるし思わぬ良い買い物だったかも知れないですね。

本格的な使用はこれからですので、それ次第というのもありますが。

悲しかったり、楽しかったり、自己流のペン字練習つづけてます

かっこ悪い字を少しだけでも綺麗にしたくて始めた「自己流のペン字練習」ですが、毎日続けています。

自己流だけあって、正式なペン字やっている方からは笑われるでしょうが、まぁ、しゃあない。
自分で「こんな感じでいいのかな」的にパソコンで作った練習用シート印刷して、それにひたすらペンを走らせるだけですからね。


でも、ペン字練習というけど、好きなペンを大いに使うことの出来る楽しい時間でもあるんですよね。
今朝は、木軸シャーペンの「デルフォニックス・ミニ」の出番です。
完全に昔懐かしい木軸鉛筆の感覚なので、学生時代に戻って、ノートにあれこれ書きまくっていた記憶が蘇ってくる感じで良いですねー。
このシャーペンは、汚れや傷にとっても弱いのが見え見えなので、取り扱いには本当に気をつけてあげないといけないのが弱み。
いや、そういうのも含めて良いのかも知れないな。


デルフォニックスでもって、自分的に一番なりたい手本の「正楷書体フォント」の形に近づけるように、ひたすら筆記すべし、筆記すべしっ。

最初は「ま」、「を」、「れ」の形が壊滅的にかっこ悪かったけど、ちょっとだけマシになって来たかも。

「あー、うまくいかないなぁ」と悲しくなりながら、「おっ、分かった」ってなる瞬間の楽しさのために頑張る感じかな。


書くのも大切ですが、書きながら「どうして形が気に食わないのか?」という分析も大切ですね。
自己流ペン字だから、添削も自分でやらないと。
ただ、完全に手本の正楷書体と同じにするつもりもないんです。
微妙に「ここはこの方が良い」という、自己解釈を盛り込んで、もりもり流の新生字体を確立したいんです。
字が下手なくせに何を偉そうな!!と怒られたら、全力で謝罪いたします。
決して偉そうにする話ではなくて、単純に「どういう方向性で頑張るのか、説明してみろ」と問われた時に、「こうなんですよー」って答えなんであります。

でもですねー・・・。
まだまだ付け焼刃の状態なんですよね。
仕事で咄嗟のメモとか書くときに、まるでバックアップを戻してきたかのように昔の字に戻ったりして、もうガックリ来てしまったりする。

付け焼刃から脱却するために、精神論じゃないですが、ガッツでガツガツやるしかないのです。


話は変わります。
■パーカーのインクが到着!!■

先日、生まれて初めて自分で購入した万年筆、イギリスのパーカー社(文具のサイトで見ても、イギリス扱いになっているので・・・)のIM GT万年筆のために買ったブラック・インクカートリッジが到着しました。

どっこい、IM GTに付属のブルー・インクがまだ少し残っているので出番は先になりそう。

ヨーロッパのインクカートリッジは共通規格である、という話をネットで聞きこんでいたので、もしかしたら手持ちのモンブランSライン・シルバーラインに入るかな!?と期待して入れてみました。


やっぱり、と言ったら変ですが、このパーカーのカートリッジは駄目でした。
差込口の周りに円筒状の出っ張りがあって、これが邪魔して、物理的にモンブランSライン・シルバーラインには合わないのでした。

もう少ししたら、モンブラン用インクを買おう。

パーカーのインクが到着してから言うことじゃないですが、それにつけても、モンブランのSラインって、すーんごっくカッコ良いですねーっ!!

不人気か何かで速攻で廃番になって、もうこのスタイルは存在していないのですが、私の好みにジャストミートしているんですよね。
もしもこれを母が購入した当時に私が生きていて、なおかつモンブランが欲しい!!と思ってたら、間違いもなくこれを目標にしたでしょうね。
というか・・・何の努力もしてないのに、親から受け継いだだけで、自分の手にモンブランがあるのが申し訳ない気持ち。
死ぬまで大切に使わせて頂くのがせめてもの償いです。
あと、自分でモンブランを買いたいな。
オラぁスターウォーカー・ミッドナイトブラックが良いだべ。 買うと決めた!!とか断言すると不思議に駄目になるジンクスが私にゃあるので断言はしませんが・・・。

写真やビデオと並んで、手書きも「命」そのものだったんだなぁ

人様に想いを伝え残せる写真やビデオは、私にとっては命そのものでありますが、自分が生きた証を残すという意味においては、手書き(文字や絵など全て)もそれらに負けないくらい素晴らしいものだ・・・そんな当たり前の事に最近ようやく気がついて来ました。

いまさらですが、今から頑張る。

毎日の勉強時間の中に、自己流のペン字練習を組み入れてますが、できる限りの綺麗な字を、しかも速く書くのってやっぱり思った通り難しいですね。

休日出勤の時に、仕事でトラブルが発生し、その件について急いでメモをとらねばならない時とかあったんですが、後で自分の字を見ると悲しくなってしまいました。

でも、数学とかコンピュータのプログラムとかもそうですが、最初はもう全然分からなくて愕然としてても、しつこく食い下がっているうちにハタっと出来るようになる・・・ってパターンあるじゃないですか。
それを期待してしつこく頑張って行くしかないなぁと。

こういうのって、往生際っていうのは無いと思うんですよね。
駄目なら、もっとやる! それしかないか。


話は変わりますが、来月から、経済状態や品揃えが許してくれればという条件においてですが、いよいよ高額価格帯にある憧れのペンを買って生きたいなぁと思っています。

なんか・・・最近は、Webの筆記具販売サイトのペンコーナーがもう美術館と同等の空間になってます。

ただ、自分のものばっかり買っているわけにもいかないのが社会人の辛いところで、出来うる中で、決して「しょうがなく」では無い、買うペンに失礼にならない品選びで行きたいです。

悩みの種が、万年筆にするか、シャープペンにするか、多機能ペンにするか。

今のところ厳選したのが、以下のペンです。

■シャープペン■

・三菱鉛筆(日本) 0.5mm
 ピュアモルト・オークウッド・プレミアム・エディションM5-5015

・ウォーターマン(フランス) 0.5mm
 メトロポリタン・スターライトGT

・ラミー(ドイツ) 0.7mm
スクリブル・パラジュームコート・ペンシル

・ファーバーカステル(ドイツ) 1.4mm
エモーション・ウッド&メタル・ペンシル

■多機能ペン■

・プラチナ万年筆(日本)
 ダブル3アクション・螺鈿細工
ダブルアクション・スターリングシルバー

■万年筆■

※先日の記事で書かせて頂いた3本はそのままです。
・プラチナ万年筆(日本)
#3776センチュリー・ブラック

・ウォーターマン(フランス)
カレン・フロスティーブラウン

・モンブラン(ドイツ)
スターウォーカー・ミッドナイトブラック

※ただ、ステンレス・スチールペン先の手頃で良い製品は沢山あるため、折を見て色々選んでいきたいなぁと思っています。

2012年10月19日金曜日

自己流でペン字練習を始めてみました

ペンの良さに気がついたのは良いけれど、それをどんどん使いこなしてゆくために、自己流でペン字練習を始めてみました。

私の字は、「認識がしやすくて読み間違えはしないけれど、下手くそ」という評価なのでした。
仕事柄、PCがあれば事足りるだろうと思うとそれは違っていて、手書きする局面は非常に多いし、字をうまくしたいなぁという気持ちは強くなる一方でした。


そこで、パソコンで練習用のシートを作ってコピー用紙に印刷し、自己流でペン字練習を始めてみました。

毎日やってる勉強時間の中に組み込んでしまえーと。


ペンが好きになった私ですが、コンピュータに対して冷淡になったのでは決してありません。

私はコンピュータでご飯を食べていますし、その良さ、素晴らしさは骨身に染み渡っています。

コンピュータへの尊敬の念、感謝の念、憧れの念、全てをきちんと心に置いた上で、なお「ペンや手書きは素晴らしい」どんどんやって行きたいと思うのです。

デジタルの良さとアナログの良さ、両方の素晴らしさをこの身に刻んで生きていきたいなぁと。


ペンの素晴らしさは(ペンに限りませんが)、生活や仕事に直結し、なおかつ、自分の好みや良質なものを自由に追求出来る点にもありますね。

たとえば、パーカーIM GT万年筆は、価格的には入門編ですが、安いから駄目・高いから良いというのではなく、その書き味が気に入ったらそれがもう極上品なわけです。

ソリッドな書き味で、字を書く楽しさや素晴らしさを堪能できるこの世界は、果てしなく広くてワクワクしますね。

そういう気持ちでもって、根気強く頑張ってもう少し字を綺麗にしたいです・・・。

初めてPSNチケット抽選で当選しました

最近は、ペンの魅力とパワーにはまってしまい、ゲームに予算や時間を使えなくて困ったなぁと思っていたら、何とPSNチケット2000円分が当選したという通知が届きました。

抽選での当選は初めてです。
これは嬉しい!! ソニー本当にどうもありがとうです!!

私は、色々考える所があってスマホは買わないと決めたし、ゲームもモバイル情報端末としてもヴィータ一点張り。

時計やペンのように「良い物が欲しい」という期待に応えられるゲーム機が作れるのは、やっぱりソニー。
ゲーム機に限りませんが、自社のお金儲けばかり追わず、身を切り血を流しながら体を張って日本の意地を守る姿には頭が下がるばかり。

ヴィータの今後の展開にも大きく期待しています(PS4が出る時は、ヴィータを中心にしたシステムになるといいなぁ。)

万年筆は凄いっ

先日購入したパーカー「IM GT万年筆」ですが、リーズナブル・クラスとは言え書き味抜群。

低価格を実現するためステンレス・スチールのペン先にしていると言いますが、それでも、個人的な感覚ではありますが、ボールペンの中では最高レベルを誇る「三菱鉛筆ジェットストリームインク・ボールペン」でさえも、ちょっとかなわないのではないか?と思える気持ち良さなのでありました。

万年筆って、確かに、ボールペンと違って気難しい面がありますね。
構造上どうしても書ける角度に制限があったり、インクの乾燥問題で運用や管理が厳しかったり・・・。
しかし、万年筆は、決して「こだわったマニア向けのもの」なんかではなく、文字を書くことが決定的に楽しくなるという万人に向けた揺るぎ無い魅力を持つ筆記具じゃないかと感じています。

万年筆は上を見るとキリの無い高価格帯でもありますが、プラチナ万年筆社の「プレピー」や「プレジール」、ラミーの「サファリ」のように低価格な良品も数多いし、色々な選び方が出来るのも魅力。

私は、そんなに高いものは買えませんし、管理の問題から数もあまり増やせなさそうだけど、心から「良いなぁ」と思えた万年筆をスローペースで手元に揃えたい気持ちでワクワクしてます。

今のところ「いいなぁ」と思っている万年筆一覧です。

■日本代表■
・プラチナ万年筆社「#3776センチュリー」

■フランス代表■
・ウォータマン「カレン」

■ドイツ代表■
・モンブラン「スターウォーカー」

■イタリア代表■
・モンテグラッパ「ネロウーノ」

■イギリス代表■ ・パーカー「IM GT」(購入済)

持ち運びするペンケースや、身につけ方とかも色々検討しなきゃいけないかな・・・。

2012年10月17日水曜日

家の中を探したら、三菱鉛筆のEXCEED多機能ペンが出てきてくれました

家の中にまだ何か良いペンが眠っていないかなぁと探したら、何と、三菱鉛筆のEXCEED(エクシード)多機能ペンが出てきてくれました。

おおっ、と思ったのも束の間、シャープペン機能が壊れていました

いくらノックしても芯が出て来ないという状態でありました。

赤と黒の油性ボールペンは普通に使えて、しかも非常に使いやすいペンだったので、何とかフル機能揃えたいなと思って、ちょっと修理の真似事なんかをしてみました。


分解して調べてみると、いくらノックしてもシャープペンの芯が出てこない原因はすぐに判明しました。
シャープペンのペン先の中に折れた芯が詰まっているみたいです。
これをスポッと取っちゃえば解決だろうと思ったら、なんと、折れた芯が硬くて全然動かない・・・

製図用シャープペンシルの消しゴムに付いている針金をグリグリ押し込んでも駄目。

少しづつ針金で芯を破砕するという、なんか修理というよりは工事みたいな感じになってしまいました。

しかし、しばらく「工事」を続けた結果、何とか詰まった芯を除去する事に成功し、どうにかシャープペンシル機能が復活しました。


フル機能が復活したので、あらためて、黒ボールペン、赤ボールペン、シャープペンの三種類全てで書き味を試してみました。

ボールペンはごく普通の油性ボールペンで、可もなく不可もなくどんな場面でも活躍出来るタイプ。

ただ、ペン本体の太さと形状が程良くて、その使いやすさには見るべきものがあります。

カラーリングは、大きくハズす事の無い光沢ブラックとゴールドのコンビで、なかなか貫禄はあります。

手持ちのペンの中では、多機能ペンという事もあって、遊撃手的な位置付けで常備したいですね。

それにつけても、以前もEXCEEDが出てきたし、我が家は密かにEXCEED好きだったのか・・・。

2012年10月16日火曜日

我が目を疑う高級感!! これがパーカーか!! 「PARKER IM GT万年筆」のきらめき

先日注文した「パーカーIM GT万年筆」が届きました。

色々あって気持ちが凹んでいたのですが、一気にボォーンと凸状態にテンションアップ。
我ながら単純な性格でありがたい!!


おおっ。ちゃんと化粧箱入りで来てくれましたね!!

紙箱ではありますが、PARKERのマークも眩しく、表面の処理もかなり頑張っており、まだ箱を開ける前だってのに早くも色々と感心させられてしまいます。


うぉお!?何だこの高級感は!?
箱を開けると、シルバーとゴールドが渾然一体となった財宝みたいな輝きがズバーンと目に飛び込んで来ます。

ペンが乗っている台も、このままでショーケースに普通に飾れるであろうクオリティですね。

ペンは艶やかなリボンで固定されているように見えますが、これはただの飾りで、実際はその下に隠れているゴム状の紐でかなりきつく固定されていました。


びっくりしたのが、何と、フタの裏側にもPARKERロゴ入りのクッションが入っていた事です。

箱なんて使用には関係ないと思うでしょうが、やはり、ありがたみが違います。

もしかしてとんでもなく良いものを買ったんじゃないか??」という、嬉しさ急上昇な気持ちで製品を手にとれるってのは、小さな、しかし大切な幸せの一つではないでしょうか。

せっかくなので、フタを裏返してそこに「パーカーIM GT万年筆」を置いてみました。

それにつけても、どえらい立派っぷり。これ本当にリーズナブル・クラスの万年筆なのか!?
確かに、(当たり前ですが)材質はベース・メタルであるため、18金のようなプレシャス・メタルが持つ深みやドス黒い妖しさみたいなものは無いですが、期待を超える金属の上質感は存分に楽しめる感じです。





同時に注文したブラックのインクカートリッジは未到着でしたが、1本だけカートリッジが付属していましたので早速セットしてみました。

カートリッジが長くて、これまたビックリ。
母から受け継いだプラチナ万年筆社「ポケット」や、モンブラン「Sライン/シルバーライン」は、人差し指の第一関節くらいまでしか無い短さだったんで、今のモデルって皆長いのかな??とか思ったり。

あ、色はブルーなんですねー。

生まれて初めて自分で買った万年筆、いよいよ試し書きだー。

しかし、新品だからかな? インクが出てくるまで何十秒か待たねばなりませんでした。


試し書きをしてみると、スラスラと書きやすい!

パーカーIM GT万年筆は、価格帯を考えたら当然なんですが、ステンレス・スチールのペン先です。

しなやかさとかは出せないだろうから、どんな書き味なのか心配していましたが、金属の「しなり」みたいな、色気のようなもの薄い気がするけど、ちゃんと書くのが楽しくなるペンになっています。

青いインクは思ったよりも色鮮やかでウキウキしますし、青と言っても、ベタッとするボールペンと違ってさすがは万年筆、ちゃんと濃淡があって「万年筆ならではの」質感。

正式な書類にもドンドン使って行ける青という感じです。

持った感じは、金属と言ってもツルツル滑ったりもせず、ヘアライン仕上げというのかな? 指紋も目立ちません。

ううむ、こいつぁいいものだー。
一刻も早く仕事に使いたいですよー。