2013年2月11日月曜日

盤石! 日本の名筆「ぺんてるグラフ1000 FOR PRO(フォープロ)0.5mm」

先日購入させて頂いた0.7mm版があまりにも素晴らしかった!!
というわけで、どうしても0.5mm版も手元に置きたく「ぺんてるグラフ1000 FOR PRO(フォープロ)0.5mm」を購入に文房具屋さんにダッシュしました。

グラフ1000 フォープロは、定価ベース1050円と高額な部類のシャープペンシルなのですが、それにも関わらず日本のスタンダードとも言える盤石の人気と歴史を持った大勢から愛される名筆です。

0.7mm版の記事でも書かせて頂きましたが、一見してとにかくデザインが地味に見えますが、金属パーツには丁寧にマットブラック加工の手間をかけ「日本のスタンダード」らしくあなどれない高品位に仕上げられており、使っていくうちにその凄味に気がつくタイプになっているのですね。

0.7mm版のワンポイントカラーは青でしたが、0.5mm版は白。
黒と白のカラーリングという事で、良し悪しではなくて、地味ファッションをまとうグラフ1000 FOR PROの中にあっても、一番おとなしい印象があるかなぁと。

樹脂軸の素材は、再生樹脂。
しかし、「マットブラック加工のしっとりした軸だなぁ」と好感度が高まるだけで、リサイクル素材の不利とかは感じないです。

クリップにもしっかりとマットブラック加工を施す手間をかけていて、「FOR PRO」の書き文字に説得力を与えている印象。

グリップは、金属パーツにスリットを切って、ラバー状の滑り止めパーツを配列した独特の構造。
金属ローレットより低刺激で確実な滑り止めと、金属を介在させることによる適度なサラサラ感を実現していて、やはり見事。

感触は好みなので「これが正解」という事が無いのがペンの世界の楽しさですが、このグリップは沢山ある名峰の一つの頂点には立っておるでしょう。

0.7mmと0.5mmを並べて写真を撮ってみました。

個人的に言えば、カラーリングはやっぱり青の0.7mmの方が好きですが、モノトーンの0.5mmも味があり、使っているうちに好きになりそうな気がします。

0.7mmと0.5mmの二筆を並べてみると、地味だ地味だ言ってましたけれど、そこが鷹の隠す鋭い爪だったのだなぁと思い知らされます。

金属パーツを使っているのに、全身ブラックを実現しているのはやはり大変な事だぞと。

0.7mmと0.5mmで書き比べてみました。

0.7mmは鉛筆の気持ち良さとメカニカル・ペンシルの精密さがうまく調和していて申し分なし。
0.5mmは、優しさには劣るものの、芯の粉による汚れに強く、より精密なスタンダードの強みに笑顔になれますね。