2013年2月3日日曜日

地球上最強コストパフォーマンスボールペン?「三菱鉛筆SXN-150-07赤」

ジェットストリーム・インクを使うペンの中でも、特にベーシックな「三菱鉛筆ジェットストリームSXN-150-07赤」を購入させて頂きました。

行きつけの100円ショップにて既に「黒インク版」は購入済みでしたが、ペアとなる赤ペンもあればいいなぁと「赤インク版」も購入。

このペンは、言ってしまえば定価ベース157円という最廉価クラスに属するペンなのですが、黒バージョンを手にした時と同じく、やはりそのデザインの良さには瞠目させられます。

軸中央に誇らしげにレイアウトされる「JETSTREAM」ロゴや、ラバーグリップの意匠など、厳しいコストの範囲内で全力を尽くし切った感が伝わってきますね。

ペン尻付近の斜めの赤ラインは、何と別パーツ。
ノック・パーツは透明樹脂の中に赤色パーツが仕込まれている凝りようで、定価ベース157円のボールペンでここまでやれるのが日本の凄味なのかなぁと嬉しくなってしまいますね。

ノックすると0.7mmのボールペン芯が繰り出されますが、カチッという小気味よい音と共に、ふらふらしないシッカリした芯が姿を現します。

三菱ジェットストリームは、当ブログでは「感動インク」と呼称させて頂いておりますが、まさに日本が誇る世界最高の油性ボールペンインクで、水性の万年筆にはスラスラ感では及ばないものの、水にやられない油性インクという性質を考慮すれば、一気に逆転すら可能であろうという超絶パワーを持っています。

このSXN-150-07の恐るべき点は、まさに日本という国の恐るべき点にも通じていて、世界ナンバーワンとも言える超絶パワーが定価157円で普通に売ってる事だったりします。

実際に筆記してみると、SXN-150-07は、さすが何をおいても実用性を第一番に据えた設計だけあって、とにもかくにも握りやすくて書きやすい。
価格的にはずっと上の「三菱鉛筆ピュアモルト多機能ペン・ジェットストリームインサイド2&1メタリックブラウン」とも余裕で張り合えるというか、世界の、何万円もする超高級ボールペンを持ってきても、こと書き味でこのSXN-150-07を打ち破れるものは無かろうと思います。

良いものが欲しかったらカネ出せ、ではなくて、安くても良いものを提供するのだ、という日本文化の考え方を具現化したスーパー・ペンとも言えるでありましょう。

保護用ビニール袋に入れて、明日の仕事からバンバン使う準備OK。

でも、こういう157円で最強パワーのペンがあっても、「これはこれ」って感じで、他のペンの魅力が微塵も揺らがないのが、ペンの世界の素晴らしさだったりします。