2013年8月14日水曜日

まさかの半額入手「シェーファー・インテンシティ・バイオレットストライプ」

長い間良いなぁと思い続けていたシェーファー・インテンシティ・ウルトラマリンストライプを入手してからしばらく後、オンラインショップで一時的に大チャンスが訪れました。

なんと「シェーファー・インテンシティ・バイオレットストライプ」が、まさかの半額セールにかけられていたのです。

えーっ、インテンシティが半額でいいの!?値段入力誤りとかじゃないよね・・・と動揺しつつも、千載一遇のチャンスに飛びつきました。


ひょっとしてキャンセルになったり、訳あり品なのかなぁ(それでも御の字ですが)・・・と心配してましたが、きちんとピンピンしたインテンシティを、普通に届けて頂いてまさに感謝感激であります。

いつも素晴らしい筆記具を売って下さるお店の方、運んで下さる運送会社・日本郵便の皆様には、深く頭を下げてお礼を言わせて下さい。

いつも本当にありがとうございます。


しかし、私とっては涙目になるくらい高価なインテンシティですから、まさか2筆も手にするなんて夢にも思ってませんでした。

特に、ブルー系統優先だったから、バイオレットストライプはかなり遠い存在だったのです。

そのバイオレットがこうして手元にあるなんて、もはやトワイライト・ゾーンに片足突っ込んでる感覚であります。


バイオレットと言いますが、「紫色」が嫌いな方にも何とか受け入れられそうな、燻されたような黒系統のバイオレットで、ストライプの中では、特にオフィスにも似合いそうな落ち着いた物腰ではないでしょうか?


ペン先は、右回転で繰り出し、左回転で収納で、収納状態で左に回転させると金属が擦れて筆記具を痛める感じがして「あっ、しまった!!」ってなります。

このあたりは、日本の多機能筆記具で実現されているようなフリー回転だとより安心なのですが・・・構造的には難しいのかな。


金属ペンというと、つるつる滑るんじゃないか?と心配になるかも知れませんが、インテンシティは大丈夫です。

ストライプ部分だけでなく、真鍮にクローム・コーティングされた金属ピッカピカのペン軸そのものも、素材表面に微かな粘りがあって、しっかりとしたグリップが出来るんですよ。

冬場とか乾燥した季節はどうだか分からないですが、少なくとも猛暑日の自室では大丈夫でした。


インテンシティは重量が33gと重たいペンの部類になると思いますが、握り心地は文句なしに良くて、初期セットされた細字(F)(0.8mm)リフィルも安定したインク吐出を実現しているので、美術性も実用性もバッチリです。

最初は、「会社等に持って行くにはストライプが派手ではないだろうか?」と思いましたが、クロームの強力な反射をむしろストライプが抑制していて、ピュア・クロームや貴金属(スターリング・シルバーやロジウムコーティング)ペンよりも、(比較的)職場向けなのではないだろうか・・・と思いますが、比べる対象がド派手過ぎて参考にならないですかね。

ともかく、インテンシティは、個人的にアメリカ合衆国のペンの中で最高峰に格好良いと思うペン。

筆記中にふと目をやるたびに、ワーオ!!とか言いそうになっちゃいますね。