2013年9月8日日曜日

初めてのコンパクト型サイクロン掃除機に大感動!! 日立「2段ブーストサイクロンCV-SY200」

実は、愛用の掃除機「日立ごみダッシュサイクロン掃除機」が不調になってしまい、家族の強い希望もあって新しい掃除機を購入する事になりました。


ごみダッシュサイクロン掃除機は、スリムでどこにでも入っていけるヘッドや、威圧感の無いまろやかな本体デザイン、お手頃な価格などまさに購入当時は満願叶ったようなファイン・クリーナーでしたが、より進化したもの(省エネ・高性能)が出ているのではないか?という期待が大きかったわけです。


そこで、ネットでじっくり調べて、実際に店舗に出かけて試用した中で、"絶対にこれが良い!!"ってなった掃除機が見つかりました。

それが、またもや同じ日立の日本製「コンパクト2段ブーストサイクロンCV-SY200」です。


CV-SY200は、生まれて初めて購入のコンパクト型のサイクロン掃除機!!

箱まで小さくて軽い!! (比較のため、腕時計のG-SHOCK "Master of G" MUDMANを箱の上に乗せてみました)

もちろん嬉しいMade in Japan!!

なんですが・・・実はこのCV-SY200は、当初は選択するにはかなり不利な状況でした。

価格が予想より2倍くらい高い上に、なんと、値下がりした最上位機種CV-SU7000との価格差がちょっとしかなく、追い打ちをかけるようにカタログ等での扱いも小さくて貧相に見えて、また日立を買うとすりゃ、やはり最上位モデルか?という状況のまま、実際にお店に出かけて実機を確認する事になったわけです。


しかし、実際に店頭で確認すると、貧相なんてとんでもない。
最上位機種だけでなく、優れた他社の掃除機との比較にあっても、まるでコンパクトなミッドシップ・スポーツカーを彷彿とさせるような引き締まったボディラインとサイズ、実際の使いやすさが一番心に響き、CV-SY200、これしかない!!ってなって、購入となりました。


CV-SY200のサイクロン・システムは、古いフィルター型のものとなっています。

これは、より強力なダイソンや三菱電機のようなフィルターレスのサイクロン掃除機よりも劣るとされていて不利なはずですがその不利を覆してしまうほどに掃除が楽しく、掃除機としての実際の魅力度が高いように感じました。

CV-SY200は、確かにコンパクトモデルなのですが、決して低機能に削って小さくしてみたモデルではなくて、今世代のモデルで採用された最新技術をあますことなく網羅した上でさらに最高のコンパクト化・省エネ化を果たしたストロング・モデルでありまして、なるほど、値段が高いだけの価値あるマシンだなぁと納得させられます。

本体重量は、たったの2.9kgしかなく、実際に比較してみると、最上位機種CV-SY7000の4.8kgは数字以上にズシッと重くてデカく感じられ、一緒に試した家族が「最上位は良いものとは分かるが、こっち(CV-SY200)じゃないと嫌だ」となるほどでした。


フィルターを使ったタイプだから吸引力は劣る!!という不利はあるんですが、日立が頑張ってるのが、「じゃあそのフィルターの不利を逆手に取ってしまえ!!」ってところで・・・

排気がすんごく清潔だぜっ!!"って特長があるんです。

吸い込んだ空気は排気しないとならないのが掃除機の宿命。
その空気に混じったゴミは、クリーン・フィルター、アレルギー物質抑制フィルター、高気密モーターケースが導く高効率の集塵フィルターによって99.999%捕集(ドイツの第三者機関SLGによる厳密な試験による)され、さらに、排気される空気で床面のチリ等が舞い上がらないように、排気の勢いを分散させる分散上方排気機構までも採用した念の入りようで、実際どうなんだっていうと、ホント排気が緩やかで、クサイ臭いも感じないという、実に見事なものです。


CV-SY200が誇るのが、吸い込みノズル部分、その名もスマートヘッド。

このスマートヘッドの威力は掛け値なしに絶大で、何と言っても、今回、他社の数多くの優れた掃除機も含めて熟考した上でなおやっぱり日立の掃除機にしたい!!と思わせた原動力です。

見た目で一発で分かりますが、とにかく、これ以上やったら使いにくくなるんじゃないかという限度いっぱい感のあるスリムさと、まるで箒(ほうき)で掃除する感覚に近い気持ち良いワイド(30cm幅)構造。


スマートヘッドの何がスマートかって、まず、ほぼローラーだけっていうくらい華奢なボディですが、実はカーボン繊維による強化プラスチックが使われていて強靭だったり、押しても引いてもどっちでもゴミをしっかり吸い込んでくれるダブル吸引機構が採用されていたり、可動範囲がとても広くて(左右90度、完全に寝せてもヘッドがしつかり床面をキャッチする!!)動きもめちゃ軽快という、日本の家電が世界に誇る「工夫のカタマリ」なところです。

なんか、ローラーが毛でフワッフワしまくってて、掃除機というよりモップみたいな印象すらあるのですが、日立によると、モップじゃありませんが実際に菌まで拭き取れる能力があるそうです。


これが、フィルターケースです。

きょうびのサイクロン掃除機は、フィルターが無いというのが売りになって来ているみたいですが、日立はいまのところ、清潔な排気と合わせて、思いっきりこのフィルター押しでやってますね。

吸い込んだゴミは、このフィルター内部に溜まる事になりますが、片手ポンで手を汚さずにゴミが捨てられるごみダッシュ・システムが採用されていて、このシステムに馴染んでいる我が家としては嬉しいところです。

ティッシュペーパーでフィルターを包むようにすると、ますますゴミ捨てがやりやすくなるんで、言わば、サイクロンの良い所と、紙パックの良い所を合わせている感じですね。

実は、購入した状態で最初からティッシュペーパーがセットされている(!!)のですが、えっ、それで良いの?ってくらいテキトーにはみ出してセットされていたので、はみ出しを直してから写真を撮っています。

ただ、はみ出しても良いんだっては心強いものはありますね。


それと、二段ブーストサイクロンの由来となっている機能ですが、サイクロン室から吐出されるゴミ入り空気は、ただフィルターケースに突っ込むんじゃなくて、ケース入り口で再加速(二段ブースト)して圧縮して固めてくれるため、ごみダッシュ・システムがより効果的に使えるようになっているんですね。

ちなみに、写真ではダストケースを取り外していますが、下のケースが空気を回転させて勢いをつけるサイクロン室で、青いのがクリーンフィルターになっています。

クリーンフィルターに付着した塵は、電気コードを引っ張った時にその力を利用してゴゴゴって大きく振動させてはたき落とす構造になっていますが、そのまんまというか、めちゃ分かりやすくて良いなぁと。


いよいよ使ってみます。

もちろん、強・中・弱と手動で切り替えも可能ですが、基本的にフルオートの「ecoこれっきり」ボタンを押して、あとはコンピュータまかせにして運転するのがメインっぽい。

センサーがかなり敏感で、静かになったり強まったり、かなりダイナミックに吸い込みが変化するのが面白い。

まぁ、夜中だからずっと弱で、とか、すげー粉をこぼしてしまったからずっと強で!とか、特に理由が無い限りは、ecoこれっきりにしておけば、ゴミは綺麗にとれるし、消費電力も良いしって事で、どっちも笑顔になれそう。

クルマのオートマもそうですが、特に理由が無い時のコンピュータの適切な判断力って、人間の及ぶところじゃなかったりする事もあるんで、オートってあなどれないかも知れない。


やはり、このCV-Sy200は、とにかくめっちゃ使いやすい!!

スマートヘッドをクルマにたとえるなら、まさにミッドシップ・リアドライブ車の感動的な走りの良さがあります。

自走式だからスイスイ軽々と動くってだけじゃなく、どんな所にも、どんな無理な体勢でも、とにかくなんか掃除できてる!!って自由な感じがこたえられない。

新型掃除機を強く望んだ家族も、「わっ、これいい!!」って声をあげるくらい気に入ってくれているし、私もすげーこりゃヨイモノダーってじわじわする。

まさかの掃除をレジャー化する勢いの掃除機ってのが、まずは初日の感想。

掃除機は長く使っていくもので、今後問題点が出たり、ますます好きになったり、状況は色々と変化していくでしょうけれど、とにかくまずは買って良かったなぁと。

ただ、掃除機ってかなり乱暴に引き回したりするものだから、既に家族がヘッドや本体を壁や柱にバンバンぶつけてます。

コンパクト型という事もあり、衝撃でぶっ壊れてしまうんじゃないか、せっかく格好良いスタイルなのに傷だらけになってしまうんじゃないかって心配がありますが、掃除機だけにそのあたりはメーカーもとっくに想定してしかるべき設計をしているはず。

信頼してどんどん楽しく掃除して行こうっと!!