2013年9月7日土曜日

ラミー・スクリブル・パラジュームコート・ボールペン

個人的に、ラミーのペンの中で最高に好きなデザインは何だ?と問われたら、もちろん、スピリットやラミー2000も文句無しなのですが、実はラミー・スクリブルなんです。

手持ちの0.7mmペンシルの、ちょうど心にハマる"膨らみフォルム"には、使うたびに目尻が下がりっぱなしになってしまうのですが、ついに「ラミー・スクリブル・パラジュームコート・ボールペン」を手に入れる事が出来ました。


ラミー2000の4色ボールペンの時は簡易な紙箱でしたが、このスクリブルは、欲しかった樹脂製ラミー社名バッジ付きの化粧箱に入れてもらえました!!


バッジが留め具代わりになっている化粧箱を開けると、いよいよラミー・スクリブル・パラジュームコートボールペンが姿を現してくれます。

ちゃんと乾燥剤も入っていて実に素晴らしい!!

取扱説明書が入ってない気がするけど、まぁいいか。


言ったら当然かも知れないですが、気に入った0.7mmペンシルと同一デザインなのが特に嬉しい。

その名の"パラジュームコート"が示す通り、クリップや口金などの金属部分は、ことごとく貴金属・元素46(Pd)パラジウムによるマット調コーティングが施されています。

プワンと膨らんだペン軸は樹脂製なのですが、ラミーの樹脂加工技能は実に巧みで、表面のマットブラック加工のきめ細かくしっとりした質感には賛嘆するしかありません。


ペン先の繰り出しはノック式なのですが、ノックはフワッと柔らかく、芯は静かに繰り出されます。

ラミーのボールペンは、スピリットもそうですが、静粛性に対するこだわりを感じますね。


マット・パラジウム加工されたノーズ・コーン(口金)の、この急激な絞り込みフォルムの造形美といったらどうでしょう。

まさに優れたアートと言えるのではないでしょうか。

リフィルはLM22。

ヌッとした重みのある、まさに油性らしい見事な油性インク。


スクリブルは、手持ちの0.7mmペンシルで分かってはいたものの、あらためてその握り心地の良さに酔いしれてしまいます。

そして、LM22リフィルがその心地良さにターボをかけてくれます。

LM22は、パーカー、ファーバーカステル、カランダッシュにも比肩しているように感じ、油性らしさの理想に限りなく近いような気がしますね。

スクリブル、やっぱ良いものだ!!