2014年8月23日土曜日

写真を撮るのが楽しい!! やはりHDR-PJ760Vの良さが身にしみる

このところ、日常のメインカメラはすっかり「東芝dynabook tab VT484」や「ソニーXperia Z Ultra」等の内蔵カメラにシフトしてしまっておりますが、ソニーの高級コンパクトデジタルカメラ「RX100 III」に感銘を受け、再び「カメラ」に戻りつつあります。

同じソニーのハンディカム「HDR-PJ760V」ですが、やはりとても素晴らしい!!


HDR-PJ760Vは、さすがハンディカムだけあって、カメラを構えるのが本当に楽しい。

可動式の電子ビューファインダーとバリアングル液晶によって、自由自在なアングルで撮影出来るのも良いし、ボディ前面に取り付けられたマニュアル操作ダイヤルと液晶タッチパネルを併用した、ある程度のマニュアル操作も楽しい。

このあたりは、タブレットでは到底踏み込めない世界なので、やはりカメラ専用機だなぁと。

ちなみに、HDR-PJ760Vは、6枚虹彩絞りを備えているため、ボケ味も自然です。

この6枚虹彩絞りですが、やはり相当なコスト高になるみたいで、最初に搭載されたGレンズのHDR-XR500Vを例外として、カールツァイス・バリオ・ゾナーT*(ティースター)レンズ搭載の高性能モデルにしか与えられなくなりました。

HDR-PJ760Vのレンズは、泣く子も笑顔になる「カールツァイス・バリオ・ゾナーT* 26-260mm F1.8-3.4」レンズが搭載されています。

この大変な高性能レンズに、さらに最強の「空間光学手ブレ補正」が組み合わされています。

本体前面のダイヤルに自由に機能を割り当てて、シャッター速度優先AE、絞り優先AE等といった、マニュアル操作も可能。

ソニー流というか、ハンディカム流というか、操作性に慣れは必要であるものの、やはり自分で絞りを開放F/1.8にして撮影する!!ってやれるのは良いもんです。


朝食のパンを撮影してみました。
薄暗い室内でなおかつ自然光のみの撮影。

ホワイトバランスはマニュアル(ホワイトを取り込み)です。
やはり、その場でホワイトを自分で取れるのは相当に大きい。


サラダのブロッコリーを撮影してみましたが、自分でホワイトバランスを手動調整出来るメリットは本当にデカイ。

タブレットのカメラなんかで室内撮影しようとすると、ホワイトバランスが神頼みだったりして気苦労があるんですが、自分でどうとでも調整出来る機能さえ付いていればもう何も怖くない。


愛車のアイちゃんを撮影してみました。

HDR-PJ760Vは、カメラが勝手に増感してノイズまみれにならないよう、ゲインアップの上限を抑制するAGCリミット機能がありますが、これがかなりのお役立ちです。

当たり前ですが、写真機として使ってはいるものの、本来の機能はあくまでもビデオカメラ準拠なので、ISO値ではなくて、デジベル値で上限を指定します。

上限を9dbあたりに指定すると、本当にあらゆるシーンで、(実用上)ノイズが出ないと言っても過言ではないです。


HDR-PJ760Vに搭載されている「1/2.88インチ Exmor Rセンサー」は、タブレット用のセンサーから見ると、かなり大したものです。

とは言え、全体的に見れば、やはり小サイズセンサーに分類されてしまいますね。

とは言え、小センサーである事を意識し、最初から画素数を(総画素数)665万画素に抑制しているため、センサーのサイズから考えるよりもかなり高画質です。

HDR撮影機能は付いていないのですが、そもそも必要性を感じないほどに、ごく普通に大きな明暗差をものともせず撮影出来てしまいます。

映像エンジンBIONZ(ビオンズ)にはかなりの信頼をおいていますが、その実力もさすがです。


カールツァイス・バリオ・ゾナーT* 26-260mm F2.8-3.8レンズ、めちゃめちゃ頼りになります。

この高性能レンズ、ほんの数年前なら、どう懇願したとしても、手のひらサイズの家庭用ハンディカムには、到底、搭載なんかしてもらえるシロモノじゃない。

ホント、良い時代になりましたよね!!


炎天下の風景撮影もマニュアルでバッチリです。

センサーサイズが1/2.88インチなので、絞りすぎはいけませんが、F/5.6やF/4ならなんとか。

レンズも良いため、細かい被写体もなかなかの描写です。

ノイズとは違う、独特の荒れみたいなものものありますが、Exmor Rセンサーは、画素を45度傾けて配列する「クリアビッド配列」であるため、少し癖はありますね。


どんな炎天下であっても、可動式EVFがあるので、全く何の心配もいらないのもHDR-PJ760Vの大きな特長です。

視野率は100%なので、本当にギリギリのフレーミングも可能です。

ちなみに、ソニーのEVFは、視度調整の懐が深いのもありがたいです。


これは、夜中の撮影です。

愛車のアイちゃんのボディの雨粒を撮影しました。

AGCリミット機能でもって、ゲインアップを上限9dbまでに抑制しているため、暗い場所でも驚く程にノイズが出ません。



大サイズセンサーが世の中に連発されていますが、HDR-PJ760Vは、1/2.88インチという小さなセンサーを、逆にメリットに昇華させた画期的なカメラでもあります。

画質も、確かに高級コンパクトデジカメ等には劣るでしょうが、こんだけ写れば本当御の字。

高級コンパクトカメラ欲しいなぁと思っていたのですが、HDR-PJ760Vあればいいんじゃないか!?と思えるほどです。

このカメラを持っていてなお画質に拘ったカメラを買いたい・・・というのなら!! EOS 6Dしか無いのではないか?などと思えてきますね。