2014年8月13日水曜日

このカメラなら確かに欲しい!!「ソニーRX100 III (Mark3)」に激しい衝撃を受けた!!

最近、どうもこう、浮き足立つくらい欲しくなる写真カメラって出てこないなぁ・・・と寂しさを感じていましたが、"極めつけ"とでも言うべきコレだ!!って太鼓判のカメラが出ていました。

その名は、ソニーの「RX100 III (Mark3)」というコンパクト・デジタルカメラです。

実は、コンパクト・デジタルカメラって、個人的に一眼レフにシフトしてからというものは、どんなに薄く小さいカメラが欲しい時でも、最後は意気消沈して「具体的にこの機種が欲しい」とまでは行けずに涙を飲んでばかりの、高い壁に阻まれたカテゴリーでした。


ついに高い壁を打ち崩した、決定的なコンパクト・デジタルカメラ!!

このRX100 IIIは、一体なぜそんな決定的なカメラなのか!?

見た目は、さすがはコンパクト・デジタルカメラだけあって、非の打ち所が無いくらい、小さく、薄く、軽い(バッテリーを込みにした実用時の重量で、たったの290g)ホディに、液晶を見ながら撮影するという、言わば、カメラ業界が長年しつこく広め続けて来たコンパクト・デジタルカメラのスタイルを、いまさら覆す事なくシッカリと継承しているわけです。

RX100 IIIは、その従来までの信念を揺るぎなく貫き通した上で、さらに、シッカリしたファインダーの搭載を果たしているってのが衝撃的なんです。


何の予備知識も無ければ、カメラ上部は完全にフラットだし、背面は例によって上下のスペースをギリギリまで液晶に専有されていて、どこにファインダーがあるんだ!?
デマかよ!?とか思ってしまうくらい、見事なまでにファインダーが無いデザインになってます。

ここで、外付けファインダーとか出てこられると、もう話は完全に違います。

小さくて軽くて薄いのが良いってのに、そこでオプション付けますじゃ、また意気消沈コースに逆戻りしてしまう。

RX100 IIIが今までと全然違うのは、まさにここから。


側面に小さく付いているファインダーレバーを下げると、本体内部からファインダーが勢い良くポップアップして来ます!!

そして、接眼部分を手前に引き出すと作動する仕組みになってます!!

いやぁぁぁーーステキーーーー!!そういう手があったか!!

これだ!! まさにこれだ!! そう、これなんだよ!! (血管メリメリ)

しかも、これ、中途半端に使えない光学ファインダーじゃなくて、シッカリ使える有機ELの電子ビューファインダー(EVF)なんですよね。

もちろん視度調整機能も完備してるし、接眼レンズはT*(ティースター)コーティングを施している念の入用。

画素数は144万ドットなので、さすがに光学ファインダーと見間違うとまではいかず、液晶モニタの質感(?)溢れるドットの格子が見えますが、視野率100%だし、スクリーンそのものがEOS KISS X2より大きいんじゃないか!?てくらいの広さがあるし、つまりこれでバッチリなわけです。

ファインダーに接眼しながらの撮影、あららーってくらい、まじめに楽しい。

ポップアップのギミックだからって、剛性不足だったりもせず、よく出来てます。

ちなみに、ファインダーは本当に勢い良く出てくるんで、そのままだとパチーンって割りと周りに響く音がしますが、指で抑えながらやれば静音ですね。


RX100 IIIの感心する点はかなり多いのですが、ファインダーが付いているから、今度は液晶モニタはお飾りね!!みたいなトレードオフが無い事もポイント高いです。

液晶モニタがチルトアップするぅぅー。というか、自分撮り出来る位置まで可動するぅぅぅー。

ハンディカムを写真カメラとして使うと、液晶モニタ周りに苦労苦労する事がなくなりますが、あれほどではないにしろ、望外の便利っぷりです。

フラッシュもポップアップ式で、上方向も向くから、ロックは出来ないんだけれども、ともあれ強引にバウンス撮影も可能だったりします。

実際に撮影する時の操作性はどうなんだ?と思うと、これもまた分かりやすくてやりやすい!!

実際に、マニュアル(M)モードで試してみましたが、レンズ部の大型リングで絞り値を、背面ダイヤルでシャッター速度をバリバリ変えて行けて、こりゃいいわー。

ふと、画質はどうなんだろう? まぁ、きょうびのコンパクト・デジタルカメラならそんな悪いやつはないだろう・・・と思ったら・・・。

そんな舐めたもんじゃなかった。

新開発の24-70mm F1.8-2.8カールツァイスレンズ搭載だとう!?

や、やるじゃないか・・・へへへ・・・き、今日はこのへんで勘弁してやる!!
ぐふぅぅぅぅーっ。

というわけで、ソニーRX100 III、さすがにちょっとまだ全然買えないけれども、買えはしないけれども、ズバリ言って欲しいです。

いや、ここまで引っかかる部分が無い決定版なデジカメも珍しい。
珍しいというか、初めてじゃないかな。
思えば、デジカメ黎明期からやってる私ですが、当時、「将来こういうのが欲しいよなー」と思っていたデジカメって、(一眼レフは完全に別として)まさにRX100 IIIそのものだよなぁ・・・!!と、しみじみしてしまいます。