2014年8月30日土曜日

Xperia Z Ultraで、小さな蛾や高感度撮影をしてみる。

Xperia Z Ultraの800万画素カメラで、緑の中の小さな蛾を撮影してみました。

このカメラでは、初めて被写体を昆虫にした・・・と思います。

Xperia Z UltraのExmor RSセンサーは、等倍で見るとジリジリしたというか、ピクセルが滲むような感じになるのですが、細かいディテールまでかなり頑張って拾ってくれますね。


すぐに飛んで行ってしまうと思うと、焦って構図を決める間も無くシャッターを切って(タッチして)しまう。

顔が正面になるように撮影してみました。

Xperia Z Ultraは、本体は結構大きめですが、基本的に薄くて軽い一枚板だから、どんな体勢でも意外に撮りやすい。


あと、やっぱりタッチシャッターの反応が良いですねー。
打てば響くって感じで、タッチパネル撮影が楽しいとかって、このXperia Z Ultraを使う事で初めて思えるようになったかも。

ディテールもちゃんと拾ってくれますね。

ただ、オートホワイトバランスだけはどうにも青く転ぶ癖があるから、もうマニュアル=太陽光固定で、それがおかしくなったら別途考えるという感じです。



■高感度撮影してみた!!

ここからは、実験的に高感度撮影してみました。

これ、もう、肉眼で見てもハッキリしないような暗い夜道で撮影しました。

でも、それなりに写るもんですねー。

感度は何とISO 2500。

これ以上には上がらないみたいなので、上限がISO 2500かな。

EOS KISS X2ですらも、ISO 1600だから、感度上がりすぎ。

その割にカラーノイズは出ないから、思いっきりノイズリダクションかけまくっていると見た。

まぁ、エマージェンシー用途ですが、写るというだけで色々価値があるかも知れない。


愛車のアイちゃんです。

水銀灯(?)はあるものの、基本的に車体はあまり照らしてなくて、肉眼でも暗っって思う場面です。

ただ、水銀灯があるからか、ISO感度は1250。

見るからにものすごいノイズリダクションがかかってて、ディテールはほぼ消滅してます。

ただ、この暗さで、ギリギリとは言えオートフォーカスが当たって、撮影そのものは可能というのは偉い。

シャッター速度は1/8秒まで下がっていますが、電子手ぶれ補正が効いています。

まぁ、肉眼で見ても暗いとかいう場所で撮影するのは相当な覚悟が要る感じではありますね。



■Xperia Z Ultraを超える!
docomoケータイ「富士通F-01E」


ちなみに、私の所有するモバイル・カメラの中でのトップは、実はXperia Z Ultraではありません。
docomoケータイの「富士通F-01E」だったりします。

Xperia Z Ultraの使用頻度が上がったため、やや陰に入りつつありましたが、やはりどんどん使いたくなります。

富士通F-01Eのカメラは、画素数は約1300万画素なのですが、画素数が多いから優れているというわけではなく、ホワイトバランスの安定性、色合い、解像力、レンズのふくよかな表現力、どれもかなり良好です。

背景のボケ味は、高倍率ズームレンズみたいな感じですが、そこまで良くしろというのはあまりにも過酷。

ただ、Xperia Z Ultraと違って、全くマニュアル撮影が出来ないのが怖い所。
フルオート撮影が外れると、どうしようもありません。

もちろん、富士通の映像エンジン「ミルビュー」は、ソニーのBIONZ(ビオンズ)と比べても、かなりの実力派。
フルオートでも、概ね安心ではあります。


夕日を浴びるビルを撮影してみました。
docomoケータイとは言え、富士通F-01Eは、常時携帯出来る超コンパクトデジタルカメラとして普通に魅力があります。
センサーは、何とソニー製のExmor Rであり、それに、富士通自前の映像エンジン・ミルビューを組み合わせるという、ユニークな存在です。

カタログでも謳っているように、富士通は、自社のミルビューにかなり自信がある様子ですが、なるほど、撮影してみると確かに実力があります。

レンズも、オモチャみたいな小さなものにしては、かなり頑張っていると思います。
というより、モバイルカメラのレンズって、初期の地獄的テキトーっぷりに何度も泣かされた身だけに、これくらい向上してくれると感動こそすれ文句は出ないです。
最初から良いものしか知らない世代だと、周辺部とかにケチはつくだろうなぁとは思いますぞ。


花の撮影もかなり安心して出来る、というのは大きいです。

富士通F-01Eは、Xperia Z Ultraのような、あからさまに青く転ぶオートホワイトバランスとか、目立つ癖が無くてとても助かります。

ただし、繰り返しますが、オート撮影しか出来ないので、万が一オートがダメなシチュエーションになると、どうにも出来なくなる恐れがあるのが弱み。


これ、今年の春先の雪の日に撮影していた、愛車のアイちゃんの鼻先です。

モバイルカメラとしては、ダイナミックレンジもかなり広くて、描写力はなかなかのもの。

富士通F-01Eは、グラデーション塗装を、耐傷ハードコーティングで包んだ美術性の高い機体もあって、本当に素晴らしいモバイルマシン、そして画質の良いカメラです。

さすがに、あくまでもケータイであるため、カメラ撮影そのものが楽しい・・・とまでは行かないのがタマにキズ。

ただ、これで撮影そのものが楽しかったら、それこそコンデジ専用機の入る隙間が無くなってしまうんで、ちょうど良いバランスなのかも知れないですね。

ちなみに、Xperia Z Ultraは完全防水ですが、富士通F-01Eも負けずに完全防水ですので、いかなる悪条件でも撮影出来る強みもあります。