2014年9月30日火曜日

EOS KISS X7とシグマ15mm F2.8EXレンズで撮る、国立みちのく公園

今回の記事では、EOS KISS X7と、シグマ15mm F2.8 EXレンズで撮影した「国立みちのく公園」の写真を掲載させて頂きたいと思います。

■機材編

シグマ15mm F2.8EXレンズは、対角線魚眼レンズなのですが、APS-CのEOS KISS X7においては「中央が遠くに行かない超広角レンズ」として使う事が出来て、大変ありがたい存在です。

コンパクトサイズも嬉しいところ。


EOS KISS X7に装着すると、例によって、レンズがすさまじい存在感を発揮してくれます。

このとんでもない巨大な前玉は、対角線魚眼レンズならではですが、開放F/2.8によってファインダーから見る風景も明るくて気持ち良いというメリットもありますね。


単焦点レンズだけあり、全長も短くてコンパクト。
外観もメカニカルですね。
AFは古いモーターなので、合焦は比較的ゆっくりで、ジャーッという大きな音がしますけれども、とても正確なのが美点。
開放F/2.8レンズなので、EOS KISS X7のF/2.8対応センサーの恩恵が受けられるのかな、というところ。


■写真編

これほどの広角レンズで、開放F/2.8にはしないだろう、と思うけれども、開放F/2.8で撮影してみました。
背景がぼけつつも、非常に広い範囲が映り込む・・・という、大口径超広角レンズならではの表現かなぁと。
AFまかせでバッチリ。


F/4に絞って撮影してみました。


こういう、まぁるいカタチのある風景は、まさに水を得た魚のようです。
かなり逆光だったんですが、HDR逆光補正とかじゃなくて、EOS KISS X7内蔵フラッシュを一発焚いて撮影してみました。
スピードライトを持ち歩かないので、内蔵フラッシュは本当にお役立ちです。
フラッシュ外して軽量化しろという意見があるようですが、それは一見識としても、内蔵フラッシュが無いといざという時に困るのも事実。


対角線魚眼レンズらしい構図ですが、レンズの中央線をどこに置くかで表現を激変させられるのも面白い点ですね。


レンズの中央線をコントロールすると、普通の超広角レンズのように撮る事も可能です。


このレンズ本当に大好き。
このレンズで撮り始めると時間を忘れてしまいますね。


ちなみに、EF40mm F2.8 STMレンズを撮影してみました。
なんと、シグマ15mm F2.8 EXレンズの、レンズキャップの中にすっぽり収まる小ささ。
ポケットに入れる荷物スペースが節約できたりする地味なメリットも!?


EF 40mm F2.8 STMレンズの話を出したので、ついでといってはおかしいですが、40mmで撮影した写真です。


シグマ15mmの話なのに、最後は40mmレンズでしめてしまってすみません。

シグマ15mm F2.8 EXは大変素晴らしいレンズですが、キヤノンEF 40mm F2.8 STMも魅力の塊。
この二本だけで写真を撮るというのも面白いかも知れませんね。

2014年9月28日日曜日

EOS KISS X7と、レトロなフルサイズ高倍率ズームレンズ・シグマ28-200mm F3.5-5.6

今回の記事では、EOS KISS X7に、レトロなフルサイズ用高倍率ズームレンズ「シグマ28-200mm F3.5-5.6」レンズを装着した話について書かせて頂きたいと思います。

このレンズ、EOS 20Dで一眼レフ入門した時、とある方から「お祝い」としてプレゼントして頂いたレンズなんです。
実売価格バラして良いという許可を得たんで、ずばり買った時の「新品」価格何と1万円。
いや、その1万円というのを、笑ったり低く見ようという主旨ではなくて、このレンズ、その良心価格を超えた良いレンズだという事を色々と書かせて頂きたいのであります。

感謝の気持ちを込めて、という事だけでも無いのですが、今日まで他の高倍率ズームレンズはまだ購入した事がないです。
私が所有する広角-望遠カバーの高倍率ズームレンズは、今日までこれたった一本きり。


シグマ28-200mm F3.5-5.6は、外観が程よくメカニカルで、今見ても十分に立派なものです。
しかも、軽量コンパクト!!

どんだけだよって思いますよね。
なんと、あのEOS 6Dにも装着可能なフルサイズの28-200mmなのに、重さが本体のみ390gと軽量コンパクト!!なんです。

ちなみにレンズフードも標準付属当たり前で、フード込みでも415gで済みます。
(※自宅でパンを作る時に使っている精密計量器で出した実測値)


ちなみに、この28-200mmをフルサイズ用でカバーしているレンズは、何と信じられないかも知れないですが、キヤノン純正には存在していない(かつては存在していたけれど、現在はカタログに無し)のです!!
より応用範囲の広い「28-300mm」がLレンズで出ているからいらないという判断かも知れないですが、いかんせん、お値段30万円の重さ1.6キロとかになっちゃうので、シグマのこの28-200mmはレトロなレンズとはいえ、手にして使ってしまえば存在感大きいです。


■28mm端の写真

28mm端の写真です。
絞りはF/8まで絞っています。
28mm端は、球面収差が顕著になるので、微妙に薄くソフトフォーカス・タッチになりますね。
これが言わば「レトロ調」に撮れるゆえんで、まるでフィルム時代のような優しい感じ!!

ちなみに、AFは、EOS KISS X7とも相性は悪くないです。
ピシピシ当たりますね。
しかし、前玉が「チュイーーン!!」と勢い良く回転するので、フォーカスリングに指が触れていると、そのままリングに擦れてビックリしてしまう。


■200mm端の写真

このシグマ28-200mm F3.5-5.6は、広角側は球面収差がでかくレトロ調ですが、反対に望遠側はより収差が良好に補正されている、言わば望遠側重視の画質・・・という印象があります。

F/8まで絞っている事もあるのですが、花の撮影にも耐えてくれて色々と使いたくなって来ますね。


CGのようにガチーッと撮れるレンズも良いですが、ガラスの曲面を感じられる、昔ながらの写真レンズというのもなかなか良いものですね。
コンパクトというのは、それだけでも、EOS KISS X7との相性が良いです。


200mm端の絞り開放になるF/5.6ですが、なかなか。
このレンズは、多画素を活かすレンズというよりも、多画素ゆえにプリント時等に収差などの粗が細かく収束され、逆に多画素に活かされるレンズ・・・というような感じがしますね。

EOS KISS X7と、シグマ150mm F2.8 EX DG HSMレンズ

今回の記事では、私が所有する単焦点レンズで、最大の焦点距離「シグマ150mm F2.8 EX DG HSM」レンズについて書かせて頂きたいと思います。

このレンズは、とにかく外観がゴツくて迫力があります。
とても使いやすい三脚座が標準で付属していて、その分の迫力プラス効果もあるのですが、もちろん装備を軽くしたい時は簡単に取り外す事が可能です。

当時は、「200mmくらいの望遠の単焦点欲しいけど、使いこなせるかどうか不安だ」と悩んでいた所、被写体にドンと寄れてしかもF2.8の明るさを持つこのレンズが彗星のごとく発売され、まるで夢のような展開でした。

しかも、当時、望遠単焦点のメインとして活躍していたタムロン90mm F/2.8 Diを、水没全損させしまい、一時的に失った(後にタムロン驚異の技術力により完全復活)事もあって、私には高額なこのレンズも、ギリギリ思い切って購入出来たのでした。



シグマ150mm F2.8 EX DG HSMは、レンズ全体から見ると実はそんな大きくなく、むしろコンパクトな部類ではあるのですが、EOS KISS X7に装着すると、例によって、カメラ・サイズ補正がかかって「大砲レンズ」に見えるのが、お得で嬉しい。

EOS KISS X7は、本体が小さくて格好良いだけでなく、何回も書かせて頂いておりますが、レンズの立派さを思いっきり引き立ててくれるのが素晴らしいの一言。


正面から見ると、ほとんどEOS KISS X7はレンズに隠れて見えなくなってしまいますね。

このレンズ、悩んだ末に、プロテクトフィルターは付けてません。
このクラスなら付けておいた方が良いのだろうなとは思うのですが、当時は、シグマが、このレンズにおいて、キヤノンがなかなか使わない「UDレンズ」に匹敵する「SLDレンズ」を二枚も投入してくれた事に大感激してたんで、少しでも光学的な劣化をさせたくなく、プロテクトフィルターなしの道を選択しました。

ただ、ぶっちゃけ、そこまで神経質になる事もないかも知れないですね。


思いっきり明るめにして、カマキリを撮影してみました。

150mmでF2.8の明るさは気持ちが良く、被写体にも思いっきり寄れて嬉しいレンズ。


■EF40mm F2.8 STMレンズでバッタ撮影

レンズの話は変わって、EF40mm F2.8 STMになるのですが、カマキリの写真を出したという事で、昆虫つながりで、バッタの写真を掲載させて頂きたいと思います。

愛車のアイちゃんのボディにバッタが乗っていたんで、EF40mm F2.8 STMレンズで撮影。

バッタの体が影に入ってて、色が薄暗かったんで、内蔵フラッシュを焚いて撮影しました。

EOS KISS X7の内蔵フラッシュを廃止し、もっと小型化しろという声を聞いたりしますが、それは一見識であるものの、内蔵フラッシュが廃止されると割と困っちゃう事があるんですよね。
困る度合いでは、夜間よりも、むしろ日中で困る事が多いです。
色を失わせる影を、フラッシュ一発焚いて吹っ飛ばす・・・という撮影が手軽に出来なくなるのは辛いですね。


アイちゃんのフロントガラスにバッタが移動して来ました。
青空が映り込んで、まるで海にいるような感じに惹かれてシャッター切りまくりでした。

2014年9月25日木曜日

EOS KISS X7で、クレーンのある風景を撮影 (HDRもあります)

今回の記事では、EOS KISS X7と、EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STMレンズでもって、仙台駅東口の「夕暮れ時のクレーンのある風景」を撮影しましたので、写真を掲載させて頂きたいと思います。

撮影は全てマニュアル。


何回言っても言い足りないくらい、EOS KISS X7、ホント良いカメラです。


■手持ちHDR撮影です!!

EOS KISS X7は、モードダイヤルの「SCN」に、色々な撮影方法をあらかじめセットしておくことが出来ますが、その中の一つ「HDR逆光補正」を使ってみました。
いわゆるHDR撮影ですね。

一度設定しておくと、あとはダイヤルをSCNに合わせるだけで切り替え可能なのが嬉しい。

おおおー。
マニュアル撮影で頑張ってもちょっと無理目な、シャドゥ部にも色がズバッと乗ってくる状態は「なるほど!!」という感じ。

シャッター一回切ると、ビシュビシュビシュと3連写されるので結構ビックリしますね。

EOS KISS X7は、秒4コマもの高速連写が可能で「秒4て!!そんな高速連写どこで使うのじゃ」とか心の中で突っ込んでましたが、HDR撮影だとフル活用ですな。


これもHDR撮影ですが、HDRと言っても、手持ちだからかも知れないですが、不自然な感じにはならず、明暗差をほどほどにうまく吸収してくれている気がします。

ただ、AFフレームですが、中央部一点だけ使いたいのに、自動で9点全点使用に切り替わるし、親指AFも自動解除されて、普通のシャッターボタン半押しAFになるのが気になる。

手持ちHDR撮影というより、フルオート撮影の派生モードという感じなのかな。

EOS KISS X7で、仙台富沢を散歩撮影

今回の記事では、EOS KISS X7と、EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STMレンズで、仙台の富沢という町を散歩しながら写真撮ったんで、ちょっと掲載させて頂きたいと思います。


何度も書かせて頂いていますが、EOS KISS X7は、使えば使うほどにドンドン好きになるタイプのカメラで、その軽さと小ささは本当に全然違う。

単に軽いだけ、小さいだけというなら、別にこんなに心に響いたりしなかったと思うんですが、小さい上に、世界で一番だと思えるくらいカッコよく、操作性も撮影の楽しさも最高に気に入る事が出来るというのは、ただ、ただ、脱帽するしかありません。

散歩しながら、気が付くとカメラを手のひらに乗せて歩いている私。
(※Xperia Z Ultraで撮影)


EOS KISS X7は、一眼レフとして大満足な操作性を備えているだけではなく、やはり、タッチパネルによる操作も快適ですね!!

タッチしたく無い時は、普通にキー操作で全ての操作が可能であり、その上で、Xperia Z Ultraあたりに負けない感度の素晴らしいタッチパネル搭載というのが大きい。

カメラの設定変更が、このタッチパネルによって、風のように速く行えるんです。

ピクチャースタイルの変更や、ISO感度の変更とか、項目をタッチするだけ。

プロ機はボタンを多数本体に設けていますが、ハッキリ言ってしまうと、そのプロ機みたいな多数ボタン感覚で使えてしまうんですね。


地面に鳩の羽根が落ちていました。
いきなりですが、これだけEF40mm F2.8 STMレンズで撮影。


窓に映る街灯。
ここから全てEF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STMレンズで撮影しています。


側溝の中の水面に映る格子に惹かれてシャッター切りました。
モノクロだと、ちょっとどぎつくなるかなぁと、色のないシーンですがあえてカラー写真で撮影しました。


紅葉に近い風景を撮影。
現場では、そう色が綺麗ではなかったんで、思い切って明るめにして色を映えさせました。


壁際の椿の葉っぱに惹かれてシャッター切りました。
椿の葉っぱは、とても艶があって映えますねー。


枯れたひまわりの花ですが、その下に抱える木の柵に、花弁(?)が一つだけポトリと落ちていて、何か感傷的な気持ちになりシャッター切りました。


大好きな夏が去ってしまったか・・・と寂しくなっていたけれど、枯れたひまわりの奥に、一輪だけ、ちょっと新しく咲き始めた花が!


犬の彫像のある風景。


ミラーに映る交差点の風景。



EOS KISS X7もって町を歩くと、なんか空気が全然違う感じがします。

大きな一眼レフカメラだと、周囲ドン引きなのがありありと伝わるんですが、KISS X7だと、町の風景に溶け込みやすい感じで嬉しい。