2016年12月24日土曜日

EOS 7D初代とMark2を比べてみる!!

今回の記事では、初代EOS 7Dと、EOS 7D Mark2をちょっと比べてみたいと思います。

といっても、細かい性能やスペックというわけではなく、まずは外箱から!!という変な視点で行ってみたいと思います。


大切にとってある外箱。
サイズもデザインも両者ほぼ同じですが、若干だけMark2の方が高さがあります。


初代とMark2の外箱サイズの違いが分かりやすい面です。

ちなみに、どちらもMade in Japanなのが嬉しい。


特長のプリントは、初代の方が遥かに大量でビックリ。

ただMark2の方は、「オールクロス65点AF」や「デュアルDiGiC-6」など、特大級のポイントのみを絞り込んで表記した・・・という感じなのに対し、初代の方は、EOSシステムアクセサリーやキヤノン・イメージ・ゲートウェイなど何でも表記しまくってるのが時代を感じますね。

EOS 7Dシリーズは、毎回(と言ってもまだ二代ですが)、開発者の方が「良いモノを作ったぞ!!」という喜びと誇りに満ち溢れているのが非常に伝わるからこっちのテンションも上がりやすいというのも美点の一つ。

今後も変に大人にならずどんどんヒートアップして欲しいですね。


初代とMark2を並べてみました!!

EOS 7Dは、7のみが持つデザイン「超流体デザイン」で完成されているためか、どちらも外観には統一感があります。

統一感というか、ほぼ同じなので、並べているとたまに間違って持ち出しそうになるレベル。

Mark2はプロ機として誕生していましたが、初代も、プロ機の指定は無かったもののAPS-Cハイエンド機として今もって極めて上質。

以前から書かせて頂いておりますが、初代7Dは、今年新発売された最新鋭カメラとしか思えない外観と中身を維持してますから、Mark2と並べても全くそん色ありません。

このあたりは、生まれそのものが最上位という、世界ナンバーワンに位置するカメラEOS 1Dにも通じる所がありましょう。


正面から見ると、Mark2と初代の違いは、オーナー以外にはまず分からない気がします。

月並みですが、Mark IIエンブレムで見分けるのが手っ取り早いですね。

あとはMark2には頭のてっぺんにGPSアンテナの出っ張りがあるんでそこかな。

どちらも高級感の塊です。


ところが、背面だけは結構違っています。

液晶の比率が、初代は当時のトレンドの4:3、Mark2は、CMOSセンサーの比率に合わせて3:2になっているのが大きな違いでしょうね。

Mark2の方が凹凸が少なく、このあたりは、まず初代を使い始めたプロカメラマンの皆さんからのフィードバックが反映されていると思われます。


EOS 7D Mark2が来てくれたからと言って、Mark2ばかり使うわけではありません。

霧の朝の撮影には、あえて初代EOS 7Dを持ち出して撮影しました。

高感度撮影には差があるものの、画質面においても、デュアルDiGiC-4搭載の初代は今でも立派に通用するものです。


初代EOS 7Dは、繊細な濃淡も確実に描き出してくれて、位置づけ的にはMark2の前世代機ではありますが、実用上の位置づけは違っていて、同じシリーズの別個性機・・・という感じですね。

今後は初代とMark2を同時に運用する事になります。


霧の中を飛行するカラスを、咄嗟に撮影。

幸いにして横方向の動きでしたので、スポット1点AF、ワンショットでの撮影。

AFの性能に関しては、Mark2があまりにも化け物過ぎるだけで、初代EOS 7Dも非常な高性能をキープしています。

19点オールクロスAFは必要にして十分以上。

もともとキヤノンのAFは、測距点1つあたりが極めて優秀であるため、19点というのは驚異的な数だったりします。

何百点あろうとも、1点がしょぼければ単なる数のこけおどし。

その点、キヤノン19点オールクロスセンサーは、非常に優秀な測距点が19点も揃っており、やはり大変な事です。

ちなみに初代EOS 7Dは、EOS 1D以外では初のAF専用CPUを搭載した機体でもあり制御が細やかです。


7年前のカメラなのに、まるで2016年新発売であるかのように思える初代EOS 7D。

新しいものがポンポン出て次々に陳腐化する・・・というのが従来のデジタルカメラの宿命かと思われましたが、EOS 7Dはついにその流れを断ち切り、交換レンズや家具のような時代を超えて使い続けられる存在になったという感じですね。

初代EOS 7Dは、10年後にも古さを感じない気がします。



EOS 7Dを強力にサポートしてくれるパートナーについて

ちなみに、EOS 7Dは、確かに言う程には大きくはない(EOS 1Dのコンパクト版とも言えるため)のですが、やはり目立つ存在であります。

そういう事もあって、7Dを運用する時はコンパクトタイプの重要性がかなり増して来るのが分かりました。

PowerShot G5Xは、小さいだけでなく、操作性が一眼レフに匹敵するため、EOS 7Dの弱みをパチっと補完してくれるありがたい存在。


一眼レフそのものなのに小さい、というEOS KISS X7も重要な存在。

小さなカメラだけでも、大きなカメラだけでも、どっかで限界が出て来るのを最近思い知るようになって来ました。

大小バランス良く織り交ぜての運用をして行きたいです。


ちなみに、今回の記事の写真を撮影するのに使った機材がこの「PowerShot SX710 HS」です。

1/2.3インチセンサー搭載機で、センサーサイズが突出して小さいですが、甘くみてはならない素晴らしいカメラです。

DiGiC-6とLIVEモードの威力は大きく、もはや無くてはならないカメラ。

ポケットカメラは、小さいだけですぐに飽きてお蔵入り・・・というパターンを打ち破り、毎日写真の枚数を増やしている実力者。

1/2.3インチは、2000万画素というふざけた多画素が災いしてますが、600万画素相当カメラとして捉えて運用するとばっちりです。

1/2.3インチは、巨大センサーであるAPS-Cと比べて、ピントが合う範囲が深いため、重要な表現能力を備えています。



おまけ

手持ちのカメラ・ギャラリー

EOS 7D Mark2を導入する事が出来たので、もう新しいカメラを入れるのはこれが最後になるかも知れないし、ここらで手持ちの(主力)カメラを一気に並べてみたいと思います。

EOS 20D、EOS KISS X2が2機(写真で賞を頂いた時の副賞も1機)、EOS 7D、EOS 7D Mark2、EOS KISS X7、PowerShot G5X、それとこの写真を撮影している機材のPowerShot SX710 HSの8機がいつでも出撃状態OKにあるメインになります。


ちなみに、私の家のカメラ製品は、写真の賞で頂いたカメラを除外すれば、その全数がヨドバシカメラ仙台店で新品購入している事に気が付きました。

さすがにもう新しいカメラは買わないかも知れないですが・・・。


カメラの箱は大切にとってありますが、専用のスペースを作って眺められる形で積んであります。

キヤノンがたまにやる「外箱のバーコードを切り取って送付するとキャッシュバック」は絶対に応募しないです。

外箱も大切なのでカッター入れるとか絶対無理。


ちなみに、カメラ本体も大切ですが、交換レンズの外箱も専用の場所を作って大切にとってあります。

机の上に作ったスペースなので、たとえば仕事の勉強とかしてる最中にふと見上げて「いやー、レンズ欲しくてカタログがビリビリになるくらい眺めてたなぁー」とか過去に思いを馳せて気分リフレッシュとかやってますね。


というわけで、最後は変なギャラリーでしめてしまってすみません。