2017年7月23日日曜日

EOS KISS X7で真夏の動体撮影をしつつ、X9登場を待つ!!

いよいよEOS KISS X9の発売がカウントダウンに入りました。

周知の通りですが、EOS KISS X9のAFシステムは、現行のX7と同一スペックのものが採用されています。

言ったら当然ですが、X7さえあれば、すぐにX9のAFがどのくらいの実力があるのか自分で試せるわけです。


そんなわけで、国営みちのく公園に行ったついでに、EOS KISS X9を想定し、X7でもって動体撮影をあらためてチェックしてみました!!


せっかくなので、いきなりハードルを上げて、「飛行中のモンシロチョウを撮れるか!?」というテーマに挑戦してみたいと思います。

モンシロチョウは、戦闘機撮影とかより難しい!!

なぜかというと、超高速であっちこっちに無軌道に飛び回るからです。

ファインダーの中から0.1秒くらいで消え去り、肉眼ですらも「白い影が横切った」くらいの認識しか出来ない、超高速動体。

AFどうこうの話をする前に、ファインダーの中に入れるの自体が難しい。

逆に言えば、飛行中のモンシロチョウをそこそこ撮れれば、X9のAFも安泰なわけで真夏の暑さとあいまって頭がクラクラして来ます。


ちなみに、さすがに静音モードは使わず、ノーマルモードに切り替え。

EOS KISS X7もX9も、静音モードでは、動体予測AF「AIサーボ」が使えないからです。

AFは、中央部1点固定が鉄則。

突然思い立った撮影のため、レンズはちょっと・・・AF速度が低速のEF 40mm F2.8 STMです・・・。


親指AFボタンを押したままで、飛行するモンシロチョウにカメラを向け、白い影がファインダーにチラッと入った!!と思ったらシャッターを切る、切る、切る!!

本当に0.1秒くらいでファインダーから消え去るため、肉眼では何が写っているのかもう全く分かりません。

シャッター速度1/500秒にしてみましたが、被写体ブレはありますが・・・しかしX7のAIサーボは、なかなか頑張ってくれます。


これは結構いけてるかも!!

花に着地しようとしたら、既に先客がいて「!?」となるモンシロチョウ。

実際は本当に0.1秒とかそんくらいの瞬間です。


EOS KISS X7のAFサーボは結構やってくれますね!!

超超高速動体と言っても良い相手に、これくらい写ったら御の字ではないでしょうか。

ただ、相手があまりに速すぎるため、しゃあないかも知れないですが、ピントが全く合わない写真や、背景のみの写真も出て来てしまいますね。


EOS KISS X7は、期待以上と言えます。

感覚的な話になりますが、シャッタータイムラグも、「そりゃあ、ちょっとはあるよね」くらいですね。

これくらい写ってくれたらいいかなぁと。


今度は、ハードルをぐんと下げて、アジサイの花の間を飛び回る「くまん蜂」さんを撮ってみました。

くまん蜂くらいだと、EOS KISS X7のAIサーボは何の苦労もなくバッチリ撮れますね!!


正面もこの通りです!!

ただ、X7のAFシステムは、AIサーボ動作中は何の反応もファインダーに返してくれないため「撮れてるんかいな?」という不安はあります。

ファインダーを見て、被写体がくっきりしてるかどうかで判断するしかない。

液晶にピント合焦枠を表示してくれる「インテリジェントファインダー」は搭載されないため、ここら辺はやや寂しいところではあります。


EOS KISS X7の動体撮影能力は、シビアな納品とかには厳しいでしょうが、自分にとっては十分に満足行く性能なのが確認出来ました。

ただ、中央部1点に全てを賭けるとか、カメラの特性を理解した使いこなしは必要なのは確か。

ちなみに、これはEOS KISS X7での撮影ですが、EOS KISS X9は、X7よりも性能が格段に向上している可能性があります。

AIサーボは明確に「AIサーボ2」にグレードアップしていますし、基礎的なAFの制御も、頭脳である映像エンジンDiGiC-7の処理能力が高いですし、期待は膨らむばかりです。


ちなみに、おまけとして、超絶性能を誇る「EOS 7D Mark2」ではどうなのか、やってみました。


EOS 7D Mark2は、あまりにも凄すぎて良い意味で笑ってしまいますね。

もはや人類を必要としない、人工知能の来襲と言った感じでしょうか。

なんなんだEOS 7D Mark2。