2017年7月30日日曜日

PowerShot G9X Mark2でもって、セルコホームズーパラダイスを撮ってみました

PowerShot G9X Mark2の印象があまりにも桁違いに良いため、いてもたってもいられなくなり、セルコホームズーパラダイスを撮影してみる事にしました。


他に用事があったのですが、どうしてもG9X Mark2で動物たちを撮影してみたくなり、連れに頼み込んで短時間の約束でズーパラダイスに入園。

PowerShot G9X Mark2は、本当に小さいため、大勢の家族連れの方々の間でカメラを取り出しても場の空気を全く壊さない!!

これは全体を通して揺るぎない美点です。
(※PowerShot SX710 HSで撮影)


カバの水槽は薄暗いのですが、かなり難しいシーンでもG9X Mark2は雰囲気たっぷりに撮る事が出来ました。

ちなみに、一眼レフのEOSや、本格的高機能ミニカメラPowerShot G5Xと同じく、G9X Mark2は常時マニュアル撮影で運用しているのですが、操作性は本当に快適。

しかも、これから分かるのですが、EOS KISSを凌駕する能力を発揮してくれる事になります。


PowerShot G9X Mark2は、AFもレスポンスも大満足の速さ!!

えっ、という感じです。

キヤノンのコントラストAFって、かなり癖があって、速いという言葉が出にくいやつだったんですが、G9X Mark2はビュンビュンに速い。

完全ではないものの、迷う事も滅多になくなり、あまりの高性能さにこっちが付いていけなくなりそうでした。


今までは、一眼レフじゃないと撮る意欲が湧かなかったトラの動体撮影に挑戦してみます。

ここでPowerShot G9X Mark2の威力が炸裂しました。

動体撮影用の設定って、シャッター速度、ISO感度、AF方式(AIサーボにする)等、一筋縄ではいかないものがあるのですが、その設定の数々を全て記憶出来るモードがあります。

それがダイヤル上に燦然と輝く「C」モード。

動体に限らずどんな設定でも記憶出来るのですが、今回は、ここに動体撮影の設定をして記憶しておいてます。

一旦記憶しておけば、以降はCモードに切り替えるだけで全設定がぱっと切り替えられます。

これだよこれ!! (※PowerShot G5Xにも存在します!!)

このCモードは、何と、一眼レフたるEOS KISSシリーズにすらも過去から現在に至るまで一回も搭載された事のないモードです。

EOS 7Dでは、静と動を自在に切り替えるためのキーポイントとなっているのですが、まさにG9X Mark2も7Dに近い事が出来てしまうわけです。


AFがトラをしっかりと追尾してくれて、動体撮影もばっちりです。

厳密には一眼レフの方が安定性は上だと思いますが、ポケットカメラでこれだけ撮れたら感動しまくりです。

また、タッチパネルで「ここ」って指定するだけで、AFポイントがそこに飛んで行ってくれるのも快適。


かなりの勢いでこっちに突進してくるレッサーパンダもなかなか良い感じで撮る事が出来ました。

周囲の空気を一切壊さない、まったりとした小さな小さなポケットカメラなのに、一眼レフもかくやというパワーある撮影が出来てそのギャップに目を白黒させてしまいました。


ISO感度125の風景撮影ですが、もうこの時点においては、こと画質面において一眼レフは必要ないほどのクオリティです。

APS-C換算で18-53mm F2-4.9レンズの制約の中で、というのはありますが。

ただ、静かでまったりとしたポケカメが、実は「一眼レフを必要としない」とまで言ってしまえる高画質を叩き出し、機能も操作性も妥協のないスーパーカメラである!!

このとてつもないギャップに燃えますね!!


ロバを撮影してみました。

ハイアングル撮影も楽々。

可動式液晶がなくとも、PowerShot G9X Mark2は本体がとてつもなく小さいため、レンズの方向も想像しやすく、自由自在な撮影が可能です。

むしろ、可動式液晶は、完全に「小ささの敵」というのが判明しているのでもう全く欲しいとか思わないです。

いやデカくなるから付けないで欲しいくらい。

逆に、じゃあそれなりのサイズのカメラなら?? それはあった方が良いかなぁとは思います。


シロクマが元気に動き回ってました!!

ここでも動体撮影だー!!

楽しい楽しい。

タッチパネルで素早く機能を選択し、レンズ周りのコントローラーリングでカチカチ数値を動かすのが楽しいし、タッチパネルのみでもいける。

こんだけデジタルカメラで興奮したのって、かなり久しぶりな気がする。


動き回るシロクマを動体撮影。

ポケットカメラなのに、機能も、性能も、操作性までも、全く何も欠ける所がなく文句なしに楽しい。

PowerShot G5Xだと、あまりにも本格派であるため、シャッターを切った後のフィーリングが淡泊なのが気になってしまう事がありますが、PowerShot G9X Mark2は、スマホやコンデジと同じ感じの場の雰囲気に溶け込むナチュラルカメラ。

ミラーレス特有の淡泊なフィーリングが逆にプラスになって立ち上がって来ます。

しかし、デジカメ黎明期から色々なカメラに触れて来た私ですが、PowerShot G5Xと並び、ついに当時の夢を完全に形にしたカメラが登場した!!

毎日身に着けるように持ち歩けるスーパーカメラの誕生!!

いわば新時代の幕開けという感じで、胸が震えるようでありますぞ。