2017年8月20日日曜日

雨降りのナイトズージアムでEOS 7D Mark2に惚れ直した話(1)

仙台の八木山にある動物公園「セルコームズーパラダイス」。

一年に3日限りの夜間開園である「ナイトズージアム」に行ってきました。

あいにくの雨になってしまったのですが、結果的には、雨・夜・動物公園の組み合わせという、風景として考えれば貴重な感じになったのかも。

今回の記事は2回に分けて書かせて頂きたいと思います。


最初に書かせて頂きたいのは、持って行ったカメラの「EOS 7D Mark2」が予想を遥かに超える凄さで、欲しさのあまり幻覚見そうになったくらいの購入当日よりも、さらに何倍もベタベタに惚れ直したという事なんです。

何というか、厳しい条件の時の撮影に、弱ったカメラマンをしっかり確実にサポートしてくれて、しかも、電撃的な速度でカメラマンの意図を反映し自由にコントロールさせてくれる。

スペックの数字なんかいくら並べても分からないEOS 7D Mark2という才色兼備・良妻賢母・最高相棒とも言えるスーパーカメラの本当の良さの片鱗でもガッチリと身に染みました。

ちなみに、雨降りでしたが、ズーパラダイスは大混雑でして、他のお客様のご迷惑になるため動物の観覧・撮影中は傘は畳んでいました。

このため、持って行ったPowerShot G9X Mark2は、あっと言う間に雨濡れのために途中で撤退。

雨でびしょびしょになりながらもビクともしないEOS 7D Mark2の独壇場でした。

レンズは、タオルで何とか防護出来る小さなサイズ、かつ明るいEF 50mm F1.8 STMの一本勝負。

念のため、EF 100mm F2.8L IS USMもビニールバッグに入れて持っては行ったものの、交換している余裕が無いのであきらめました。


■ちょっとだけPowerShot G9X Mark2

今回は記事を2回に分けさせて頂くということで、まずはPowerShot G9X Mark2での撮影から。

冒頭の通りですが、撮影中は、他のお客様の邪魔になるために傘を畳んでいるため、あっという間に雨濡れ。

タオルで防護・拭きながらの撮影だったんですが、破損が怖くて早々にビニールバッグに撤退となりました・・・が、撮れるところまでは撮りました。

八木山の自然の中に立つシマウマ。

まだ明るさが残っているとは言え、ISO感度は640。

G9X Mark2も大したものですよねー。

胸ポケットサイズのポケットカメラなのに、ISO感度640くらいでは高画質に揺るぎないですもん。

これは、三脚禁止のライトアップ撮影とか今後の展開が楽しみです。


雨濡れのためにビニールバッグに撤退直前に撮った猿山の風景写真です。

ISO感度は一眼レフが出て来るレベルのISO 6400に到達。

さすがにノイズはあるものの、うん、十分かな!!

胸ポケットカメラで6400が行けるという衝撃はかなり大きい。

さて、この段階では、おサルさんを撮るというより、雨のズーパラダイスの夜景という貴重な風景写真を撮るぞ!!・・・という認識。

そう、確かに主役は動物たちなんですが、普段は絶対に入れない夜間のズーパラダイス、しかも雨の風景!!

風景そのものが、どこかしこも全て貴重だよこれは!! と思えて行動していました。


■EOS 7D Mark2に感動しまくり

まだ少し明るさが残っている状況ですが、生まれて初めて、ゾウとライトアップ両方を見る・撮る事が出来ました!!

これ、普段は存在しない水場(水たまり)で遊んでいる姿で、それもびっくり。


今回、完全に個人的に未知の世界だったのが、夜間でライトアップされている中での動物たちの「動体撮影」になる!!という点でした。

私は常時マニュアル撮影のみやってるのですが、正直、マニュアルではよく分からないのと、刻々と変わる状況には追い付きにくい状況。

結論から言うと、途中で、生まれて初めて「シャッター速度優先AE」というモードを使う事を思いつき、敢行しましたが、このゾウのところはオールマニュアルのままやっております。


水に映るイルミネーションとゾウの組み合わせ。

これだけでも来た価値があるくらい、心のテンションがバシッと張りつめました。

ちなみに、ISO感度は6400。

6400では全く不安の無い画質というのも頼もしいですが、暗い場所にもビシビシとAFが当たる7D2の頼もしさよ。

EF 50mm F1.8 STMレンズは、とても明るいのに軽くて小さく、画角もばっちり。

ただし、レンズのAFスピードは最低クラスの遅さなので、本来ならば、7D2が装着するには力不足のレンズなんですが、そんな速くともしゃあない。

明るくて小さくて画角バッチリの価値が勝ります。

で、スマホやタブレットに比べても、50mmを装着したEOS 7D2は、トータルで消費するスペースが半分とか1/3以下くらいしかなくコンパクト!!

スマホやタブレットって、小さいような事を言ってますが、実際の撮影って、手を伸ばしたりなんだりヘタすると超望遠レンズを装着した大型一眼レフより空間を占有したりして実質的にはかなりの大型機材なんじゃないのかな、とふと思う事もあったりします。

顔に押し付けると、50mmレンズの小ささもあり、EOS 7D2は、混雑の中でも、スマホよりも安定して場所をとらないです。


うわぁ、綺麗!!

このズーパラダイスは、にせものの自然ではなく、ガチガチに本物の、八木山という本物の自然を流用しています。

木々のライトアップ、雨による傘の花。

園内の風景だけでも来た価値がずんずん高まる感じです。


ライトの中に光る雨粒。

ライトアップされた八木山の自然を見に来た!!というだけも、大満足してしまうレベルかも知れない・・・なとど思いましたが、プラス思考でいかないと、やっぱり夜の雨は寒くてあかんです。

夏じゃなくて完全に秋の気候ですな。

ISO感度6400が安定して使える7D2、夜間撮影はこれからも主役になってくれそう。


園内の風景は、もはや全てが貴重!!

しばし、動物たちを忘れて、貴重な風景写真を撮るのに熱中してたりしました。

そもそも、夏休み期間中の3日しか、夜にズーパラダイスに入園なんか出来ないわけだし、貴重、貴重っ。


今回の記事のラスト、スマトラトラのライトアップです。

おー、水場のライトアップだー・・・と風景撮影しようとしたら、奥からぱっとスマトラトラが現れてテンションが一気にまた張りつめます。

ここからは次回に書かせて頂きたいのですが、このスマトラトラ、夜間のライトアップの中を素早く動くわけなんですが、個人的には最高難易度に近い撮影となり、そんな中で、まさにEOS 7D2、EOS 7D Mark2にべたべたに惚れ直すとてつもない展開が待っていました。

それでは次回の記事でスマトラトラの撮影をして行きたいと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございました。


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