2018年4月17日火曜日

ZenFone max plus M1をカメラとして使ってみました

ZenFone max plus M1ですが、メーカーのASUSもかなりカメラを推しているので、カメラとしての実力もかなり気になります。

移動中にカメラとして使ってみました。


M1のカメラは、なんと、カメラユニットを2基搭載している「デュアルカメラ」なんです。

メインカメラは、1600万画素。

物理的な焦点距離は4mm。

画質的には、飛びぬけてとか、驚異の、というわけにはいかないですが、青空をバックに木を撮影しても上手に明暗差や色を丸めて来ていて、無難に撮れて安心。

このあたりは、各社が採用している映像エンジンの設計が、かなり平準化して来ているのかなぁと思わされます。

厳しい条件では、キヤノンのDiGiCとかの、その道を極めた技術にはかなわないでしょうが、DiGiCに勝てたら逆に異常事態なので全く問題なしです。


そして、これが、ZenFone max plus M1カメラの大特長!! もう一つのカメラユニット、800万画素広角カメラユニットに切り替えて撮影したものです。

物理的な焦点距離は2mmなので、メインカメラより明らかに大幅な広角化を果たします。

電子的な加工とかじゃなく、物理的にユニットが広角・・・。

こういう、物理的に・・・というのがロマンですね。

たとえば、ビデオカメラで言う所の3CCD、ソニーの裏面照射センサーとか、正面切った物理のパワーはときめくもんですね。


ギリギリ残った桜をメインカメラ1600万画素で撮影。

これだけ撮れればいいかな。

画質も大切ですが、カメラとしての使い勝手はどうか??

まず、横に構えると、レンズユニットに指がかかりやすいのが気になりました。

本物のデジタルカメラだと、今はないけど、その黎明期には、極端にカメラユニットが端に寄ってるせいで「指が間違って写りやすい」という評価のカメラがありました。

その悩みが復活した感じです。

慣れればいいけど、「しっかり横に構えるのに、いちいち気をつかう」という点ではどうしてもマイナスです。

あと、本体が薄くて、PowerShot G5Xとか、PowerShot G9Xはもちろん、1/2.3インチセンサー搭載の、PowerShot SX710 HSと比べても、比較にならないくらいもちにくい。

スマホが本物のカメラを押しのける、という世の中の流れが怖いので、あえて、あえてわざわざ本物のカメラと比較する、という高いハードルで比べてみました。

このあたり、手軽さや、画質「だけ」を持ち出して、デジタルカメラの時代が終わったかのように言う方がいらっしゃいますが、まぁそれはそれで一見識なものの、薄い板一枚のボディでなんでもかんでもやらされていいのか、使いにくいシーン多いべ??という意見もそろそろ出て来てもバチは当たらないのではないでしょうか。


こちらは広角800万画素ユニット。

カメラとしての撮りやすさは、PowerShotのような本物のカメラが良いのはもちろんですが、そういう比較をせずに、単体としてどうなのかと問われると、かなり良い感じです。

薄い本体が横に持った時に色々と不便なだけで、広角とメインのカメラユニットの切替はワンタッチだし、音量ボタンをシャッターボタンとして使えるし、携帯性はもちろん最高だし、この板一枚スタイリングという中では、熱い努力があります。


メインと広角が物理的に切り替えられる。

なるほど、そう来たか、ですね。

これから本格的に使ってみたいと思います。