2018年9月30日日曜日

EOS KISS Mで雨の秋保大滝へ。初の4K本格撮影開始。

前回、EOS KISS Mの4Kムービーテストを終えて「これならば、ずっと使いたいと思える」と判断出来たため、いよいよ4Kでの本格撮影に入る事としました。

あいにくの雨降りでしたが、EOS KISS Mは、レンズ交換式カメラとしては破格の、小さなサイズと高画質を両立したカメラなので、傘を片手に本格撮影する事すらも可能と踏んでそのまま秋保大滝に出発しました。

秋保大滝の滝つぼは、足元が極めて悪く、雨や雪の日は、特に手足を使って進まないと滑って転んで怪我するほどの場所ですが、小さなEOS KISS Mと共にであれば、全然問題なしという判断です。


↑4Kムービーですが、フルオートはやめて、マニュアルにし、以下の基礎設定をしました。

(1)シャッター速度は1/60秒に固定し、これは動かさない。

(2)レンズ光学補正で、色収差の補正は行う。

(3)ピクチャースタイルは「ディテール重視」。

(4)高輝度側階調優先をONにする。

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上記を固めた上で・・・

(5)ISO感度と、絞りは、その場に応じて変更する。
  ※今回はISO感度は1250、絞りはF/8がメイン。

(6)フォーカスは、MFにして、オートフォーカスは使わない。

・・・という事にしました。

EOS KISS Mは、従来の(EOS KISS X7以前など)機能省略タイプのEOS KISSとは全く異なり、中堅機の要素がかなり入ってきています。

たとえば、ピクチャースタイルやレンズ光学補正はモードで独立して設定できませんが、シャッター速度や絞りは、動画モードと、写真のマニュアルモードで別々に記憶してくれるようになっており(!!!!)非常に、非常に、非常に助かりました。

これなら、固めた設定をダイヤルに記憶しておける「Cモード」が無い・・・という、EOS KISS Mにして、まだ引き継がれる制約に苦しむ事が劇的に少なくなります。

ムービーはどうあってもシャッター速度1/60秒で撮りたいので、Cモードが無いと、逆に1/60秒ばかりでは撮るわけがない写真と混ぜて使うとなると、大変な苦労になるわけです。


↑いよいよ、秋保大滝の滝つぼに降りて行きます。

三脚は使わず、手持ちのみ。

動画の時に発揮される「ボディ内5軸手振れ補正」がしっかり搭載されており、これがまた実に強力で、4Kを大画面プラズマテレビで鑑賞しても、画のふらつきが気になる事は特にありませんでした。

EOS KISS Mは、よくキー数が少ないと言われますが、実際にそれが原因で苦労するのか?と言われると、特にそんな事は無いです。

EOS KISS Mだけに限らず、キヤノンのカメラは、タッチパネルが実に優秀な「操作パネル」として機能するため、むしろ、パネルによって操作ボタンは数多くて分かりやすくて使いやすいとさえ言えるほど。

よりキー数の少ない一眼レフのEOS KISS X7でも、キー数の少なさで苦労した事は全くありません。

キヤノンの、タッチパネル・ハードウェアキーのハイブリッド設計は、とてつもなく優秀と言えます。


↑雨降っている秋保大滝の瀑布!!とんでもねぇ量の水滴が襲って来ます。

EOS KISS Mは防塵防滴構造にはなっていないため、タオル防衛が必須で、このあたりは体の小さなカメラならではの技です。

傘を片手に水滴も防御しながらの撮影ですが、片手撮影がまるで苦にならないほど、EOS KISS Mは小さくて軽い。

正直、この段階においては、もう人情としてさすがに体の大きなカメラは使いたくないと思わされます。

そして、フォーカスですが、完全にMFです。

MFは不安な思いもあったのですが、結果的には快適!

EOS KISS Mは、ミラーレスの特性もあり、MFを積極的に使いたくすら、なります。

さらに援軍となっているのが、EF-M 15-45mm F3.5-6.3 STMレンズの美点。

とにかく全長が極めて短いため、ピントリングを片手でも微調整出来るほどで、しかも、リングがスカスカではなく、ほどよい調整感。

EVFには、マニュアルでピントが合った位置に「青色でマーキングを入れる」ピーキング機能をONにしてるので、手早くピント合わせも可能。

このピーキングは、本当に凄いです。

もう、ピーキング無しのカメラを買うのは怖くなるほどの高い効果に助けられまくりです。


↑画質ですが、さすがに830万画素だけあって、水しぶきまで表現できています。

正直、4Kというよりは、フルハイビジョンにダウンコンバートした時の濃密感が凄く、「コンプリート・フルハイビジョン」という印象です。

なんやかんや、映像ソースは、同規格のモニタに映すのがベストではなく、一つ上の規格のダウンコンバートがベストかなぁと。

だったら、4Kモニタに映す最高の映像は、その流れだで言えば4Kソースではなくて、より上の8Kのダウンコンバートを待たなくてはならないという感じですかね・・・先が長くてそれは待たなくていいや・・・。


↑4K映像の精細感はさすがのものがありますけど、動きもなかなかです。

24pだと、ちょうど映画的な質感があって、家のプラズマテレビで簡単な上映会なんかをやると、画面がもちますね。

逆に60pだと、確かに技術的には素晴らしいのですが、正直、上映会での反応の薄さは60pが一番ヤバイですね。

はっきり言ってしまうと、60pの動きって、普通の人からしたら、そんなの当然の動きなので、滑らかだーとか何とも思わないわけです。

24pや30pの非日常感はそこには全くないフツーの事で、よほど被写体が魅力的じゃないと逆に持たないという寸法です。

また、容量がきついですね。

4Kのビットレートは、フルハイビジョンがAVCHD規格時代に大騒ぎしてた24Mbpsとか28Mbpsを、軽く笑い飛ばすほどの驚異の120Mbpsもあり、たったの15秒で230MBくらい行ってしまいます。

となると、容量の節約と、映画感の濃さも含めて、24pしか撮れないとは言えども現状ではベストかなぁと。

30pや60pで撮れるに越した事はないので、将来搭載されれば良いとは思いますが、今は4K容量のとんでもなさに戦慄してるので24pが一番良いです!


↑4K映像が違うのが、「もや」とか「水しぶき」の緻密さですね。

雨の中の映像だと、ハッキリと4Kの威力が分かります。

ただ、このあたりは、EF 70-200mm F4Lレンズとか、とびきりの描写力を持ったレンズであれば、フルハイビジョンでも結構いける所ではありますが、軽量コンパクトレンズを極めたEF-M 15-45mm F3.5-6.3 STMレンズでも行けるのは、規格の持つパワーというところか。

830万画素の静止画は、十分に印刷に耐える・・・というか、ダイナミックレンジなどの基礎画質はAPS-Cセンサーを受け継げるわけだから、1/2.3インチあたりの小サイズセンサー2000万画素と、どっちが良いのかと思えるくらいの画質にはなっているかも。

少なくとも、ISO感度1250を何の躊躇もなく使えるのはでかい。

そう、ここの映像(から切り出した静止画)は、全部ISO感度1250とか、高感度設定で撮ってるんですよね。

↑木々の間から見える秋保大滝。

EOS KISS Mの4Kは、画角が狭くなる特性があるのですが、私の撮影だと、これがかなりのアドバンテージになっています!

EF-M 15-45mmは、デジタルズーミングがかかった状態の方が、標準的に撮れて、望遠も強く、大絶賛です。

これで不足な時には、超広角ズームを導入すれば済む話で、15-45がズームにとても強くなる特性の方が個人的には大切。

写真だけでなく、4Kも、EOS KISS Mはとても自分に合うので、大変なお祭り騒ぎになっています。

EOS KISS Mで、初の4K撮影へ。テストしてKISS 4Kを知る。

なんと、EOS KISS Mには、4Kムービー撮影機能も搭載されていました。

このところ、動画撮影の意欲が錆びついていて、4Kカメラも特に無理して買う気は無いままで今日まで来たのですが、すでにぞっこんのEOS KISS Mに搭載されているのであれば、これは是非とも撮影してみたい、となりました。

結論から言うと、今回はテストのみなのですが、「この4Kは十分に行ける!」と判断できて、さらにムービー撮影の意欲にも再び火が付きました。


↑まず、4Kってものが私にとっては初めてなので、そもそも、4Kムービーとはどんな感じのものなのだろうか? という、原始の部分から入らなければなりませんでした。

ここまで、従来のカメラとは異なる新しさづくしのEOS KISS Mですが、ついにムービーまでがその洗礼を受ける日がやって来たわけです。

キヤノンというメーカーは、EOSムービーによって、世界のムービー撮影の常識を変えたメーカーと言われています。

その「開拓者」の誉れ高いメーカーが搭載して来る4Kとは、一体どのようなものなのであろうか?

いきなりマニュアルではやらず、フルオートにて、夜明け後のまだ薄暗い青葉城にてテスト撮影してみました。

4Kはとんでもない巨大サイズのムービーで、何と、3840x2160ピクセル。

フルハイビジョン映像の実に四倍・・・830万画素の映像によるムービーというとんでもないもの。

薄暗いシーンにおけるフルオート撮影なので、ISO感度は一気に6400(上限)まで上がったと思われますが、ノイズによってディテールはがた落ちしているものの、極めて精細な画が撮れました。

普通のムービーと変わらずに、何の苦労もなくさくっと撮れて「えっ、こんな簡単に4Kって撮れるの?」と拍子抜けしたほど簡単でした(フルオートは)。


↑ 4Kを敬遠していた理由の一つが、PCの環境にあります。

2011年に、Core i7(2630QM)搭載の15.6型液晶搭載ノートパソコン(Acer Aspire 5750G)を買って以来、全く性能に不満が無いため今日までずっとメインで使い続けて来ました。

途中で、HDDを1TB(7200rpm)に換装したくらいです。

で、これで4Kの再生って出来るものなのだろうか? という所からクリアしないといけません。

まず、Windows 10に標準搭載されている「映画とテレビ」とかいうアプリ、「Windowsメディアプレーヤー」は、どっちもコマ落ちが酷くて使い物になりませんでした。

一瞬、PCの性能不足かと思って、「うわー4KやりたきゃPC買い替えコースなの?!」と涙目になりそうになりましたが、フリーソフトの「VLCプレーヤー」を入れてみたら、なんと綺麗に再生出来て事なきを得ました。

3840x2160ピクセルの映像を、映画のように秒間24コマ。

2160/24pで見事に再生する事が出来ました。


↑また、画角がちょうど良い感じです。

技術的には、EOS KISS Mの4Kは、センサーの中央部分の4K解像度部分だけを切り出して使う事になっていますが、要するにズーミング効果が生まれます。

しかし、実際に撮影してみると、このズーミング画角が(個人的には)ジャストフィットなんです。

16:9映像は、ワイドスクリーンなので、もともと、必要以上に広角に感じられる事があって、フルハイビジョン撮影では「思ったより引き過ぎる画だなぁ」と感じる事が多々ありました。

EOS KISS Mの4Kだと、ズーミング効果がかかり、かなり欲しい画角に近い!

EF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STMレンズも、EF-M 55-200mm F4.5-6.3 IS STMも、どちらも4Kムービーに適したズーミング画角が得られ、キヤノンはまさかそこまで計算したわけではないでしょうが、唯一無二の良さが得られたかも知れません。

よく聞く話が、「キヤノンの4Kは他社の4Kに比べて遅れている」という事ですが、キヤノンを無理にかばうわけではなく(私は、自分が思ったままにテンションを上げ下げするだけで、決して、心にもないお世辞や、心にも無い誉め言葉を言う事はありません)、別に遅れていようがいまいが関係なく、この4Kならば使いたいと思える!

ただし、フルオートだと、どうもスッキリしません。

マニュアルにして、いよいよ本格撮影に突入する事にしました!

2018年9月29日土曜日

映画「クワイエット・プレイス」、近年稀にみるお気に入りホラーに!!

なんかこう、ホラー映画でズガンと気に入ったものが最近観る事が出来ていない・・・!

リングとか、着信アリ(初代)とか、エスターみたいな、ガツンと来るようなのは無いものか・・・。

などと毎回思いながらホラー映画を観るわけですが、今回はついに(個人的に)大当たりが出ました。

「クワイエット・プレイス」は、既に世界が滅ぼされてしまった後という時代!

しかも、大きな音を立てると、どこからともなく化け物(世界を滅ぼした元凶)が現れて殺されてしまう!!という苛烈な世界観の中で、数少ない(と思われる)生き残りの一家の日常が描かれて行きます。

音を立てたらいけないったって、どうせ大した事ないんでしょ? その設定途中で忘れたみたいなアクション映画になっちまうんでしょ?などと、かなりなめ切った態度で鑑賞に臨みましたが、前半で背筋を伸ばして襟を正して鑑賞するくらい、気合の入った映画になってました。

正直、ここ最近で見た映画の中では一番良かった!!

確かに一部粗い所はあるものの、長らく待ち望んでいた傑作ホラーが観られた!と言って良いかと思ってます。

というかめちゃくちゃ面白い。

音を立てたらいけない、というのが、かなり徹底してます。

なんと前半は手話で話が進行し、セリフなし!!

吹き替え版を作っても意味なしの映画になってます。

音を立ててはいけない場面がかなり長く丁寧に描かれ、段々と「え、ちょっと長くねー?」と観客もさすがにイライラして来るのですが、それはもう監督の思うつぼというやつかな。

このイライラによって、いかに音を立てるのが深刻な事なのか、ふと他人事だった観客にも何か自分のことのように刻み込まれて行きます。

時間をかけて下地を作る・・・昔はこの手法をとる映画も多かった気がしますが、今は誰もかれも辛抱しない時代なのでその手法は敬遠されがちで、やってくるのは逆に新鮮。

音を立てると殺しに来る化け物も、この手の映画は姿を現したら白けると思うと、そうじゃない。

主人公が、兵士でも何でもない普通の一般家庭なので、化け物に対抗なんか最初から出来るわけもなく、恐怖感は生半可じゃない。

怪物は盲目で音を立てない限りは大丈夫というのがまた随所で生かされてて怖い。

この化け物、音を立てると、テレビだろうと小動物だろうと、何がそうさせるのかブチ切れて速攻でブチ殺しに来るので本気で怖い。

標的が人間だけじゃなくて全部というのが今までに全然いない恐怖。

正直、個人的な感覚では、初代のプレデターよりもこっちの方が遥かに怖いです。

そんな中、家族の母親が急に出産・・・。

いやいやいや、それは音を立てないわけいかねーーわ!! どーーーすんだよ!!絶対にもう、どーーなんのーーー。

もう、椅子から立ち上がりそうになるくらいの盛り上がりですわ。

女性の強さ、母の強さに感動します。

もうね、この時代に、今さらホントこんな良いホラー(サスペンス?)作れるものなのか?と怖いのに嬉しくなってしまう。

化け物も怖いし。

ちなみに、化け物は、まぁ世界が滅んでいるくらいだから、アメリカ軍すらも歯が立たなかったんでしょうね。

なんか鉄の壁は一発で大穴開けるし、スピードは超速いし、皮膚は装甲になってたり、アメコミの強敵かよ。

アメコミの強敵に、普通の一般家庭が直面とか、無慈悲過ぎてもう大変です。

一体どうなるのか!? ラストはちょっとアメリカ映画っぽい感じはあるけどもう一回観たい。

ちなみに、この作品は、決して娯楽一本やりではないので、飽きずに観る事が肝要です。

映画「散り椿」観ました

劇場にて久しぶりの邦画「散り椿」観ました。

大作系の時代劇なのですが、相変わらず、日本映画は登場人物がめちゃくちゃ多いですね。

「殿、利息でござる」みたいに、人物が多数いても丁寧に観客に感情移入させられる作品はあらためて凄い・・・が、この映画はそこまでは上手く作れていないかな?

この作品は、ある事件を背負って藩から逃げた武士が主人公。

恋女房の奥さんが病死してしまうのですが、その際の遺言で、なんとその奥さんを争った事もある親友を助けるため藩に戻る事になります。

なんかこう、人物に感情移入する前に、複雑な状況や人物関係を飲み込まないといけないため、映画慣れしてない方は割と厳しいかも。

もちろん完全な新作なのですが、あたかも、この作品の前に丸々一本「前作」があって、それを観ないとよく分からないよ的な作りに感じました。

主人公を演じる岡田准一さんの殺陣のキレは見事の一言に尽きるし、見所は沢山ありますが、前半は「新作にあるまじき続編感」が漂いなかなか落ち着かない。

ジャンルは全く違いますが、どことなく、高倉健さん、鶴田浩二さんのヤクザ映画のようなペース配分という印象。

過去を背負った男が、何を成し遂げたいのかいまいち掴み切れずに鬱屈した毎日を送る。

キナ臭いが平穏な日常の中で、いくつかの事件が起きたりする。

反目しあう友との激突と和解。

頼りなかった舎弟(的な人物)がやがて成長するも、状況は悪化。

悪党は、私利私欲に目のくらんだドス悪い全く情状酌量の余地も改心する余地もない凶悪人。

凶悪人による卑怯で理不尽な攻撃に耐える日々。

そして積もり積もった怒りがついに大爆発!!・・・みたいなペース配分。

途中までは、やや嫌な予感もしたのですが、見終わったらもう大満足でした。

終盤の盛り上がりは相当なものでした!!

映画「死霊館のシスター」を観ました

劇場にて「死霊館のシスター」を観ました。

よくある、悪魔vsバチカンの悪魔祓いのオカルト対決映画・・・と言ってしまえばそうなんですが、なかなか新しい要素も盛り込まれています。

幻覚と思わせて幻覚じゃないフェイントが癖になる。

たとえば、悪魔に襲われた!!なんてシーンは当然流れからして幻覚だよね?と思うわけです。

ところがどっこい、幻覚っぽいのに、その際に受けた仕打ちやダメージはそのまま主人公たちの身に降りかかっていたりするのです。

全体的に、悪魔側が卑怯なまでに強くて「そりゃないよ」感が満載。

予定調和などない、目の離せない、なかなか見所のあるオカルトホラーに仕上がっています。

あと、最近は警戒されてるから、そんなやらないのではないか?と思っていた音や映像で観客をびっくりさせる手法を連発して来ます。

ドドーン!!とかいきなり音出すの(何回も)やめて欲しい。

「ひぃっ!」とか声出てしまったっす。

びっくりさせられるのが嫌いな方には徹底的に向かないですが、どうあれこのお陰で絶対に退屈だけはしない保証付きです。

EOS KISS Mで夜景撮影(朝方)やってみました

EOS KISS Mある嬉しさでもはや寝ていられず、夜景撮影に行って来ました。

とは言え、本当の夜中じゃなく、朝方の暗いうちにという時間帯を選びまして4:00起きです。

もはや仙台の朝方は結構寒い!まだまだ秋としては序の口なのに、既に指が冷たくて、ダイヤルを操作するのが辛めになってしまいましたが、EOS KISS Mは、タッチパネルで自在に設定を変えられるのでバキバキに助かりました。

これって、一眼レフのEOS KISS X7で、初冬の峡谷で(ミラーレス機能でもって)撮影してた時、指が寒さで固まって難儀した時に救われた能力なんですが、EOS KISS Mでも変わらず美点が生きていて、何やかんやと、一眼レフからミラーレスになった時に、EOSって失われた物が想像以上にそんな無い事に驚くばかり。

あと、一眼レフだろうとミラーレスだろうと、EOSの全機種通じて流れる「操作感覚の継続感」は凄いですね。


↑EF-M 55-200mm F4.5-6.3 IS STMレンズで撮影。

ISO感度=100、絞り=F/8、シャッター速度30秒。

EOS KISS Mは有線のリモートスイッチが廃止され、Bluetoothのワイレスレリーズになったのですが、それは買ってなかった!

というわけで、シャッターを無衝撃で押すために、セルフタイマー2秒を使いました。

あと、デュアルピクセルCMOS AFは、こんな暗くともAFも当たりますね。

ただ、ややコントラストが低い部分にはまだ当たりにくい気がしたので、そんな時はMF移行。

MFは、とにかく光学ファインダーは比較の対象にならないくらい使いやすいため、積極的に使いたくなりますね。

別にMFにしなくとも、AFして拡大→微調整も楽々出来るのでもう何でもあり。

このフェーズをやりやすくするため、昔は、中判カメラを求めたり、大仰なファインダーを搭載したカメラを大金かけて買ったりする流れでしたが、今はもう、手のひらに乗る小さくて軽いEOS KISS Mが、そういう大型カメラを遥か上の上の大空に超えてしまうほど使いやすくなっててビビりまくりです。


EF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STMレンズで撮影。

↑ISO感度=100、絞り=F/8、シャッター速度=30秒で撮影。

かなり暗い中での撮影だったため、光学ファインダーでは、F3.5-6.3レンズではまずファインダーが真っ暗で何も見えずにカンによる撮影になったと思われます。

しかし、ミラーレスだと、EVF(モニタ)を見えるように出来る(実際の露出が反映されるため)ため、全く問題ないという・・・。

それどころか、見えるだけでなく、手早く細部を5倍、10倍に拡大し、厳密なピント合わせが素早く可能・・・昨日まで出来なかった事が今日できる感、これがEOS KISS Mは濃くてビビリます。

確かに一眼レフEOSでも、このシチュエーションはミラーレス撮影しか考えられなかったと思います。


↑手前の原っぱを暗くせずに見えるように入れたくて明るく撮ってみました。

EF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STMレンズで撮影。

ISO感度=500、絞り=F/8、シャッター速度30秒です。

朝方なので、急速に光の調子が変わるため、雰囲気も写真1枚1枚でかなり変わって行くのが面白いですね。


↑刻々と明るくなって行くので、明るめに撮りたいなぁと思った時、ISO感度をどんどん下げて設定出来るのが面白い。

ISO感度=200、絞り=F/8、シャッター速度30秒です。

この頃には、カメラの向きを変えた時などに起きる、軽量三脚ならではの三脚ブレ終息を待つため、セルフタイマー10秒で撮っています。

なにしろカメラがとても軽いので、プレ終息にゃあ2秒でも大丈夫なんですが、念のため。

重たい三脚を買えばいいのにと思われるでしょうが、重たいのは持って行かない(危ないし)のでこれで良いです。


↑撮影中に、かるーく三脚をポンと揺らしてブレで遊んでみました。

ちなみに、軽いEOS KISS Mはほぼ大丈夫ですが、愛用のSLIKの軽量三脚だと、EOS 7Dはヤバいですね。

カメラの向きを変えたりすると、5秒くらいは待たないと、三脚が「ユッパユッパ」と微かに揺れてて、その間にスローシャッター切った写真は漏れなくブレるという。

期待のAPS-C+フルサイズ統合型ミラーレスたるEOS Rも、まぁ軽いとは言えども、あくまでもドド重いフルサイズ一眼レフと比較して軽いというだけであって、普通に、中堅のAPS-C一眼レフくらいの重さはあるので、なかなか・・・別にこのままEOS Mだけでも良いのでは??なーんて思えしまう瞬間です。


↑うおーーー美しい日の出だー。

曇りまくってる空ですが、太陽が出る所だけぽかっと雲が開いてくれて、美しい!

この時はすでにEOS KISS Mを手持ちで撮影してます。

EF-M 55-200mm F4.5-6.3 IS STMで撮影。

ISO感度=500、絞り=F/11、シャッター速度1/40秒です。


↑EOS KISS Mの「コシッ!」というシャッター音ですが、聞きなれて来ると、不思議なもので・・・結構心地よくなって来ました。

半端な音消しでにごさず、メカシャッターの打撃音を押し出して来たのが、奏功してるのかも。

このあたり、キヤノンの計算だとしたら、うますぎる!!

EOS KISS X7の良さも持つ新時代のミニカメラEOS KISS M・・・いいぞこれは!!

2018年9月28日金曜日

EOS KISS Mのキー設定を変更(絞り・シャッター速度切替など)

EOS KISS Mに、早くも史上最高度数でぞっこんの私ですが、自分に合うようにキーカスタマイズ出来る範囲もなかなかに広く、超小型の中堅機を手にしたような感覚で使えています。

先日、一旦設定をしてみたのですが、本格撮影を開始してみて「こうだったらもっと良いな」と思うところが出て来たので、設定を変更してみます。


私はマニュアルモードを常用しているので、絞りとシャッター速度を変更するモード切替用キーはかなり重要な部分です。

初期設定の通り、カーソルキーの「上」をそのままにして使用していたのですが、親指AFもやってるので、親指の移動量がバカにできないくらい大きく、咄嗟の操作がしにくい事を実感しました。

そこで、従来までISO感度変更に割当ていたM-Fnキーを、絞りとシャッター速度の切替にしました。

ダイヤル操作する人差し指をそのまま使えるので、各段に楽になりました!

一眼レフEOS KISSの「Avボタン」も良いのですが、背面からトップパネルに操作系を移植する、というのは、EOS Rでも試みられている次の時代のものであり、アリかなぁと。

逆に、ISO感度は、カーソルの上に持って行きました。


EOS KISS Mのバッテリーが想定以上にもつのが分かって来たので、カーソルキーの下に割当していた、「モニタ消灯キー」は一旦取り下げて、ここに「拡大」を割り当ててみました。

この拡大が快適の上の快適!!

写真では液晶モニタを使用しておりますが、EVFで見ながら、「あれっ、この被写体の細部もっと確認したいなぁ」という時にパッと拡大出来るのは快適快適。


一眼レフのフィーリングや光学ファインダーの気持ち良さ、目の優しさの価値は不滅ですが、電子ビューならではの高機能さはもうごっついですね。

特に拡大系は、光学ファインダーでは踏み込めないゾーンであるので、ミラーレスにした意味がドドーンと押し寄せます。


拡大ですが、単に拡大するだけならそんなに騒ぐほどでもないですが、EOS KISS Mは、まるでスマホみたいに指でスラスラスラーと像を移動できます!!

これがもう武者震いが来るくらい便利で快適。

光学ファインダーの良さはもちろん大変あるけれど、それに拘泥していては、この便利さは手に入らなかったなぁと。

全般的に、EOS KISS M (キヤノンEOS M全体?)は、タッチパネルとハードウェアのハイブリットっぷりが見事で、新しい時代のカメラ感がとにかく凄い。

あまりにも気が早い話ですが、もはや買って良かったどころの騒ぎではなく、買わなかったら泣いてた!くらいEOS KISS Mは心にドストライクです。 早く次の撮影がしたい!!

2018年9月27日木曜日

EOS KISS Mと、EOS Rのお陰で、EF-Mレンズ欲しさ大爆発!! カタログ熟読だー!!

ずーーーっとあんまり興味無かったEF-Mレンズですが、EOS KISS Mという決定的な上に二つも三つも重ねて決定的なカメラの登場と、ミラーレスの主線化を確定させたEOS Rの登場により、ついに個人的に、EF-Mレンズが大ブレークしました。


EOS KISS Mは、大袈裟でもなんでもなく、「初めてカメラを買った時に匹敵する感動」を味わえています。

くすんでいた毎日が、色鮮やかに輝きだし、空気がおいしい!!


(※先日、EOS KISS M持って出かけた、国定みちのく公園にて)

いやーーーーーEOS KISS M、お世辞でもなんでもなく、マジ激激に良いです。

この小ささ! 小ささ・快適さを備えた傑作機「PowerShot G9X Mark2」と並べてみても、きっちり小さい。

EOS Rは、フルサイズセンサーのシステムなので、レンズ交換式カメラで高性能と小ささを追求するとなると、EOS Mの価値はさらに数段上がる感じ。

しかも、小さいのに、APS-Cセンサー搭載のカメラシステムですから、どっちに行ってもパラダイスなわけですよ、ルンルンですよ!!

そこまで言っちゃうくらい、カメラへのドキドキが巻き起こっています。

それで、今まで一回も手にした事無かった、EF-Mレンズカタログももらって来てしまって、熟読するようになりました。


キヤノンのカタログですが、特に、EOS KISS M、EOS M100は、単なる製品の紹介ではなく、とても優しい雰囲気で詩的で、掲載されている写真を眺めながら「うるっ」と来てしまうくらい心に染みる造りですねー。

このEF-Mレンズカタログも、まさかのそういう優しい雰囲気に包まれているんですよ。

単にカタログと思わないで、一度店頭とかで手にして読んでみて欲しいところです。

レンズの製品写真より、実際に撮影した写真作品の方を遥かにデカデカと掲載するカタログ!好感度すげぇ。

そうは言ってもまずはレンズ、レンズ!

トップバッターは、おおおおおおーーー遂に登場だ!! 大口径単焦点レンズのEF-M 32mm F1.4 STM。

なんと4ページに渡って紹介されてる、本カタログの一押しスターレンズだ。

EF-Mレンズのデザインは、つるっとしたアルミ調のボディに、綾目ローレットのリングという事で、キヤノンのEFレンズやEF-Sレンズとは雰囲気がまるで異なり、敬遠していたのですが、実際に手にしてみるとめちゃキレイ。

しかも軽くて小さくて、高性能。

あと、ぶっちゃけた話、値段が良心的!!

EFレンズもEF-Sレンズも、もう新製品出るのに期待する気がなくなるくらい高価なプライス出まくりで疲れていたところ、EF-Mは本当にすごい。

一眼レフに入門した時、今はもう高額なレンズしか作る気ないタムロンやシグマが、安くて良いレンズを色々揃えていた時代があって、「あーっ、買えそう!じゃ、一眼レフやってみっか」となったわけですが、そのキラキラした夢の時間が完全に復活して来たような気持ち。

仮に私が今から初めてカメラの世界に入るのなら、まず第一番にはPowerShot Gシリーズを考え、レンズ交換式なら、1秒の迷いもなくEOS KISS MとEF-Mになったと思います。


EF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STMは、持っています!!

これ、むちゃくちゃ良いレンズです。

APS-Cで15mmを実現してて、こんだけ小さくて軽いってのはやっぱり無いです。

130gしかない!

どうしても他に、と言うなら、レンズ固定式の「PowerShot G1X Mark3」がある(キヤノン何でもアリなのがまた凄いね)のですが、交換式ではオンリーワンです。

EOS KISS Mと組み合わせると、AFの測距点が99点を誇り、強力なデュアルセンシングIS対応、さらにリアルタイムDLOまでかけられるので、破格の存在です。

スイッチ押しながら収納するタイプの沈胴式レンズなので、収納は面倒ですが、撮影中は別に収納しなくていいやの気持ちで解決!


(※カタログではなく自分で撮った愛機の写真です)
やはり、EF-M 55-200mm F4.5-6.3 IS STMは、強烈に好感度高い!

APS-Cカメラなのに、200mm望遠レンズが!! 小さなビニールの手提げ袋にかるーく入れておける!!

うおおおーー小さくて軽くて、本格的な望遠レンズときたもんだーーーショックでかいです。


実際に自分でこのEF-M 55-200mm F4.5-6.3 IS STMレンズでもって撮影した写真ですが、軽くて小さい望遠レンズというのは画期的なものでした!

どんなに歩いても軽いから疲れないし、カメラ(EOS KISS M)ごとずーっと片手で持ってても全く苦にならない!

時間が経過するにつれて、EF-Mレンズへの感謝と驚きが増幅して行きますのだ!!

このレンズ、ノーマークだったんですが反省です。

ノーマークどころか、EF-Mレンズ全体の好感度を数倍のスケールで底上げしてくれて、EF-Mレンズを見直した原動力の一つになってますのよん!!

ちなみに、EOS KISS Mに装着するとこのEF-M 55-200mm F4.5-6.3 IS STM、驚くなかれ、EOS Rとも同じ! 何と測距点が143点と最大数になるのでEOSアール!

EF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STMは99点(それでも多い)なので、レンズによって、143点が使えるかどうか変わるんですよね。

もちろん、EOS KISS Mであれば、デュアルセンシングISと、リアルタイムDLOにも対応していて、軽くて小さいだけでなく、性能を求めて選ぶ事も全然アリ!!


その全数が小さくて軽いEF-Mレンズにあって、最小最軽量がこのEF-M 22mm F2.0 STMです!

驚異の105g。

値段も定価ベースでも3万円と、全部良心的価格を誇るEF-Mレンズの中でも突出しています。

そもそも、小さいだけでなく、描写力も極めて高い評価を得ています。

「キヤノンのパンケーキレンズの当たり率は100%伝説」の一翼を担っています。

ぐおおおー欲しいー。

ちなみに、EOS KISS Mを最小最軽量の状態で使いたければこのレンズがなければなりません。


これは激烈に欲しい!!

EF-M 28mm F3.5 マクロ IS STMです。

なんと、スーパーマクロモードというのを持ち、その際は、撮影倍率1.2倍!

さらにLEDライト内蔵です。

EF-S 35mm F2.8 IS STMが欲しい欲しいと思ってましたが、どっちかというとこれを買いたい気持ちが燃え上がって来た!!


超広角ズームのEF-M 11-22mm F4.5-5.6 IS STMです。

これも画質の評価は極めて高いですねー。

EF-Mレンズは、とにかく小型軽量に特化しており、EOS R登場に伴ってその揺るぎない価値が再認識され、私もついにEF-Mに来させて頂いたわけなのですが、とにかくEF-Mは画質の評価が高い!!

小ささ特化のため、どうしても暗いのが多いラインナップにはなるんですが、その分、画質はとても良くてバランスをとってる感じですね。


なかなか買いにくいものの、あればド便利な高倍率ズームまでラインナップ。

EF-M 18-150mm F3.5-6.3 IS STMです。

しかも、最短撮影距離は立派な0.25mで、被写体に寄れるのも魅力。


最近は、もう、EOS KISS Mへの好感度があまりにも高くなり過ぎて、文字やEOS KISS Mの製品写真見るだけでもドキドキして来るしまつ。

イメージキャラクターの竹内結子さんへの好感度も倍くらい高くなって来るほど!

さらに、KISS Mをようやく買えたばかりで、今する話ではないですが、やーっぱり、EOS M100も欲しい・・・。

実は、EOS M100を買う計画もあったんですが、家族に「PowerShot G9X Mark2の方が遥かに小さくて良いからM100だめ」と大却下食らったんですよね。

ただ、やっぱり、APS-Cコンパクトというのは未練があって、さらにマイブームにもなってるEF-Mと来た!

なんかの、なんかのタイミングか、どさくさに紛れて、おっコンパクトカメラがなぜかこんなところに!?みたいな流れで、EOS M100を買ってしまえないか?? などという勢いすらあります。


EF-Mのラインナップ・・・いいですねぇ!!

値段がまた良い感じで、実際に買えるかどうかは別にして、買えそう感がむっちゃある!

この買えそう感ってのはとても重要で、夢いっぱいのカタログになってますよねー。

EOS Rが出るのが決まってから、その小ささ軽さと間違いのない性能が幸いして、急激にEF-Mが重要になっています。

EOS Rのカタログを読みながら色々と考える(2)

前回の記事はこちらです

EOS Rのカタログは、いよいよフルサイズセンサーにさしかかります。

巨大センサーであるAPS-Cセンサーをさらに上回る、途轍もない超巨大センサーですが、単にそれだけではなく、最新鋭のデュアルピクセルCMOS AFを搭載しています。

技術的には、孤高の新世代というわけではなく、先行して投入され猛威を振るう「EOS KISS M」と同世代テクノロジーであり、それをチューンナップしたという感じです。

しかし、既に自分で使って実感している通り、EOS KISS MのデュアルピクセルCMOS AFは極めて優秀!!

この世代のチューンナップであれば、性能には全く心配無いと断言し切れるところです。

デュアルピクセルCMOS AFの何が凄いのか?

超高速AFを実現するため、センサーの表面に位相差AFセンサーを配置するのが「切り札」という時代になりましたが、デュアルピクセルCMOS AFは、なんと、EOS KISS Mであれば2400万個、EOS Rであれば3000万個もの撮像画素が、それそのまま全部位相差AFセンサーとしても使えてしまう、破格のスーパーテクノロジーとなっています。

当初は高い消費電力等が壁となり、バッテリー容量が小さなカメラには搭載出来なかったのですが、今や、とても小さくて軽いカメラ、EOS KISS Mでもその威力を存分に味わう事が出来ています。

全ての撮像素子が、位相差AFセンサーにもなる・・・まずこの案を思いつくところも大したものですが、それを夢物語で終わらせず、実際に形にし、量産し、あまつさえ大進化させ、EOS KISS Mや、EOS Rを誕生させた!! ここまで来ると人間ってすげぇなぁ・・・と感心するばかり。


EOSと言えば、素晴らしい操作性も美点の一つです。

およそ15年前、一眼レフをどのメーカーにするか迷っていた時、キヤノンEOSの圧倒的な分かりやすさと操作のしやすさ、基礎性能の高さにノックアウトされ、EOS 20Dをなんやかんやと発売日当日に30万円近くかけて(EF-S 17-85mm F4-5.6 IS USMキット)購入させて頂いたのは忘れられません。

EOS Rは、長年、中堅機に継承されて来た、背面大型サブ電子ダイヤルを廃止(!!!)し、トップパネルに小型ダイヤルとして移動。

新しくマルチファンクションバーを搭載するなど、過去に拘らず、その操作性をさらに進化させようとしています。

EOS KISS Mもそうなのですが、PowerShot Gシリーズの良さも盛り込んで行く姿勢はとても頼もしい!!

さらにトップパネルに設置された、ドットマトリクスの液晶パネルも気が利いていますね。

スペースがタイトなのですが、なかなかの情報量。

電源OFFでも、モード内容を表示するとは一体!?

実機を早く体験してみたいものです。


いやー、来ましたねー、マグネシウム合金のボディ!!

EOS Rは、一眼レフで言うと、フルサイズ中堅機のEOS 5Dの置き換えとなりますが、それよりも、もうワンランク上の、あまりにも発売されない事でむしろ伝説になっている「EOS-3D」の位置付けのような気がします。

もちろん、安定の防塵防滴ボディ。

早く握りしめてみたいものですね。


EOS Rはアドバンテージだらけで大変なお祭り騒ぎのカメラになりますが、その中にあっても目立つのがこのマウントアダプター。

EFレンズだけでなく、晴れてAPS-C正式対応!!

今まで、EF-Sはフルサイズセンサーでは使えないとされてモヤモヤしていたし、逆にフルサイズセンサーユーザーは、軽量コンパクトで(比較的)安価なレンズシステムを組む望みが断たれていてモヤモヤしていたし、その両者が最高に幸せになれるのがEOS Rシステム。

RFレンズは最高にして最強でしょうが、EFレンズとEF-Sレンズも、十分に先進の高性能レンズシステム。

全てが使えるその日は、まさに「革命-R-の日」と言えるでありましょう。

しかも、コントロールリング搭載、NDフィルター搭載など、マウントアダプターの楽しみをさらに広げるモデルも発売されます。

いやーカタログ良かったー。

私が最初にEOS Rの実機に触れる機会があるとすれば、仙台!! 10月7日に、EOS Rのプレミアムセッションが開催されるわけで、そこかな。

キヤノンに問い合わせたら、会場ビルの一階に受付があって、そこで上の階に案内してもらえるそうです。

ただ、世界のカメラの歴史を変えてしまう革命製品のため、大混雑が予想され、もしかすると入場制限とかで触れないかも。

その時は・・・発売日までがまんやね!!