2018年9月23日日曜日

EOS KISS Mの最初の設定を詰めてみる

EOS KISS Mが我が家に来てくれて、自分でもここまでガツンと来る?って、想像を遥かに超えるワクワク感が押し寄せて来てちょっと眠れない夜になってます。
初シャッター切りは、明日の朝の家族の一枚になると思いますが、まずは初期設定を詰めてみます。


まずは設定の前に、真っ当に順当にEF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STMレンズを装着すべく、いよいよ人生初のEF-Mマウントオープン!!

うおっ!超重要パーツのAPS-Cセンサーがめちゃくちゃ浅い位置にあるねぇやっぱし。

一眼レフだと、ミラーとシャッター幕に守られてるのですが、剥き出しはやっぱり怖い。


しかし、やはりAPS-Cセンサーはデカいですねー。

EF-Mマウントは、小型化最優先で設計されてるからか直径が小さいので、元々デカいAPS-Cセンサーが、相対的にさらにデカく見えるのですが、ここまで剥き出しだと、のんびりと写真を撮ってる場合じゃねー気がしますね。

いくら成熟したクリーニングシステムあるったって、積極的に埃つけてちゃ話にならないし。


EF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STMの後玉・・・結構でかい!?

プラマウントは、悪くはないですね。

むしろ、EOS KISS MのEF-Mマウント部分にすり傷がつきにくい分、プラのが良かったり!?


いよいよEF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STMレンズを装着です。

うわっ小さっっっっ。

すげぇなこれ。

正直、EF-M 22mm F2 STMレンズを今回はまさかのパスしたわけで、小型っぷりを堪能するのは厳しいか?と心配してましたが、どうしてどうして、15-45の小型っぷりも、十分に見所があります。


電源をONにすると、最初はもちろん時間合わせ。

というか、マニュアルを1ページも読まないでナチュラルに電源ONしてます。

だって、キヤノンのEOSは、マニュアル読まなくとも直感的に分かるものー・・・と言えてしまうのがEOSの良さ。

店頭で何回か設定変更の練習してるけど、自分が持って無いカメラでも、EOSはサクサク設定や操作が出来てしまうのがグレート。

今度出るEOS Rも、マニュアル読まなくても設定をサクサク進める自信が「もう」あるくらいEOSは親しみやすいですな。


などと言ってるそばから恐縮ですが、これは一瞬ビビる。

そう、EF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STMレンズは、EF/EF-Sレンズには存在しない「沈胴式」レンズ。

収納状態だと物理的に撮影出来ないようになってて、収納を解除しないと警告が出て来るんですよね。

△スイッチ入れつつ、リングを左にひねるとぴょんとレンズが飛び出して撮影可能になります。

沈胴式はEF-Mでは珍しくないので慣れないとアカンですね。


メニューが優しい絵になってて緊張感がほぐれますねー。

こういう配慮いいよなー。


まず、記録画質はC-RAWです!!

2400万画素なんてとんでもなく多い画素数どーすんのよ・・・と悩んでいたんですが、画質はほぼそのまま、サイズを最大で四割くらい減らせるC-RAWの存在を知ってガッツポーズ。

これ使いたかったんですよねー。

PowerShot Gも含めたキヤノンミラーレスのお約束、撮影画像の確認は「切」です。

ドライブモードは通常速度。

EOS KISS Mって、ワンショットの時だと、信じられない事だけど、内容はともあれとして、あのEOS 7D Mark2と同等の秒間10コマ撮影が可能という暴れっぷりなんで少し抑えてみます。


これこれこれこれ!!

EOS M5と、PowerShot G1X Mark3で、鬼のような威力を見せつけられて「ぐああーー欲しいぃぃーー」と七転八倒させられたハイグレード機能「タッチ&ドラッグAF」の設定です。

やっと設定出来る日が来たのかと思うと武者震いしますぜい。

設定はもうこれしかない、位置指定は相対で、タッチ領域は「右」です。

液晶パネルの右半分をタッチパッドとして使う・・・という感じですね。

全体にすると、鼻が当たった時にタッチ認識されてしまう恐れがあるんで右半分。


AF方式は1点AFですが、顔認識と追尾にすると、なんと瞳AFという被写体の瞳を追いかけてくれる「よく作れるなー」という技術も使えます。

あとAFフレームサイズは「小」を選択しました。

ちなみにEOS KISS MのAFは、レンズによって99点と、対応レンズなら最大143点AFになったりして、出し惜しみなしの全力投球で来てます。


ピーキングは「強」で、色はブルーにしました。

このピーキングって、マニュアルフォーカスMFの時に、ピントが合ってる場所を指定した色の線で縁取りして知らせてくれる機能。

ミラーレスが一眼レフに対して持つ圧倒的アドバンテージの一つがMF撮影のやりやすさで、このピーキング機能も美点。


レンズの光学補正ですが、ブレイクスルーが起きてました。

周辺減光補正はON、歪曲はOFFとか今や普通な感じですが、革新的なのは、デジタルレンズオプティマイザ(DLO)がリアルタイムでかかる事!!

以前キヤノンの方が「DLOをリアルタイムでカメラに搭載したいが、プロセッサの処理能力が足りないのでまだできない」みたいな事を言ってましたが、DiGiC-8はそれが出来るようになったわけで、最初聞いた時は「えっ、もう出来るようになってんの!?」と驚きまくりでした。

光学だでは到達できないレンズ性能の高みを、コンピュータ処理の補完で達成するわけです。


一眼レフと比べて、かなり気になっていた節電関連の機能!!

ディスプレイオフは15秒、オートパワーオフ30秒、ファインダーオフ1分に設定してみました。

ちなみに、オートパワーオフになった時に、シャッターの半押しで復帰するので安心。

この機能が無かったらどうしよう・・・と青くなるほど。

実際にやってみましたが、思ったよりも優秀!!

オートパワーオフでスリープしてる状態からシャッター半押しすると、1秒ちょいくらいで復帰します。

さすがに一眼レフの0.2秒だの0.1秒の起動速度には一桁負けるものの、1秒ちょいならまだ大丈夫。


EOS KISS Mは、なんとキーのカスタマイズがかなり自由。

カーソルキーの上下左右にも割り当て可能なのは素直に拍手。

親指AFにして、M-FnボタンはISO感度、動画ボタンはワンショットとAIサーボの一発切替、ストロボにISO感度、ゴミ箱にディスプレイ消灯を割り当ててます。

朝から使ってみて、使いながらさらに設定を詰めて行きたいと思います。


ちなみに、知って驚いたのですが、EOS KISS Mは、一眼レフと同じように、ファインダー(EVF)だけを撮影に使って、液晶モニタを大型の撮影情報表示/操作パネルにも設定できます。

完全に一眼レフのEOSの姿で心臓がドキドキしまくり。

なんか設定だけでも使いやすくて、まだ1枚も撮影してないのに、既に安心感が漂ってます。

このあたりはさすがキヤノン、EOSってところなのかな。

撮影は明るくなってから、家族の顔を撮ります。

どのカメラも最初の一枚は家族と決めてるので・・・今はテストでもシャッター切らないのでした。

朝からいよいよEOS KISS M稼動開始します!!