2018年10月5日金曜日

よし、EOS KISS Mで超高感度撮影だーっ!!

EOS KISS Mを手にして以来、写真撮りたい欲が完全復活してもう寝ていられない!!

朝、暗いうちに起きて、朝の町歩き撮影をして来ました・・・が、台風が接近してるからか空は蓋をされたような曇天でホントに真っ暗やんけ。

よし、せっかくだから、EOS KISS Mを極端な超高感度で撮影してみよう!!

(追記)
この翌日、蔵王の夜明け前撮影で高感度をさらに研究してみたところ、今回の設定はダメダメである事が分かりました。
EOS KISS Mの優れた画質を反映させてなかった私が悪く、反省しています。
一応、初の高感度撮影というトピックスとしてご覧いただき、画質に関しては今回の設定ではもう撮らない事をお詫びいたします。



まずは、ISO 1万2800で撮影。

確かにディテールは相当に落ちるので、精細な風景写真などには向かないものの、色がとても自然でもはや普通に使えるなぁと。

驚くのは、この暗い中でも、しかもミラーレス撮影なのに(というか専用機)AFがぴしぴし当たる事。

たとえば、ミラーレスと言っても、レンズ固定式のPowerShot G5XやG9 Mark2は、単純なコントラスト方式AFだから、コントラストがくっきりしてないと当たらない、くっきりしてる所にはあたると、明らかに一眼レフとは違うという挙動で「あぁミラーレスだもんなぁ」と意識させられる事が多いですが、EOS KISS Mは、一眼レフのつもりで撮れてしまう感じですね。


ISO感度1万で撮影。

EOS KISS Mは、KISSシリーズとして初の、マニュアルモードでもISO感度を1/3段単位で設定出来るので、超高感度撮影では、ギリギリの調整がしやすくなって大歓喜。

ただ、ここで、デュアルピクセルCMOS AFの癖というか、特性が見えて来ました。

もちろん、暗い中だから、という事が第一番の原因ではあると思うのですが、この風景だと、なんとAFが当たりませんでした。

素早くMFに切り替えて撮影しました(MFはめっちゃ楽!!)。

一眼レフの光学AFも、たまにAFが当たらない事があるのですが、デュアルピクセルCMOS AFは、光学AFよりはコントラストが弱い被写体には若干弱い気がします。

ただ、単純なコントラスト方式AFと違って、分かりやすくダメになるという事はないので、挙動が複雑な印象。

ISO感度2万5600で撮影。

EF-M 55-200mm F4.5-6.3 IS STMで撮影。

シャッター速度=1/125秒、絞り=F/8。

暗い中なのに、絞りF/8、シャッター速度も普通・・・というのが、ISO感度2万5600の威力ですね。

くどいですが、ディテールはどうしてもボケて出ないものの、色や雰囲気は現場そのままで、違和感が無いです。

輝度ノイズは乗ってくるのですが、拡張ではなくて、常用感度としているのが分かります。

ディテールが出ないので、プリントになると、2400万画素の力技の解像度が効いてくるかも知れませんね。


ISO感度2万5600で、公園の遊具と、金属製のポール?を構図に入れて撮ってみました。

遊具の鮮やかな黄色が、暗い中に溶け込んでいる雰囲気がそのまま撮れるのが驚き。

えっ、かなり特徴的な遊具の色とかもそのまま写るの!?という驚き。

高感度というと、とかくノイズばかり言われますが、色がしっかりしているのがおそるべし。

しかも、デュアルピクセルCMOS AF、普通にAFが使えて、「あららららーーーミラーレスでもういいじゃんか!?」ともう驚くばかり。


ISO感度1万ですが、もはや、1万くらいだと安心して使える感じです。

ノイズはISO感度2万5600に合わせて一律で処理してあるのですが、最適化すれば、ディテールはこの倍くらいハッキリ出せると思います。

EOS KISS Mだと、ISO感度1万2800くらいは普通に通用しそう。


ISO感度2万5600です。

さすがに輝度ノイズがごっつく乗ってきますが、色が自然なのは凄い。

絞り=F/8で、シャッター速度1/320秒なのです。

スローシャッターだと、かもちゃんが被写体ブレで潰れてしまうところ、1/320秒が切れるため、羽ばたきも何とか撮れています。

AFは、ゾーンAFで撮影しています。


これもISO感度2万5600です。

輝度ノイズは気になりますが、雰囲気はそのまま、AFもぴしぴし当たるため、快適です。

この感度で高画質を追求したい時は、やはり、EOS Rを買おう!!という事になるんでしょうね。

EOS Rは、APS-C撮影だと、画素数が1200万画素になるため、すんげぇ広い画素ピッチになるわけで、高感度はKISS Mの倍は有利という単純計算!

単純計算パワーでEOS Rゴー!!


して、これはISO感度4000ですが、ISO感度4000だって相当な感度ですが、もはや風景撮影には自然に使える感じですね。

ちなみにくどいですが、ノイズ処理はISO感度2万5600に合わせて一律してますので、ディテールは本来これの倍くらいガッチリ出せますのよ!


ちなみに、昔は、限界一杯の超高感度だったISO感度6400は、もはや普通に何の心配もなく使えます。

PowerShotG5Xも、G9X Mark2も、ISO感度6400は相当な覚悟が必要でしたが、EOS KISS Mだともう普通の事!! キヤノンAPS-Cセンサー+DiGiC-8すっげー。


というわけで、超高感度、EOS KISS Mはなかなかの実力!!

特にISO感度4000や6400はもはや楽勝。

しかし、より高画質を追求するならば、EOS Rは、なんたってAPS-Cセンサー(相当)で1200万画素なので、2400万画素のKISS Mより広い画素ピッチによって確実に良いわけで、未来はもうRとMで決まりですな!!