2018年10月7日日曜日

霧に包まれた早朝の蔵王で、EOS KISS M撮影。超高感度撮影の研究もしました。

EOS KISS Mにすっかり魅了されてしまったんでしょうね、本当に久しぶりに、夜明け前の真っ暗な中を蔵王まで愛車のアイを走らせて写真撮って来ました。

真夜中に近い暗さだったため、EOS KISS Mの超高感度撮影の研究もやってみました。


↑夜明け前の蔵王、エコーライン入口ですが、いきなり超高感度ISO 2万5600で撮影してみました。

確かにノイズは残存するのですが、前日にテスト撮影してみた時よりも遥かに良好で、これなら使っていけるかなというところ。

ちなみに前日のテスト撮影は、仕事に行く前だったので急いでおり、結果を研究する暇がなかったのですが、色々やってみた結果、どうも「ピクチャースタイル=ディテール重視」「DLO有効」が強い輝度ノイズ発生源になっていたのです。

ピクチャースタイル=スタンダード、DLOは無効、とすると、納得する結果が得られました。


↑夜明け前の蔵王エコーライン入口にて、ISO感度2万5600で撮影。

研究の結果、ピクチャースタイル=スタンダード、DLOは無効で、納得の結果が得られました。

ピクチャースタイル=ディテール重視、DLO有効を常用しているのですが、超高感度撮影においては、極端に輝度ノイズを増やす原因になってるみたいなので、やめた方が良いのだなぁという結論です。

しかし、人間の目でも「暗いっっ」という暗さだったのに、しっかりと見たままの色が表現されていて感心させられます。

ちなみに、暗すぎてAFは全く効きませんでしたから、MF撮影をしています。

MFによるピント合わせは、ミラーレスEOSにおいては非常にラクラクで素晴らしいです。

もはや、ことMFにおいては、一眼レフはミラーレスに完全に道を先に譲る事になったと言って良いです。


↑これはISO感度8000で撮影しました。

ISO感度8000は普通に使える感じがしますね。

たとえば、今回のような夜明け前撮影、あるいは夜景撮影において、シャッター速度を上げたいし、画質も保ちたい・・・そんなシチュエーションに遭遇したら、ISO感度8000は命綱になる可能性があるような気がします。


霧の蔵王エコーラインにて。

ISO感度1600で撮影しましたが、EOS KISS Mにおいては、もはやISO 1600は何の躊躇もしないで使えるようになっていますね。

ただし、ピクチャースタイル=ディテール重視は、ISO 2万5600ほどではないにしろ、可能であれば回避しておいた方が良いかも知れないです。

他のピクチャースタイルでは何事もなく滑らかな位置に、ディテール重視にすると、突如として傷のような輝度ノイズが乗ってしまう事を確認しました。


↑霧の蔵王の滝見台です。

ホワイトアウトする危険な濃度の霧がみるみる降りてきており、しかも無風なので滞留する危険性が高いと判断し、登って行く予定をとりやめてここで下山しました。

実際に、滝が数分間でホワイトアウトして見えなくなりました。

一つ情報ですが、滝見台は、あの東日本大震災のダメージによって、柵の位置が相当後ろに下げられており、展望台が非常に狭くなっています。

昔の姿を知る方であれば、混雑する時は狭くて息苦しいかも知れないですね。


↑ISO感度1250で撮影。

紅葉すると非常に見栄えのする場所ですが、まだ紅葉には早いですね。

山頂付近を確認したかったのですが、視界を閉ざす濃い霧の発生につき行かないようにしました。

風があれば行ったのですが、無風での霧は非常に厄介です。

過去に、無風+濃霧を甘く見て深い場所に踏み込んだ結果、視界が数メートルもなくなり進退窮まった事があったので警戒心が強くなっています。


ISO感度640での撮影ですが、このあたりになると、もう画質重視の撮影でも使える感度になります。

640ともなると、1インチセンサーのPowerShot Gシリーズでは、画質を重視するならもう厳しい、可能であれば回避したい高感度になって来るので、やはりキヤノン最新プロセスのAPS-Cセンサーの面目躍如ですね。


蔵王の清流を普通に撮影。

これはEF-M 55-200mm F4.5-6.3 IS STMレンズなのですが、この軽くて小さくて取り回し最高の望遠ズームレンズは本当に画期的です。

正直、EF-M 15-45と、EF-M 55-200は、「あくまでもキットレンズ」と甘く見ていた所があるのですが、あくまでも、ではなくて、「決定的にカメラシステムを変革する、まるでEOS Rを先取りした存在」とも言えています。

逆に、どんな時でも、軽くて小さくて写真撮影に快適な翼を与えてくれるEOS Mはアメージング。

いつかはEOS Rシステムを導入するにしても、必ずどこかで導入になるとしても、果たして、今、このEOS KISS Mに対して爆発している喜びや嬉しさと同等のものが得られるのだろうか? そんな疑問もふと頭をよぎります。

ちなみに、このシーンを撮影中に、体長4~5cmの特大なスズメバチに絡まれました(顔面蒼白)

顔面付近という事もあり、羽音が!! ブドゥーン!!という、ビャービャー激うるっせぇドローンよりさらにキツイ感じで、しかもUSB扇風機みたいな風が顔に吹き付けて来るんです(死ぬ)

しかもしつこく来るので、これは真面目に危機と感じ、地面に伏せました。

そのまま這いまくって愛車のアイまで逃げました。

この時もEOS KISS Mの小ささは絶対的で、持ってた小さい手提袋に軽くしまえて傷もつきませんでした

体の大きなEOS Rだったらと思うとゾッとします(逃げる時に地面で削れてたぞ)・・・色々と、EOS Mシステムの小ささは超超スペックだと思い知った次第です。


■追記

↑Googleで調べたらこいつ、オオスズメバチだったと思います。
デカくてホラー級でした・・・



帰りながら撮った風景です。

今回は霧に阻まれて上には行けないし、巨大なスズメバチに絡まれたしでしたが、EOS KISS Mの良さがますます分かったので来てよかったです!!