2019年1月12日土曜日

ASUS E203MA快進撃中!!(2)

前回のからのつづきです

すっかりベタ惚れしているASUS E203MAですが、全体的に好きなだけでなく、もちろん性能も想定外に高くて驚いています。


↑原動力となっているのは、Celeron N4000です。

これ、密かに、低価格・完全無音PCを作る上で、史上最高傑作のCPUではないか!?という思いが強まっています。

今まで、モバイルノート、それもファンレスで完全無音・低価格というと、絶対に性能が足りないCPUしかなかったはずです。

というか、あれだけ好感度が高く「ついにここまで登ってきたかー」と感慨深かったN3350ですらも、あと半歩だけ力不足・・・っ!という惜しみプーな部分が残存していました。

N4000は、その半歩を前進し、いや二歩くらい進み、初めて満足出来る性能を達成しています。

色々甘くみられるCeleron N4000ですが、冷静に考えると凄いんです。

思うに過剰に凄いCore iと比較していて、いつまでも満足しないのはアカンのじゃないか?

1クロックあたりの性能を高めた上で、2コアのブーストアップ2.6GHz。

ブーストアップと言っても、Celeron N4000はもともと低発熱なので、2.5GHz近辺を長時間維持出来るためトータル性能が見た目のスペック以上に高い。

2次キャッシュは4MBに増量(N3350の倍)。

しかも、メインRAMはDDR4-2400(E203MAは、2GB+2GBのデュアルチャンネル構成)なので、DDR3の1チャンネルだったCeleron N3350より明確にパワーアップをしています。


■実際に性能が高い!

↑一番やりたかった、EOS KISS Mの2400万画素RAW現像ですが、実用的にこなせる性能を持っています。

CPU使用率は100%ですが、Celeron N4000は、Celeron N3350から引き継がれる美点ですが、2コアとクロックのブーストアップで塩梅良く処理をこなすので、PCがフリーズするような事はありません。

Celeron N4000は、だいたい2.50GHz近辺を推移するような感じです。

しかも、RAW現像中も、Chromeブラウザでブログを書いたり、Windowsストアアプリのツイッタークライアントでツイートしたり、調べものしたり、同時実行の性能も確保されています。

ただ、アプリの起動がややもたつくなど、完全に影響なしにはならないですが、それは許容範囲です。

凄いのが完全に無音で、熱も底面の左側が少しだけ温くなるだけ(真夏は未知数)でとても2400万画素RAW現像をしてるように見えない静かなPCです。

Core i7-2630QMのマザーシップPCだと、冷却ファンがブオオオオ(怒)と咆哮し、CPUとメインRAM近辺が灼熱して触れないくらい熱くなり、電気料金かかっとるなー感があるのですが、E203MAは、正反対。

本当に電気食ってないなこれ感があって、ずっとこれで処理したくなるほどです。


↑ちなみに、EOS KISS Mの2400万画素RAW現像ですが、DLOなしの中規模の現像であれば、なんと1枚あたりの現像時間が1分5秒ほどで完了できる性能があり、これなら十分満足できます。

DLOありの重処理だと、1枚あたり1分43秒と十分に待てる時間になっていて、もう普通にメインPCとしてこれだけでやっていけるのではないか??とさえ思えてしまう瞬間が多々あります。


↑ただ、やはり不安が残るのは、DDR4のメインRAMは高速とは言えども容量がやっぱりギリギリで、ストレージ容量もeMMC-64GBは節約が必要という点です。

ここをクリア出来たら、もうこれ一台でずっとやっていけるくらいの素養はありますが、今はそこまで求めるのは過酷ですね。

ちなみに、EOS KISS Mの2400万画素RAW現像とは、とんでもなく重たい処理で、メインRAM容量4GBではとても足りるものではありません。

システムは、足りない分のメインRAMを、eMMC-64GBに「仮想メモリ」という形でページングファイルを作り容量不足の部分を逃がします。

DDR4の速さと、eMMC-64GBの(SSDには負けるとは言え)速い処理により、処理速度そのものはそんなに悪くないのですが、このページングファイルが膨らんでくると、ストレージを圧迫してしまうため困るところ。

あのWindows Updateのために10GBは余裕をみてとっておきたいので、ユーザーが自由に使えるストレージ(eMMC-64GB)はだいたい10GBくらいしかないわけです(私の場合)。

そこで仮想メモリのページングファイルが膨張するのは看過できない事であります。


↑これをクリアするのは、以前の記事でも書かせていただいたのですが、自動管理ではなくて手動管理にして、サイズを16MB-2048MB(あるいは3072MBや4096MB)などとし、その数字を書き直して再起動・・・という感じになります。

いちいち再起動するのかって思うけれど、eMMC-64GBは、手元のG-SHOCKで計測するとおおむね24秒前後でログイン画面まで来るので十分いいか別にって思えます。


↑1988MBまで膨張した仮想メモリ(ページングファイル)ですが、16MBにリセットされました!

ASUS E203MAは、本当に素晴らしいPCで大満足です。

ただ、まだリソース不足という銀河系の重力みたいなものからは逃れられていないため、細かくPCの状態を気にしながら使うとベストです。

ちなみに、このブログもE203MAで書かせていただいておりますが、キーボードめっちゃ打ちやすい!

このキーボードの良さが、すっかりタブレットやガジェットを買う気をゼロにした原動力になっているので、とにかくこのノートの影響力はでかいです。