2019年1月4日金曜日

格安PC路線で、ものすごい逸品を発見「ASUS VivoBook Flip 14 (TP412UA)」

もう新型PCはしばらく見に行かない、お正月休みも終わるし、今日が最後!

・・・という覚悟でお店に出かけたら、格安PC路線でものすごい逸品を発見しました。

「ASUS VivoBook Flip 14 (TP412UA)」です。


↑まず、値段が税込み(19/01/04現在)7万4000円!!

なんでやねん、7万円もするなら格安とは呼べないやんけ!!と思われるでしょうが、内容を見ると良い意味で十分に格安です。

格安というのは、なめている、下に見ているというわけではなく、ものすごい最高の名誉だと思って欲しい。

これ、なんと、14インチのフルHD・タッチパネル搭載 & PCを360度折り込めるタブレット変形タイプ、いわゆる2in1タイプです。

メインRAM容量は、ずばり4GB。

7万円だとかなり迷う容量ですが、それを払しょくする魅力に溢れています。

メインRAM容量は4GBですが、DDR4-2400と帯域十分。

CPUは、Celeron N3350・・・と見せかけて、まさかの第八世代のCore i3-8130U搭載です。

変形タイプでなければ、Core i3機は、もう少し出してCore i5機を買った方が良い・・・となるのですが、変形タイプだとCore i5搭載機はドカーンと値段が上がるのでようやく比較の土俵からは降りてくれます。

さらに、ストレージですが、まぁeMMC-64GBだろうな・・・と見せかけて、まさかのSATA接続のSSD-128GB搭載です。


↑まず、なんと言ってもこの2in1変形機構!

しっかりした重みのあるヒンジが、ノートPCのスタイルを自在に変えてくれます。

確認のために、何回も変形させてみたのですが、この変形のしっかり感は、特に15万円オーバーのHP Spectre x360という、とびぬけた高級ラインのPCと比較しても遜色ないです。

しかも、スリム・ベゼルを採用しているのですが、ASUSの社名ロゴの部分が広いので、持つ場所が確保されているのも大きい。


↑縦にして、かつて愛用していた8インチWindowsタブレットのノリで使ってみましたが、タッチパネルの面積がとてつもなく広くて、意図せずにあちこち手が触れて誤爆連発してしまいました。

ちなみに、縦にすると、ちゃんとモーションセンサーが付いているため、数秒間のタイムラグの後に画面が自動で縦回転してくれます。

気になるのは、2in1の変形機構の剛性を担保するためか、パーツ重量がかさんでいるんでしょうね、重量が1.6kgあります。

1.6kgともなると、特にタテ持ちしてタブレットPCとして使っていると、疲労感が・・・中堅レンズを装着した一眼レフカメラくらいはあります。

それに、タテ持ちにすると、持つ場所でバランスが大きく変わり、体感の重さが激変します。

あろうことか下の方を持つと、重量バランスが崩壊し、まるで真ん中からPCが真っ二つに裂けそうな錯覚すら起きます。

とは言え、面白い。

14インチともなると、画面が相当にでかいため、モニタに無意識に手を触れて誤爆祭りになりやすいですが、慣れれば何とかなりそう。


↑14インチ横持ちだと、目でキーの絵を見ながらになりますが、ともあれ10本指フルタッチタイプが可能です。

パネルだから、どのキー押してるんだかさっぱり分からないわけですが、うまく波に乗れればブラインドタッチも出来なくはない、かも知れない。

1.6kgを持ち上げたまま使うのは厳しいので、机の上に置いて使う感じになるでしょうね。


↑タッチパネルだと、指で文字や絵が描けます。

標準アプリの「ペイント」に指で落書きしてみましたが、まぁ、昔の8インチWindowsタブレット(Windows 8.1)みたいに、線がカクカクになったり、指の動きに線が明らかに付いてこられないとかいう悲惨な事はないです。

もっとも、さすがにイラストの仕事に使えるのかというと疑問ですが、日常の手書きメモや、何かの解説用にワンポイントイラストを付けたくなった、くらいならば対応できそう。


↑肝心のキーボードですが、配列はバッチリです!!

高級ラインのZenBookシリーズにどういうわけだかしつっこくつきまとう、右上の[del]キーの位置に電源キー設置というトラップもありません!!

カーソルキーも、ちゃんと周囲を空白にしてくれていて、他のキーが食い込んで来てもいない。

若干、HOMEキーとENDキーが、ファンクションキーに設定されているため、使う時には3キー同時押しになるのが勿体ないくらい。


↑天板を閉じたところですが、全体的にアイスブルー系シルバーの金属調仕上げが施されていて、見た目は落ち着いていて何の文句もない仕上がりです。

ただ、1.6kgだけに、ずっしり来る上での金属調仕上げなので本当に金属板みたいに感じられるのが泣き所か。

こうしてみると、1.25kgあたりのノートPCはホント軽量だったんだなぁーとしみじみ思えるほどです。

ただ、ここで欲張ると、すぐに10万円とか12万円になってしまって、良さが薄まってしまう。

変形機構を持った上で実売7万4000円を実現し、なおかつ見た目も良いという絶妙なバランスとり。

ASUSはこの絶妙なバランスの突き方が達人です。