2019年9月22日日曜日

映画「アド・アストラ」を急遽観てきました

観る予定は全く無かったのですが、どうしても行きたいと頼まれ、映画「アド・アストラ」を急遽観に行く事になりました。

↑アド・アストラは、超端的に言うと、「かつて行方不明になった伝説的な宇宙飛行士が、海王星の近辺で生きていて、地球にすら致命的な悪影響を及ぼす実験をしまくっている!! 同じく宇宙飛行士に成長した息子が、極秘にその実験を止めに旅立つ話」となっております。

いやー全編に渡ってミステリアスで、特に前半なんかは傑作かも知れない。

インターステラーや、スターウォーズ、それからトンデモ映画扱いされているザ・コアも含めてなんですが、およそSFの範疇にある映画に求めるものは何か?

それは、まだ見ぬ未知なる世界の描写なんですよね。

ザ・コアならば、地球の深部への旅を想像力豊かに描いてくれて満足したし、スターウォーズも、スターデストロイヤーのような巨大宇宙船の在り方を具体的に描いてくれて驚かされた。

アド・アストラは、軌道エレベーターのように、地上から成層圏まで到達する「重力の残存する宇宙空間」を見せてくれた!!

冒頭のシーンだけでも観て良かったと思えるのでお楽しみに!!


↑ただ、これはとても個人的な感じ方になってしまうのですが、前半での盛り上げ方から類推して、後半は「これが見られるぞ!!」と大いに期待した事があったんですが、それについてはサラッと流されてガッカリ・・・。

特に、大いに大いに期待したのが、どんなSF映画でも見たことのない壮大で未知なる「海王星」の風景です。

海王星って、どんな星なのか、まぁ名前だけは知っててもその風景って見た事ありますか?

SFの名の元、たとえ近未来にウソ呼ばわりされようとも、想像力で海王星の中とかもっと詳しく観たかった!!

「こんなんアメリカのグランドキャニオンの方が行きたいわ!」としか思えない、月とか火星とか、今や単なるどこ行っても似たような荒地の星の描写に時間を割くより、まだ誰も知らない海王星に想像力の翼を広げて欲しかった。

もっと言うと、土星とか木星も詳しく描いて欲しかったなー。

NASAが公開してくれている写真レベルの事しか描けないなら、映画の力がもったいないよ。

この流れの映画なら、ディズニーの黒歴史扱いされていると言われる「ブラックホール」が一番良いかな。

逆張りするなと言われるようですが、このブラックホール、小さな頃に劇場で観て(!!!!)今もとても気に入っている映画なんです。

ブラックホールについて、独自の解釈をしていて、トンデモ映画どころか、一人の人間に大きな影響を与えた見応えある映画ですよ。

枝葉の部分にこまごま突っ込むより、新しい世界を見せようとする努力に敬意を払いたい。

昔の人が、海底2万マイルにワクワクし、火星人の来襲に怯えるのと同等の夢や希望を見せてくれなくちゃ!!

これからもSFの世界には大いに期待したいと思います。