2019年10月9日水曜日

愛車のアイちゃん日記 Mark2 なんと、4WDの重たいパーツが理想的なバランスをもたらしている

台風の接近の影響なのか、またしてもかなり強い横風に煽られつつ、夜の道を愛車のアイで走りました。

しかし、コンビニ等の"のぼり旗"がずっと真横になりつづける風でも、アイ4WDはやっぱり安定していて瞠目してしまいました。


↑安定と言っても、構造的に、ミッドシップエンジン車ならではのフロントの軽さはあるため、通常のフロントエンジン車からいきなり乗り換えた場合は、そうとは感じられないかも知れません。

しかし、ピュアMRのアイからすると、4WDアイの安定っぷりは驚くものがありますね。


■50kgの重さは、実は大きなアドバンテージ!

↑アイ4WDは、ピュアMRのアイより、50kgも余分な重さがあり、私は当初これをデメリットと捉えていました。

もちろん、闇雲に重いのであればそうなのですが(豪華装備で重くなったとか)、アイ4WDはそうではないんですね。

フロントデフやプロペラシャフトと言った4WDのパーツが +50kgの増量なのですが、車体の最も低い位置にしっかりとマウントされているため、車体の重心をぐっと下げて大きな安定性を稼いでいます。

+50kgと言いましたが、アイの場合は、4WDターボが「100%想定された設計」と思われます。

今はもう忘れられていると思いますが、元々アイは、世界初の市販EVのベース車体だったり、そのふんわり優しいイメージから「エコカー」と誤解されてますが、ランサーエボリューションやGTOツインターボを生み出した三菱がゼロから作ったパフォーマンス重視カーであり、ターボ車のみのラインナップで誕生しました。

コーナリング中でも、4WDは恒常的に重心が低く安定しているので、やはりこちらの方が「比較的」万人向け(アイは実はクルマ知識が深く要求されるマニア向けで万人向けではなかったりする...)なのは確かでしょうね。

そのデメリット、代償としては、燃費がピュアMRよりも少しかかることと、タイヤの減りが早い事ですね。

ブレーキングは、重さによる不利はあるものの、重量バランスが良い分、コントロール性である程度は取り戻す感じでしょうか。

■アイは重さ=デメリットではない

アイは、軽自動車としては車体が重たいのですが、頑強なフレームに包まれており、高剛性と引き換えに重たくなっています。

クルマに詳しい方なら、アイのシャーシの構造などを見た事があると思いますが、サスペンション、フレームは、令和の時代から見ても驚異です。

これを、車体の構造など気にもされないであろう、万人向けのファミリーカーとして販売しようとしたのか・・・と絶句するばかりです。

アイのようなクルマは、「まだ出ない」どころか、装備品の豪華化によって車両価格が異常になり、年々より出せなくなってしまい、本当にもう二度と出ない感が凄いです。

本当にもう金輪際出ないのかなぁ・・・。