■前回の記事はこちらです(別ウインドウ)■
さて、いよいよEOS 7D Mark2で、夜間・ライトアップ・素早く動くスマトラトラの動体撮影という、個人的に未知の領域に突入しました。
とにかく難しい。
まず、常時マニュアル撮影していた私ですが、ハッキリ言って、ライトアップの光を白飛びさせてしまうし、猛烈な勢いで変わる状況に対応がしにくい。
そこで、初めて「シャッター速度優先AE」を使ってみました!!
動体撮影となると、シャッター速度がかなり重要。
さらに、露出の失敗を減らす事を優先し、どうしても写真が暗くなる時に、カメラの判断でシャッター速度を自動で落とす「セーフティシフト」をONにしています。
なんと、いきなりスマトラトラのおやつタイムになりました。
かなり待たされる事になりましたが、待つ価値のある風景を見る・撮る事が出来ました!!
シャッター速度1/320秒の状態で、シャッター速度優先AEにしてるのですが、各種のセーフティをONにしているため、EOS 7D Mark2が独自の判断で、シャッター速度は1/80秒にまで落ち、ISO感度は6400を飛び越えて、8000に上がりました。
最高感度は1万6000で、その場合でも画質は維持されるのは確認している7D2ですが、念のため、8000を上限に撮影。
実際かなり暗い状況なんですが、露出は大満足。
ピントもがちっと合います。
7D2は、AFが動体を追尾する「AIサーボ」と、指定した場所にピンポイントで合わせる「ワンショット」を、電撃の素早さでスイッチングする能力があります。
これが全体を通して大活躍で、AIサーボだと危なそうな時は、すかさずワンショットにしてAIサーボを叩き直し、流れるリズムで撮影する事が出来ました。
こういうのは、スペック数字をずらずら並べても全然分からない本物の良さ。
キヤノンのカメラは、スペック数字なんかより、実際にフィールドに持ち出した時に気に合うタイプで離れられません。
ここぞ、EOS 7D Mark2のみせどころ!!
おやつ(鶏肉)を食べていたと思いきや、突如として、ぱっと身を翻してこっちに高速で接近してくるスマトラトラ!!
とてつもなく激しいピント移動が巻き起こる、動体撮影の華のシーンがやって来ました。
しかも、暗い中での動体撮影。
EOS 7D MarK2は、トラにピントを食いつかせてしっかり捉えてくれます。
AIサーボで外しそうになったら、すかさずワンショットにスイッチング。
よしOKと思ったらAIサーボで追尾。
EOS 7D Mark2と、まさに協力して写真を撮る感がものすごく、カメラというよりも、完全に生きた人間のパートナーとさえ思えてきます。
機械なのに、人間とか言うなよと思われるでしょうが、クルマやカメラは、時として人間を超える人間になる瞬間があるのです。
ズドドドと猛烈に接近してくるスマトラトラも、バッチリ撮る事が出来ました。
EF 50mm F1.8 STMの内蔵モーターは、かつてこれ以上フル稼働した事があっただろうか?というくらいの勢いで唸りを上げています。
そう、50mm F1.8の遅いモーターで、これだけ撮れてもう感動で震えそう。
弱ったカメラマンをがっちり助けてくれる、EOS 7D Mark2は、才色兼備・良妻賢母・最高相棒と、前回の記事でも書かせて頂いたフレーズがぐるぐる頭をめぐります。
AIサーボ、ワンショット、ワンショットと、まるで人間の相棒に語り掛けるようにして刻々と変わる状況に対応。
あーーーー、こういうのが、やっぱりプロ用カメラって事なんやなーーー・・・・としみじみと思ったり。
普通の高性能カメラは、単にカメラがすごい。
プロ用のカメラは、カメラマンの窮地にかけつけて助けてくれる。
恩返しは、大切に扱う事くらいしかできないけれど・・・。
おやつ(鶏肉)をくわえてブンブンと歩き回るスマトラトラ。
普通なら、写真撮りにくいから動かないでーとか思ったかも知れないですが、EOS 7D Mark2なら、「むしろ、どんどん激しく動いてくれーー!!」と声援をおくってしまう。
暗い場所に行っても、EOS 7D Mark2のAFは揺るぎない。
なんだこのスーパーカメラ。
今、おそらく、キヤノンの技術開発の研究では、より凄いEOS 7D Mark3用の超・超・超絶AFシステムが開発されていると思うのだけど、7D2よりも凄いとかって、私には想像する事も出来ないや。
ただ、納品義務のあるプロカメラマンさんが、過酷な状況で困って苦しんでいる時に、颯爽と現れて助けるスーパーヒーロー、これがさらに強化されるのだと思うと何となくああそうかという気も。
さっきから何言っているのか、すみません・・・そんだけボルテージアップしちゃってました。
ホントすみません。
暗い中、イルミネーションを背景にして素早く動き回るスマトラトラ。
EOS 7D Mark2は、しっかりと捉えてくれます。
各種セーフティが働いているので、露出も満足だけど、シャッター速度はちょい厳しい・・・でも全然いけてる!!
カメラというより、優秀な人間の相棒が助けてくれている感覚。
これって、人工知能なんじゃないの!?
ナイト2000とか、しゃべらないだけで、EOS 7D Mark2には、ものすごい知性が入っているんじゃないか、そんな疑惑すら感じるSFっぽい夜でした。
こんだけ厳しい状況での動体撮影!!
でも、こんだけ写る!!
なんか、自分で撮った写真を自分で見ていて、汗が額に浮かんできました。
あはは・・・7D2、良い意味でヤバイ。
あっ、日本語が・・・でももうそれしか言いようが無いぜい!!
こういうカメラをこの世に誕生させてくれてありがとう。
シャッター速度優先AE初めて使ったけど、イルミネーションも白飛びしない状況に抑えてくれるし、ううううーむ・・・なるほどこういう感じか!!
あと、どんどんカメラに雨水が降り積もるんですが、タッチパネルが無いことにより、濡れようがなんだろうが全く気にする事もなく快適な操作が出来ました。
そうなんですよねー・・・。
普段は全く考えないけど、7D2ってカメラは、単純なハイスペックカメラというスケールではおさまっておらず、プロカメラマンが豪雨だの凍結だの過酷な環境で快適に撮影するために生み出されているから、いざという時にものすごい良さのパンチを食らわしてくれます。
しかも、50mm F1.8 STMレンズのお陰もあり、予想外に軽いシステムやし。
うううううーーーーーむ。
カメラに対する惚れメーターがレッドゾーン(良い意味で)に振り切れてしまいました。
あと、カメラは当然のことながら、EF 50mm F1.8 STMもやっぱり良いレンズですね。
AFの動作速度は最低ランクとは言え、静かでなめらかなSTM。
贅沢を言ってしまうならば、そりゃあ多少は、7D2の性能に対しては遅さによる力不足を感じなくはないですが、私ごときなんかは、そこまでシビアに求めるほどじゃないし。
この軽さ、小ささ、コンパクトさで、明るさがF/1.8というのは今回の条件ではベスト・オブ・ベスト。
シャッター速度優先AEだと、常時絞り開放F/1.8、ISO感度8000になってたんで、このレンズじゃないとまずかったというか、今回は本当にギリギリ崖っぷちだったなぁと。
スマトラトラの夜間撮影でボルテージが最高潮に上がりましたが、他の動物たちも色々撮れました。
夜の闇を背景にして、ゆっくり休んでいるシロクマ。
どこに行っても、新鮮な空気に満ちた時間でしたね。
ライトアップされた、雨の猿山の風景!!
EOS 7D Mark2は、過酷な状況の撮影で真価を発揮するのですが、それほどのカメラであるから、逆に言うとどんな撮影も余裕で対応してれますね。
雨の夜のズーパラダイス、その園内風景は「夏の夜の夢」みたいな感じでとても貴重なので、動物だけではなく風景もどんどん撮っています。
なんと、レッサーパンダのところで、夜のおやつタイムが開催されていました。
個人的には柴犬に次いで、この世で二番目にかわいい動物の地位に昇り詰めているのがレッサーパンダさん。
貴重な美しい夜景も見られる上に、レッサーパンダのかわいい姿まで!? 夢の国かここは。
なんか、レッサーパンダが柴犬や猫とかを遥かに超える勢いでマイペースで面白い。
大好物のおやつを飼育員さんがあげようとしたら、最初は「いらない」って感じで拒否したのに、フェイントですぐにおやつを急にグイグイ欲しがって、飼育員さんも「なんで最初いらないって言ったのー?」って思わず大弱りしてしまった、というコントみたいな流れがありました。
レッサーパンダかわいいなぁ。
ほぼ人間なんか眼中にない勢いの常時マイペースっぷりがまた魅力。
50mmの画角も、今回本当にジャストではまりました。
セルコホームズーパラダイスの限定イベント「ナイトズージアム」は、雨でしたが、想像を超える良い風景が沢山見られて最高でした。
また行きたい!!
あと、雨ということで、雨の夜ならではの景色が撮れたというのもありますが、EOS 7D Mark2の本当の凄さの片鱗でも味わう事が出来て、このカメラにベッタベタに惚れ直ししてしまいました!!
このカメラはグレートカメラだ!!
■雨で濡れた機材の手入れ
ちなみに、雨で濡れた機材の手入れですが、水道水を含ませたタオルで全てを拭いて、さらにからぶきします。
その後は、除湿剤を沢山入れたドライボックスの中に機材を入れて、だいたい一昼夜から、時間的な余裕があれば2、3日は乾燥させます。
最初は、ドライボックスの湿度メーターが一気にウェットになり、一昼夜くらいでベストに戻って来るさまが面白い。
ただ、雨はやはり大敵。
雨がカメラに入って、ショートとかは非常にまずいので、そもそも濡れないように対策するのがまず第一番かなぁと。
このブログを見て下さった皆様に、心より感謝申し上げます。名前はゲームブログですが、色々な話題を書かせて頂きたいと思います(大好きな写真/映像/カメラ、ペン、コンピュータ、食べ物、映画、クルマ、家電製品などなど)。 なにとぞ、これからもよろしくお願いいたします。皆様あってのブログです。
2017年8月20日日曜日
雨降りのナイトズージアムでEOS 7D Mark2に惚れ直した話(1)
仙台の八木山にある動物公園「セルコームズーパラダイス」。
一年に3日限りの夜間開園である「ナイトズージアム」に行ってきました。
あいにくの雨になってしまったのですが、結果的には、雨・夜・動物公園の組み合わせという、風景として考えれば貴重な感じになったのかも。
今回の記事は2回に分けて書かせて頂きたいと思います。
最初に書かせて頂きたいのは、持って行ったカメラの「EOS 7D Mark2」が予想を遥かに超える凄さで、欲しさのあまり幻覚見そうになったくらいの購入当日よりも、さらに何倍もベタベタに惚れ直したという事なんです。
何というか、厳しい条件の時の撮影に、弱ったカメラマンをしっかり確実にサポートしてくれて、しかも、電撃的な速度でカメラマンの意図を反映し自由にコントロールさせてくれる。
スペックの数字なんかいくら並べても分からないEOS 7D Mark2という才色兼備・良妻賢母・最高相棒とも言えるスーパーカメラの本当の良さの片鱗でもガッチリと身に染みました。
ちなみに、雨降りでしたが、ズーパラダイスは大混雑でして、他のお客様のご迷惑になるため動物の観覧・撮影中は傘は畳んでいました。
このため、持って行ったPowerShot G9X Mark2は、あっと言う間に雨濡れのために途中で撤退。
雨でびしょびしょになりながらもビクともしないEOS 7D Mark2の独壇場でした。
レンズは、タオルで何とか防護出来る小さなサイズ、かつ明るいEF 50mm F1.8 STMの一本勝負。
念のため、EF 100mm F2.8L IS USMもビニールバッグに入れて持っては行ったものの、交換している余裕が無いのであきらめました。
■ちょっとだけPowerShot G9X Mark2
今回は記事を2回に分けさせて頂くということで、まずはPowerShot G9X Mark2での撮影から。
冒頭の通りですが、撮影中は、他のお客様の邪魔になるために傘を畳んでいるため、あっという間に雨濡れ。
タオルで防護・拭きながらの撮影だったんですが、破損が怖くて早々にビニールバッグに撤退となりました・・・が、撮れるところまでは撮りました。
八木山の自然の中に立つシマウマ。
まだ明るさが残っているとは言え、ISO感度は640。
G9X Mark2も大したものですよねー。
胸ポケットサイズのポケットカメラなのに、ISO感度640くらいでは高画質に揺るぎないですもん。
これは、三脚禁止のライトアップ撮影とか今後の展開が楽しみです。
雨濡れのためにビニールバッグに撤退直前に撮った猿山の風景写真です。
ISO感度は一眼レフが出て来るレベルのISO 6400に到達。
さすがにノイズはあるものの、うん、十分かな!!
胸ポケットカメラで6400が行けるという衝撃はかなり大きい。
さて、この段階では、おサルさんを撮るというより、雨のズーパラダイスの夜景という貴重な風景写真を撮るぞ!!・・・という認識。
そう、確かに主役は動物たちなんですが、普段は絶対に入れない夜間のズーパラダイス、しかも雨の風景!!
風景そのものが、どこかしこも全て貴重だよこれは!! と思えて行動していました。
■EOS 7D Mark2に感動しまくり
まだ少し明るさが残っている状況ですが、生まれて初めて、ゾウとライトアップ両方を見る・撮る事が出来ました!!
これ、普段は存在しない水場(水たまり)で遊んでいる姿で、それもびっくり。
今回、完全に個人的に未知の世界だったのが、夜間でライトアップされている中での動物たちの「動体撮影」になる!!という点でした。
私は常時マニュアル撮影のみやってるのですが、正直、マニュアルではよく分からないのと、刻々と変わる状況には追い付きにくい状況。
結論から言うと、途中で、生まれて初めて「シャッター速度優先AE」というモードを使う事を思いつき、敢行しましたが、このゾウのところはオールマニュアルのままやっております。
水に映るイルミネーションとゾウの組み合わせ。
これだけでも来た価値があるくらい、心のテンションがバシッと張りつめました。
ちなみに、ISO感度は6400。
6400では全く不安の無い画質というのも頼もしいですが、暗い場所にもビシビシとAFが当たる7D2の頼もしさよ。
EF 50mm F1.8 STMレンズは、とても明るいのに軽くて小さく、画角もばっちり。
ただし、レンズのAFスピードは最低クラスの遅さなので、本来ならば、7D2が装着するには力不足のレンズなんですが、そんな速くともしゃあない。
明るくて小さくて画角バッチリの価値が勝ります。
で、スマホやタブレットに比べても、50mmを装着したEOS 7D2は、トータルで消費するスペースが半分とか1/3以下くらいしかなくコンパクト!!
スマホやタブレットって、小さいような事を言ってますが、実際の撮影って、手を伸ばしたりなんだりヘタすると超望遠レンズを装着した大型一眼レフより空間を占有したりして実質的にはかなりの大型機材なんじゃないのかな、とふと思う事もあったりします。
顔に押し付けると、50mmレンズの小ささもあり、EOS 7D2は、混雑の中でも、スマホよりも安定して場所をとらないです。
うわぁ、綺麗!!
このズーパラダイスは、にせものの自然ではなく、ガチガチに本物の、八木山という本物の自然を流用しています。
木々のライトアップ、雨による傘の花。
園内の風景だけでも来た価値がずんずん高まる感じです。
ライトの中に光る雨粒。
ライトアップされた八木山の自然を見に来た!!というだけも、大満足してしまうレベルかも知れない・・・なとど思いましたが、プラス思考でいかないと、やっぱり夜の雨は寒くてあかんです。
夏じゃなくて完全に秋の気候ですな。
ISO感度6400が安定して使える7D2、夜間撮影はこれからも主役になってくれそう。
園内の風景は、もはや全てが貴重!!
しばし、動物たちを忘れて、貴重な風景写真を撮るのに熱中してたりしました。
そもそも、夏休み期間中の3日しか、夜にズーパラダイスに入園なんか出来ないわけだし、貴重、貴重っ。
今回の記事のラスト、スマトラトラのライトアップです。
おー、水場のライトアップだー・・・と風景撮影しようとしたら、奥からぱっとスマトラトラが現れてテンションが一気にまた張りつめます。
ここからは次回に書かせて頂きたいのですが、このスマトラトラ、夜間のライトアップの中を素早く動くわけなんですが、個人的には最高難易度に近い撮影となり、そんな中で、まさにEOS 7D2、EOS 7D Mark2にべたべたに惚れ直すとてつもない展開が待っていました。
それでは次回の記事でスマトラトラの撮影をして行きたいと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
■次回の記事はこちらです(別ウインドウ)■
一年に3日限りの夜間開園である「ナイトズージアム」に行ってきました。
あいにくの雨になってしまったのですが、結果的には、雨・夜・動物公園の組み合わせという、風景として考えれば貴重な感じになったのかも。
今回の記事は2回に分けて書かせて頂きたいと思います。
最初に書かせて頂きたいのは、持って行ったカメラの「EOS 7D Mark2」が予想を遥かに超える凄さで、欲しさのあまり幻覚見そうになったくらいの購入当日よりも、さらに何倍もベタベタに惚れ直したという事なんです。
何というか、厳しい条件の時の撮影に、弱ったカメラマンをしっかり確実にサポートしてくれて、しかも、電撃的な速度でカメラマンの意図を反映し自由にコントロールさせてくれる。
スペックの数字なんかいくら並べても分からないEOS 7D Mark2という才色兼備・良妻賢母・最高相棒とも言えるスーパーカメラの本当の良さの片鱗でもガッチリと身に染みました。
ちなみに、雨降りでしたが、ズーパラダイスは大混雑でして、他のお客様のご迷惑になるため動物の観覧・撮影中は傘は畳んでいました。
このため、持って行ったPowerShot G9X Mark2は、あっと言う間に雨濡れのために途中で撤退。
雨でびしょびしょになりながらもビクともしないEOS 7D Mark2の独壇場でした。
レンズは、タオルで何とか防護出来る小さなサイズ、かつ明るいEF 50mm F1.8 STMの一本勝負。
念のため、EF 100mm F2.8L IS USMもビニールバッグに入れて持っては行ったものの、交換している余裕が無いのであきらめました。
■ちょっとだけPowerShot G9X Mark2
今回は記事を2回に分けさせて頂くということで、まずはPowerShot G9X Mark2での撮影から。
冒頭の通りですが、撮影中は、他のお客様の邪魔になるために傘を畳んでいるため、あっという間に雨濡れ。
タオルで防護・拭きながらの撮影だったんですが、破損が怖くて早々にビニールバッグに撤退となりました・・・が、撮れるところまでは撮りました。
八木山の自然の中に立つシマウマ。
まだ明るさが残っているとは言え、ISO感度は640。
G9X Mark2も大したものですよねー。
胸ポケットサイズのポケットカメラなのに、ISO感度640くらいでは高画質に揺るぎないですもん。
これは、三脚禁止のライトアップ撮影とか今後の展開が楽しみです。
雨濡れのためにビニールバッグに撤退直前に撮った猿山の風景写真です。
ISO感度は一眼レフが出て来るレベルのISO 6400に到達。
さすがにノイズはあるものの、うん、十分かな!!
胸ポケットカメラで6400が行けるという衝撃はかなり大きい。
さて、この段階では、おサルさんを撮るというより、雨のズーパラダイスの夜景という貴重な風景写真を撮るぞ!!・・・という認識。
そう、確かに主役は動物たちなんですが、普段は絶対に入れない夜間のズーパラダイス、しかも雨の風景!!
風景そのものが、どこかしこも全て貴重だよこれは!! と思えて行動していました。
■EOS 7D Mark2に感動しまくり
まだ少し明るさが残っている状況ですが、生まれて初めて、ゾウとライトアップ両方を見る・撮る事が出来ました!!
これ、普段は存在しない水場(水たまり)で遊んでいる姿で、それもびっくり。
今回、完全に個人的に未知の世界だったのが、夜間でライトアップされている中での動物たちの「動体撮影」になる!!という点でした。
私は常時マニュアル撮影のみやってるのですが、正直、マニュアルではよく分からないのと、刻々と変わる状況には追い付きにくい状況。
結論から言うと、途中で、生まれて初めて「シャッター速度優先AE」というモードを使う事を思いつき、敢行しましたが、このゾウのところはオールマニュアルのままやっております。
水に映るイルミネーションとゾウの組み合わせ。
これだけでも来た価値があるくらい、心のテンションがバシッと張りつめました。
ちなみに、ISO感度は6400。
6400では全く不安の無い画質というのも頼もしいですが、暗い場所にもビシビシとAFが当たる7D2の頼もしさよ。
EF 50mm F1.8 STMレンズは、とても明るいのに軽くて小さく、画角もばっちり。
ただし、レンズのAFスピードは最低クラスの遅さなので、本来ならば、7D2が装着するには力不足のレンズなんですが、そんな速くともしゃあない。
明るくて小さくて画角バッチリの価値が勝ります。
で、スマホやタブレットに比べても、50mmを装着したEOS 7D2は、トータルで消費するスペースが半分とか1/3以下くらいしかなくコンパクト!!
スマホやタブレットって、小さいような事を言ってますが、実際の撮影って、手を伸ばしたりなんだりヘタすると超望遠レンズを装着した大型一眼レフより空間を占有したりして実質的にはかなりの大型機材なんじゃないのかな、とふと思う事もあったりします。
顔に押し付けると、50mmレンズの小ささもあり、EOS 7D2は、混雑の中でも、スマホよりも安定して場所をとらないです。
うわぁ、綺麗!!
このズーパラダイスは、にせものの自然ではなく、ガチガチに本物の、八木山という本物の自然を流用しています。
木々のライトアップ、雨による傘の花。
園内の風景だけでも来た価値がずんずん高まる感じです。
ライトの中に光る雨粒。
ライトアップされた八木山の自然を見に来た!!というだけも、大満足してしまうレベルかも知れない・・・なとど思いましたが、プラス思考でいかないと、やっぱり夜の雨は寒くてあかんです。
夏じゃなくて完全に秋の気候ですな。
ISO感度6400が安定して使える7D2、夜間撮影はこれからも主役になってくれそう。
園内の風景は、もはや全てが貴重!!
しばし、動物たちを忘れて、貴重な風景写真を撮るのに熱中してたりしました。
そもそも、夏休み期間中の3日しか、夜にズーパラダイスに入園なんか出来ないわけだし、貴重、貴重っ。
今回の記事のラスト、スマトラトラのライトアップです。
おー、水場のライトアップだー・・・と風景撮影しようとしたら、奥からぱっとスマトラトラが現れてテンションが一気にまた張りつめます。
ここからは次回に書かせて頂きたいのですが、このスマトラトラ、夜間のライトアップの中を素早く動くわけなんですが、個人的には最高難易度に近い撮影となり、そんな中で、まさにEOS 7D2、EOS 7D Mark2にべたべたに惚れ直すとてつもない展開が待っていました。
それでは次回の記事でスマトラトラの撮影をして行きたいと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
■次回の記事はこちらです(別ウインドウ)■
私の初代一眼レフ「EOS 20D」が、また(個人的に)復活して来た話
2004年9月、それまでのデジタルカメラでは、どうにもこうにもレスポンスや画質が限界で、ついに思い切って、デカいわ高額だわの壁を乗り越えて一眼レフに入門しました。
その時に選んだのが、キヤノンの「EOS 20D」
このEOS 20D、今の「高感度をやけに気にする」デジタルカメラの全ての流れを決めたと言ってよい、数あるカメラ伝説の中でも一際輝く伝説のデジタル一眼レフです。
今回の記事では、2004年誕生であるEOS 20Dが、まだまだ全く衰えを知らずに通用し、最近はこの20Dが(個人的に)不死鳥のごとく蘇って来ている話を書かせて頂きたいと思います。
EOS 20Dは、2004年9月に登場した、当時のAPS-Cセンサーの常識を全て覆す、全方位でより画素ピッチが広いはずの630万画素センサーを遥かに上回る、キヤノン自社開発820万画素センサーを搭載したカメラ。
レスポンス、使いやすさ、機能、画質、全ての面において、それまで絶対的にデジタルカメラの上位に君臨していた「銀塩一眼レフ」をついに置き換える事に成功した、ようなカメラです。
当時、発売日にヨドバシカメラに行きましたが、どんなカメラが出ても静かな今と違い、店頭ではEOS 20Dを買い求める人の熱気で大変だった記憶があります。
EOS 20Dは、レリーズタイムラグ65ms、見やすい(当時)新型のファインダースクリーン搭載などなど、それまでデジタルに差をつけまくっていた銀塩カメラをようやく持ち出さなくて済む!!くらいシッカリしたカメラで、当時のムック本を読んだりしても、カメラマンさんたちの興奮が伝わって来ます。
というか私もその当事者でした。
まぁ、実際は、デジタル一眼レフというのは、ちゃんと知識が無いとだめで、テキトーに撮ると、PowerShot G3よりも結果が酷い気にくわない写真しか量産されないスペシャリスト御用達カメラだったりするわけなんですが・・・。
EOS 20Dは、もう12年前のカメラなのですが、写真機としては既に完成しており、まぁ厳密なピント合わせが可能なライブビューが無い・・・という点はしょうがないにしても、全く不満ありません。
そこそこ軽いし、全く無理のない820万画素APS-Cセンサーは、本当に素晴らしく、今のやたらと画素数を増やしているデジタルに対する強烈な疑問さえも感じさせてしまうほどです。
EF 50mm F1.8 IIレンズと、EF12中間リングで、雨の中の花を撮影してみました。
まったく古さを感じさせない素晴らしいカメラです。
EOS 20Dの映像エンジン「DiGiC-2」は、ISO感度1600以上の高感度では、まだノイズリダクション処理が原始的な部分が残存しており、高感度処理にちょっと歴史を感じさせる点はあります。
でも、ISO感度100なんかは、フルサイズカメラ完全にいらない高画質で、820万画素のファイルの軽さが際立ちます。
今のセンサーって、1画素のクオリティを高めるのではなくて、画素の数の力で画像をどんどん拡大・肥大させて、顕微鏡みたいに画像をでかくすることによって情報量を増やして1画素のクオリティの低さをカバーしよう!!という思想のように思えます。
画素が増えても、一番の根っこは全然綺麗になってないわけです。
EOS 20Dの820万画素の壮健さを見るにつけて、やはり、3層式センサーとかにして、820万画素 (x3層)とか、1画素のクオリティを上げて、画素数は減らして欲しい気がする。
そして、3層式になって初めて、じゃあ画素を増やして行こうかね、という話をされるとすっきりする。
偉そうな事を書いてしまって本当に申し訳ないですが、うーん。
勝手に画素増やした、あっ画素増えるとレンズの解像力が足りないんよね、新レンズ買えやー!!画素増やした4Kテレビ買えやー、これからは8Kだねーーとか、業界の都合とかで勝手に暴走されてもなかなか納得しにくい。
ちょっと話がそれてしまいましたが、とにかく、EOS 20Dは、820万画素でファイルがとても軽い!!
これは、2000万画素だのが普通になっている今だと、いよいよもってメリットとして立ち上がって来ています。
比較の対象にもならないくらい軽くて画質は素晴らしい。
んんん!?となってもしゃあないところ。
EOS 20Dでの撮影は、12年前と同じく楽しさに揺るぎがない。
雨の朝の町歩き撮影でも、EOS 20Dを持ち出す事が出て来ました。
シャッター音は、「ダガァン!!」という、時として、ワンちゃんにはわんわん吠えられ、ニャー猫はダッシュで逃げるくらいの勇ましい音ですが、気分が高揚している時はまさに進撃のドラム。
ちなみに、メモリカードは使わず、当時から使っている日立の2GBマイクロドライブをずっと使用してます。
バッテリは、なんとPowerShot G1のものがそのまま使えるのです。
最近は昔ほどひどくはないものの、デジタル製品は、すぐに陳腐化する・・・というのが常識でしたが、EOS 20Dは、もうその悪い常識からは脱却してますね。
あと、ルックスも良い!!
今は、EOS中級機は全て樹脂ボディですが、EOS 20Dは、なんとマグネシウム合金ボディ。
質感が全然違います。
ただし、EOS 7D系のように、プロ用の堅牢性を実現するための合金ではなく、おしゃれ外装という性質が強かったりしますが、まぁそれもあり。
雨降る川に持って行ってEOS 20Dで撮影してみました。
このように、使用頻度がまたどんどんアップしています。
カメラとしてはもう完成しているEOS 20Dなので、あとは故障しない事を祈りつつ、末永く撮影していきたい。
行けたらいいなー。
その時に選んだのが、キヤノンの「EOS 20D」
このEOS 20D、今の「高感度をやけに気にする」デジタルカメラの全ての流れを決めたと言ってよい、数あるカメラ伝説の中でも一際輝く伝説のデジタル一眼レフです。
今回の記事では、2004年誕生であるEOS 20Dが、まだまだ全く衰えを知らずに通用し、最近はこの20Dが(個人的に)不死鳥のごとく蘇って来ている話を書かせて頂きたいと思います。
EOS 20Dは、2004年9月に登場した、当時のAPS-Cセンサーの常識を全て覆す、全方位でより画素ピッチが広いはずの630万画素センサーを遥かに上回る、キヤノン自社開発820万画素センサーを搭載したカメラ。
レスポンス、使いやすさ、機能、画質、全ての面において、それまで絶対的にデジタルカメラの上位に君臨していた「銀塩一眼レフ」をついに置き換える事に成功した、ようなカメラです。
当時、発売日にヨドバシカメラに行きましたが、どんなカメラが出ても静かな今と違い、店頭ではEOS 20Dを買い求める人の熱気で大変だった記憶があります。
EOS 20Dは、レリーズタイムラグ65ms、見やすい(当時)新型のファインダースクリーン搭載などなど、それまでデジタルに差をつけまくっていた銀塩カメラをようやく持ち出さなくて済む!!くらいシッカリしたカメラで、当時のムック本を読んだりしても、カメラマンさんたちの興奮が伝わって来ます。
というか私もその当事者でした。
まぁ、実際は、デジタル一眼レフというのは、ちゃんと知識が無いとだめで、テキトーに撮ると、PowerShot G3よりも結果が酷い気にくわない写真しか量産されないスペシャリスト御用達カメラだったりするわけなんですが・・・。
EOS 20Dは、もう12年前のカメラなのですが、写真機としては既に完成しており、まぁ厳密なピント合わせが可能なライブビューが無い・・・という点はしょうがないにしても、全く不満ありません。
そこそこ軽いし、全く無理のない820万画素APS-Cセンサーは、本当に素晴らしく、今のやたらと画素数を増やしているデジタルに対する強烈な疑問さえも感じさせてしまうほどです。
EF 50mm F1.8 IIレンズと、EF12中間リングで、雨の中の花を撮影してみました。
まったく古さを感じさせない素晴らしいカメラです。
EOS 20Dの映像エンジン「DiGiC-2」は、ISO感度1600以上の高感度では、まだノイズリダクション処理が原始的な部分が残存しており、高感度処理にちょっと歴史を感じさせる点はあります。
でも、ISO感度100なんかは、フルサイズカメラ完全にいらない高画質で、820万画素のファイルの軽さが際立ちます。
今のセンサーって、1画素のクオリティを高めるのではなくて、画素の数の力で画像をどんどん拡大・肥大させて、顕微鏡みたいに画像をでかくすることによって情報量を増やして1画素のクオリティの低さをカバーしよう!!という思想のように思えます。
画素が増えても、一番の根っこは全然綺麗になってないわけです。
EOS 20Dの820万画素の壮健さを見るにつけて、やはり、3層式センサーとかにして、820万画素 (x3層)とか、1画素のクオリティを上げて、画素数は減らして欲しい気がする。
そして、3層式になって初めて、じゃあ画素を増やして行こうかね、という話をされるとすっきりする。
偉そうな事を書いてしまって本当に申し訳ないですが、うーん。
勝手に画素増やした、あっ画素増えるとレンズの解像力が足りないんよね、新レンズ買えやー!!画素増やした4Kテレビ買えやー、これからは8Kだねーーとか、業界の都合とかで勝手に暴走されてもなかなか納得しにくい。
ちょっと話がそれてしまいましたが、とにかく、EOS 20Dは、820万画素でファイルがとても軽い!!
これは、2000万画素だのが普通になっている今だと、いよいよもってメリットとして立ち上がって来ています。
比較の対象にもならないくらい軽くて画質は素晴らしい。
んんん!?となってもしゃあないところ。
EOS 20Dでの撮影は、12年前と同じく楽しさに揺るぎがない。
雨の朝の町歩き撮影でも、EOS 20Dを持ち出す事が出て来ました。
シャッター音は、「ダガァン!!」という、時として、ワンちゃんにはわんわん吠えられ、ニャー猫はダッシュで逃げるくらいの勇ましい音ですが、気分が高揚している時はまさに進撃のドラム。
ちなみに、メモリカードは使わず、当時から使っている日立の2GBマイクロドライブをずっと使用してます。
バッテリは、なんとPowerShot G1のものがそのまま使えるのです。
最近は昔ほどひどくはないものの、デジタル製品は、すぐに陳腐化する・・・というのが常識でしたが、EOS 20Dは、もうその悪い常識からは脱却してますね。
あと、ルックスも良い!!
今は、EOS中級機は全て樹脂ボディですが、EOS 20Dは、なんとマグネシウム合金ボディ。
質感が全然違います。
ただし、EOS 7D系のように、プロ用の堅牢性を実現するための合金ではなく、おしゃれ外装という性質が強かったりしますが、まぁそれもあり。
雨降る川に持って行ってEOS 20Dで撮影してみました。
このように、使用頻度がまたどんどんアップしています。
カメラとしてはもう完成しているEOS 20Dなので、あとは故障しない事を祈りつつ、末永く撮影していきたい。
行けたらいいなー。