いよいよHDR-XR500Vのライバルと言える、キヤノンHF S10のレビューが出てきました。
小寺さんによるレビューです。
[HDR-XR500Vライバル、HF S10のレビューはこちら]
しかし、さすがは、一眼レフカメラのEOSシリーズと、EFレンズで鳴らすキヤノンだけの事はあります。
HF S10の解像力は、これが家庭用なのかと思うくらいにシャープで、「あっ!」と声をあげてしまいそうになります。いわゆるビデオっぽさをあまり感じない、まるで動くデジカメ写真といった趣を感じます。
このHF S10は、デザインも迫力があって目を引きますね。
まるで一眼レフの交換レンズをそのまま持ち出したかのよう。
大口径のレンズは、ハイビジョン時代にはこれくらいのレンズは必要なんだぞと言わんばかり。光学メーカーとしてのキヤノンのプライドを見せ付けられるようです。
おそるべし、キヤノンの新HDビデオレンズ。
それに対して、我らが(我らがって・・・いつの間に?)HDR-XR500Vの画質は、キヤノンのHF S10に比べると、随分とクラシカルだと言ったら怒られるでしょうか。
伝統的なハイビジョン・ビデオの画質を踏襲しているように感じます。
小型モデル初搭載の高性能Gレンズと言えども、今回は相手がレンズのゴルゴ13(無敵)みたいなものですから、比べると分が悪い・・・のか・・・? (ゴルゴ調で)
ただ、HDR-XR500Vは、キヤノンと比べると解像力は太刀打ち出来ない感じですが、画質そのものは私が想像した以上に素晴らしいものだなと感じました。
まず、虹彩絞りの効果が、快音を響かせるホームラン!!のように発揮されています。
花の背景が、なめらかにボケています。小型ビデオではあきらめるしかなかった美の表現が可能に!!
キヤノンと比べると、さすがにシャープネスは負けていますが、HDR-XR500Vの魅力の源泉は簡単に尽きるようなものではありません。
心配だったのが、画が平坦だったら嫌だなぁという点でしたが、どうやらそれは杞憂だったかも知れません。
平坦どころか、画そのものに、予想した以上の立体感を感じます。
うまく言えませんが、色が豊富というか、暖かな丸みを帯びているというか、ハンディカム最高峰のHDR-FX1000を買う人が求めるような、方向性としては、良い意味での柔らかさをもった画なのではないかと思います。
発売日は、何があろうともお店にダッシュし、メモリカードに動画と静止画をためし撮りしたいと思います。
以前からPSP用に買っておいた4GBのカードがあるので、それを使おうかと思います。