2009年9月22日火曜日

生まれて初めて真夜中の蔵王のお釜をバルブ撮影してみました


生まれて初めて、真夜中の蔵王のお釜をバルブ撮影してみました。
友達と話が盛り上がって、クルマで真夜中の蔵王に登りました。

お釜の周辺は、もう自分の足元さえも見えない真の闇。想像よりもかなりの恐怖でした。
なにしろ蔵王ですから、そんじょそこらの夜道とは怖さのレベルがどんだけ違うのかってくらい怖い
何が出て来ても、全て納得するしかないくらいに怖い。

さらにカメラ。本当に闇なので、EOS KISS X2のファインダーをのぞいても、黒一色。なーーーーーーーんにも見えない・・・。とりあえずピント合わせどうしよう。フォーカスを、マニュアルでもってカンで合わせるしかない。レンズは、EF-S 18-55mm F3.5-5.6 ISなのですが、ここまで暗いとF1.4のレンズでもファインダーは黒一色だったろうなぁと。

本気で光が無いので、シャッター速度30秒くらいじゃ、黒一色で何も写らないです。
しかも相当に寒い!! この寒さじゃ無理も無いのですが友達が早々に撤退してしまったので、一人残されて怖さが十割増し。
でも、とにかく、なんとかかんとか、友達のためにも一枚だけは撮影成功しなきゃ・・・と必死でした。

本当に一枚だけしか撮影出来なかったのですが、結果は、何とか。

焦点距離は18mm。シャッター速度は、私の今までのスローシャッター最長記録。583です。絞りはF/5.6。
肉眼でさえも真っ暗で何も見えない暗闇。でも、何度も来ている場所なので、構図もカンでもって当てる感じです。

しかし、目ですら闇で見えないってぇのに、EOS KISS X2ときたら、こんな小さな体でスゲェ頑張り・・・感動してしまいました。
いくら583秒もシャッターを開けっ放し(バルブ撮影)したとは言え、ここまで写るもんですか。
アレッ。EOS 7Dって、買わなくてもいいんじゃないか?(自問自答)

何しろ黒一色で何も見えない場所をカンで撮影してるので、もうピント精度がどうの、ノイズがどうの、構図がどうの言っている場合じゃない。
写ってくれているだけで、ありがとうって感じです・・・。

真夜中だから何か変わったモノが写るってわけでも無かったのですが、とにかく、真夜中の蔵王のお釜はこうなっていた!! というくらいで観ていただければと思います。怖かった・・・。