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2009年9月18日金曜日
エクステンションチューブEF 12とEF 50mm F1.8IIで、コンパクトなマクロレンズを得よう
被写体を接写出来るレンズをマクロレンズといいますが、「エクステンションチューブ」という、レンズの最短撮影距離を縮めるオプションパーツを使うと、手持ちのレンズを簡易的なマクロレンズに変身させる事が出来ます。
エクステンションチューブは、レンズではありません。カメラとレンズの間に挟まるリング状のパーツとなります。でも、これを挟めるだけで、今まで不可能だった被写体への接近が可能です。
今回は、キヤノンEFレンズ群の中で最軽量・最安値なのに写りが良いレンズ「EF 50mm F1.8 II」と、エクステンションチューブを組み合わせて、軽量かつ安価な簡易マクロレンズを組み上げてみました。
一般的に通常のマクロレンズの明るさがF/2.8が限度なのに、この組み合わせでは、開放F/1.8という驚異的な明るさを実現できます。
「簡易」と言ったのは、やはり専用のマクロレンズと比べて、倍率は低いこと。
EF 50mm F1.8 IIとエクステンションチューブEF 12の倍率は最大0.39倍。それでもかなり大きくは写ります。
それと、「接写しかできなくなる」という事。
光学性能はやはり専用レンズには及ばないという点です。
特に、開放F/1.8は、かなり色収差などが発生しますが、それも単焦点レンズの味として楽しめればと思います。
実際にEOS KISS X2に装着して、開放F/1.8で撮影したサンプルを掲載させて頂きます。
絞りは全て開放F/1.8。撮影はマニュアルモード。ピント合わせもマニュアルフォーカス。手持ち撮影です。
モデルにしたのは、ソニーの「革新的」フルハイビジョンカメラ「HDR-XR500V」のボディと、朝食のサラダの野菜です。
確かに本物のマクロレンズよりは接写できないものの、ここまで大きく写せるんです。
とにかくEF 50mm F1.8 IIとエクステンションチューブEF12は、軽量で持ち運びもラクラク。
マクロ撮影するとは決めていないけど、何かあるかも知れないなぁ・・・という時には、とにかくバッグに入れておける軽さなんですよね。
おすすめです。
注意点として、エクステンションチューブはレンズによって効果が変化します。
広角系のレンズなどは、あまりにも被写体と接近しないと撮影できなくて、実用上使えなくなったりします。
手持ちのレンズに使う場合は、買う前に使えるかどうかの確認が必要ですので、お忘れなく。ここが怖い点でもありますね。