今回の記事では、マイクロソフト純正のフリー・プログラム開発環境シリーズ「Visual Studio 2008 Express」の中から、「Visual C# 2008 Express」を、64bit Windows7にインストールしてみたので、それについて書かせていただきます。
SQL-Server 2008 Expressには存在した64bit版ですが、今回は32bit版のみ。
Express版のC#言語では、64bit版ソフトの開発は出来ないって事になるのですが、そこまで求めては酷というものかも知れません。
インストール自体は、単に待てば終わるタイプで非常に簡単。
・・・なんですが、終了後になぜか起動用のアイコンが作られず、Windows7の「全てのプログラム」にも表示されずに、あれっと思いました。探したら、以下の場所にインストールされておりました。
C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 9.0\Common7\IDE\VCSExpress.exe
さっそく起動・・・と、その前に、これ書いている途中で、ベガルタ仙台の最終戦が1-1で終了。 セレッソ大阪の結果も決まり、その結果おめでとうベガルタ仙台!!! J2優勝決定です!!
いやー。仙台スポーツ関係の朗報が続きますね。
良かった、良かった。
さて、ベガルタ仙台の優勝の余韻に浸りながらも、Visual C# 2008 Expressの記事を続けさせていただきたいと思います。
Visual C# 2008 Expressは、コード入力支援機能など、至れり尽くせりで、またまたまた「これが無料でいいのか」っていうくらいの完成度になってます。
冷静に考えるとそれもそのはず。
マイクロソフトのExpressシリーズは、決して無料用にしょぼいものを新規開発しているのではなくて、基本は製品版のままで、企業向けとかゼイタク的な機能を取り外したスタイルでまとめているため、完成度の極めて高い基本機能をきっちり使えるわけです。
感動するのも、このマイクソロフトの太っ腹精神があったればこそかも。
Visual C# 2008 Expressがあると、SQL CLRという、SQL-Server用の関数やストアドプロシージャをC#言語で開発できたりしますが、まずは、テストがてらに簡単で小さなWindowsアプリを作ってみました。
内容の公開は割愛させていただきますが、完全に自分用の小さなもの。
フォルダをエクスプローラで開くだけ。フォルダが開いたら画面は自動で消えてメモリからも消去します。
Windows7は、タスクバーが純正のランチャーも兼ねており、ここにアプリを登録しておくととても便利ですよ。
メモリ消去といえば、このC#もそうですが、.NET Frameworkアプリケーションは、メモリの解放を「ガベーシコレクタ」という仕組みで自動化しています。
いつ実際にメモリが解放されるかは、ガベージコレクタまかせ。メモリ使用量をチェックしてみると、アプリ終了後、だいたい3秒前後でメモリが元に戻っていますね。
大規模なアプリではもっとかかるかも知れません。メインメモリが4GBとかの時代は、解放タイミングを気にする必要も少ないでしょうが、結構気になる場合もあるかな。
何はともあれ、Visual Studio 2008 Expressがあると、こういう、個人的に便利だなっていう小さいアプリを、思いついた時にパパッと作れてしまうのが良いですよね。
フォルダと言えば、Windows7は、Windows XPと比べてフォルダの構成がガラリと変わっていますので、最初は注意が必要です。
たとえば、Documents and Settingsは廃止されました。
Linuxを意識してか、Usersフォルダの下に、ユーザー名でのホームが作られるのがポイントですね。
それにつけても、今って、多くの無料アプリケーションが非常に洗練されているため、個人用とか、勉強用とかには、本当に最高の上の最高の時代になってますよね。