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2010年3月20日土曜日
EOS 20Dを使いながら、EOS 7Dの事を復習してみる
このところ、EOS 20Dを使いながら、EOS 7Dの事を考えてしまいます。
ちなみに、RAW現像の時間を手持ちのストップウォッチで計測しました。高速PCではなくて、Aspire 1410です。
820万画素のEOS 20Dは、1枚の現像に約10秒程度。
1800万画素は、1枚約30秒程度。
やはりEOS 20Dは速い・・・。
■上品なシャッターフィーリング■
EOS 20Dのシャッターフィーリングは、ちょっと他のカメラではありえない独特な勇ましいもの。
久々に5コマ/秒の連写をしてみましたが、その作動音の激しさは、カメラというよりも何らかの作業機械が発する音。しかし、これほど、一枚の写真を「撮った」という手応えのあるカメラも珍しく、慣れてくると他のカメラでは物足りなくなるほど。
対するEOS 7Dは、ツインモーター制御や非接触ロータリーシャッターを持ち、EOS 1Dと同等の構造を実現しているためか、非常に上品。
1800万画素+14ビット+RAWという最強構成でありながら、8コマ/秒という猛烈な速度で連写可能ですが、その音は、タタタタタタという、過剰な演出も何も与えない、質実剛健な音にまとまっています。
音は、EOS 20D同様、装着するレンズによって大幅に印象が変わります。
今のところ、EF 100mm F2.8L MACRO IS USM装着時がベスト。レンズキットのレンズだと、どれをとっても、やや安っぽく感じてしまうのが悩みどころ。
■専用のCPUを搭載した「最強」AF■
EOS 7DのAFは、最上級のEOS 1Dは別格として、その他のEOSに対しては極端なまでのパワー差をつける最強の仕上がり。従来は、EOS 1Dだけに許されていたAF専用CPUを搭載。
AFの測距点数そのものは19点と、測距点数そのものはさほど多くは無いものの、内容が濃い。
全点が高精度を誇るF/5.6対応クロスセンサーになっており、19点全てが頼りになるという精鋭設計。特に中央部はF/2.8とF/5.6のデュアル・クロスセンサーという念の入りようで、9点あっても中央以外の8点はイマイチ使いたいと思わないEOS 20Dとは、時代の壁を感じる仕上がり。
さらに、この19点は、新型の「色を判別できる」iFCL測光センサーの63分割点のうち19点とピッタリ対応しており、AFだけでなく、より高度な測光にもつながっています。
EOS 1Dを所有している知り合いからも、EOS 7DのAFは、EOS 1Dから持ち替えても違和感の無い強力な性能との意見を頂いており、本当に心強い。露出はマニュアルの私ですが、AFは信頼出来るオートじゃないと厳しい。
■表面が強化ガラスの液晶は、EOS KISS X4のワイドよりも上質?■
液晶は、もはやEOS 20Dのそれは「化石」であり、既にEOS 7Dと比べる対象ではありません。
比べるべきは、最新のEOS KISS X4でしょうね。
EOS KISS X4の液晶は、ご存知の通り、解像度でEOS 7Dを超える3:2の104万画素タイプ。
しかし、発色の美しさは明らかにEOS 7Dが上に感じます。
表面がアクリルではなくて、なんと強化ガラスというのも一役買っているのかも。
ガラスと液晶の間に、光学弾性体が充填されており、見え味の作り具合が全く違います。
ここまで手間をかけた液晶が搭載される例は珍しく、解像度だけでなく色にこだわると言う姿勢は、まさにフラッグシップにふさわしいものと言えるでしょうね。
■楽しいファインダー■
ついに視野率(約)100%を実現したファインダー。設計難易度の極めて高い光学ファインダーで、100%にこだわってくれたのは素直に嬉しいですね。
アナログ部分なので、計測してキッチリ確実に100%ピッタリかというと、そんなわけないのは折込済み。個体差もかなりありそうだし、当たりを引き当てたいなぁと。
それまでの95%ファインダーでは、実はかなりズレがあって、マクロ撮影では明らかにストレスになっていました。EOS 20Dでは、最初にズレ位置を覚える練習をしたほどです。
EOS 7Dは、ファインダーに透過タイプの液晶が重なっており、被写体を追尾するAFフレームの表示が新鮮。フル19点追尾やゾーンAF時の枠線、水準器やグリッド線など、各種表示を付けたり消したり出来るのも楽しい。
素晴らしい実像式の一眼レフファインダーでありながら、実用性と遊び心を両立している。これはEOS 1Dにも無い特長で、十分にEOS 7Dを選ぶ理由になりうると思います。
■手にやさしいボディ■
私は指が細い方なのか、中・上級カメラだと、グリップやボディがゴツゴツしてて痛くて嫌なカメラが結構あります。
EOS 7Dは、全然痛くない。マイルドで握りやすい。
デザインが優しいだけでなくて、こういう部分も素晴らしい。
■EOS KISS X4と比べた場合のアドバンテージ■
EOS KISS X4は、コンパクトタイプの一眼レフとしては、EOS 7Dさえもやや上回る画質など、まさに破格の存在です。しかし、EOS 7Dは、APS-Cフラッグシップの準プロ機としてキヤノンが企業プライドをかけて徹底的に作りこんだだけあって、アドバンテージも数多いのです。
(1)長持ちボディ・・・EOS 1Dと同等の焼付け塗装(高耐久性塗装)は、質感を長期間保持。
(2)強化ガラス液晶・・・液晶表面は強化ガラスでキズへの耐性が飛躍的アップ。
(3)最強一眼レフファインダー・・・EOS 1Dと同等サイズのプリズム。視野率100%、倍率1.0倍は待ち望んだ夢のファインダー。
(4)高精度AF・・・闇雲に点数だけ多いわけではなく、きっちり用意された19点全てが信頼出来る精鋭AF。さらに、1点スポットAFとゾーンAFは極めて有用。
(5)M-RAWが使える・・・1010万画素のRAW撮影可能。
(6)デュアルアクシス電子水準器・・・カメラの上下左右の傾きが完璧に分かる。
(7)ハイビジョン撮影中の同時静止画で、なんとRAW撮影可能・・・後から切り出しても品質良いですが。
(8)多彩なカスタマイズ機能・・・ボタン割り当て変更機能は素敵。
それと、シャッター速度が1/8000秒だったり、マニュアル撮影の時に迅速な設定が可能な、大型サブ電子ダイヤル、ライブビューでも重宝するジョイスティック(EOS 20Dで初搭載)搭載など、EOS KISS X4ではことごとくオミットされている要素がてんこ盛りなのも見逃せないです。
うーん。一度は買うのを中止したEOS 7Dですが、もう少し時間が経過してからですが、やはり買いたい。
ここまでの性能なら、ライバルがどうとか、後継機がどうとか、他を気にする必要が全くないので、焦らずにゆっくりと買いたい。
EOS 7Dがあれば、もうAPS-Cカメラのカメラは、もうEOS KISSシリーズ以外は買わなくて良いと思う。
もしも買えたならばですが、ずっとEOS 7Dを大切に使って行きたいなぁと。
というか、EOS 20Dもマグネシウム合金ボディや、当時としては高級な部類だけあってか、相当に使い込んでいる今もピンピンしてくれてるし、EOS 20Dを大幅に超えるクオリティを与えられた、耐久力の非常に高いEOS 7DならなおさらOKだろうし。
たとえば、過酷な気象条件などで絶対に撮らないといけない写真があって、カメラに破格の耐久性や信頼性が無いとヤバイとかいう状況なら、これはもうEOS 1Dを無理してでも買い求める必要がありましょうが、そこまで行かないのなら、EOS 7Dで絶対に満足できるだろう、というのも大きい。
■忘れちゃいけない映画カメラ級のフルハイビジョン撮影■
EOS KISS X4が同等撮影を実現したため、EOS 7Dをフルハイビジョン動画のために買う意味はかなり薄れておりますが、EOS 7Dなりのアドバンテージはあります。
第一が、撮影モードに素早く切り替え可能な点。専用の切り替えスイッチがあるので、EOS KISS X4のように、モードダイヤルを回さなくても済むわけです。
また、AFをクイックモードに切り替えれば、とにかく一発目だけは、EOS 7Dの最強AFシステムでもって合わせられるのです。
同時撮影静止画が、何とRAWに対応しているのもメリットか。ただし、そもそも、AVCHD規格すら大幅に超えるビットレート40Mbps以上を誇るEOSムービー。撮影後の動画コマ切り出し静止画でも、一般的なフルハイビジョンのビデオカメラのそれを上回る自然で美しい画質のものが出てきます。
使わないっちゃあ、使わないのかな?
■できれば一緒に買いたいレンズ■
勢いでセットにするので、値段があんまり高いのはナシ。
EF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USMは惹かれるけど、ズームは買っても結局使わなくなる危険があるので、EF-Sならば、唯一の単焦点でもある、EF-S 60mm F2.8 USMが欲しい・・・。
デザインはEFレンズらしく文句なしに素晴らしい。前玉が小さいのが気になるけどこういうものだし。
最短撮影距離を気にしなくて良いコンパクトで超高速AFの60mmレンズ。
いいなぁ。現在Amazonで39780円。テレビのエコポイント足せば今すぐ買えるぞこれ?!
EF-S 60mm F2.8 USMのライバルとしては、やはりタムロン。
SP AF 60mm F/2 Di-2は、伝説名玉SP AF 90mm F/2.8のタムロンに対する絶対的な信頼感の厚みが違う。ネットを見ても、その画質は本物。円形絞りじゃないのが惜しまれるのですが。
現在Amazonで41600円。テレビのエコポイント足せば今すぐ買えるぞこれ(2)
EOS 7D買えなくても、レンズだけ買いたくなって来たりして!!
APS-Cカメラは、レンズ選びの幅が広くて本当に最高だっ。
というかまだエコポイント交換品が音沙汰無いんですが。