先日、いよいよEOS 7Dのハイビジョン動画「EOSムービー」で花火を撮影してみました。
ただし、あくまでも写真撮影がメインでありました。
EOSムービーによるハイビジョン映像撮影は、ただ一区間のみ実験的撮影にとどめました。
露出などの設定は、ちょっと追い込んでおらず、決してベストとは言えない状態で恐縮です。
今回、静止画を切り出して掲載させて頂きましたが、最終出力の「プラズマビエラTH-P37X1」で視聴しても、もう少し明るく撮影しても良かったなぁと思いました。
画質は地味目に調整してあります。
EOSは、写真と同じ「ピクチャースタイル」という画質調整機能が、しっかりハイビジョンにも使えます。
写真から入った人を重視したハイビジョンカメラという立ち位置は、いざとなると大きなメリットを感じてしまいますね。
このピクチャースタイル、ですから写真感覚で画質に細かい調整をかけられます。
せっかくなので、家庭用ビデオカメラの派手さとは違った味を期待し、広ダイナミックレンジ重視でコントラストは0、シャープネスは弱く、色も薄く、で調整してみました。
ちなみに、EOS 7Dは、ユーザーが行った設定をその場限りにせず、モードダイヤルの[C1][C2][C3]部分に登録してすぐに呼び出せるので便利の極みです。
この日は旅行で荷物も多かったので、レンズはEF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS一本に絞りました。
ISO感度はオート。シャッター速度は1/60秒。絞りはF/11です。
一区間のみの実験撮影とはいえ、根源的な画質の余裕は十分に認識できますねぇ・・・。
本家の家庭用ビデオカメラなら、HDR-XR500Vが、長年かかってようやく裏面照射センサーでたどり着いたラインを、楽々超えて来てますし。
闇夜の黒さと花火の鮮やかな光の「共存」は、APS-C超大型センサーのポテンシャルをもってすれば、もう難しくも何ともないのかと、ここまで軽々なのかと驚くばかり。
ピント合わせに関しては、液晶で10倍拡大するなどして正確に合わせられるのが素晴らしい。
HDR-XR500Vよりもずっとラクだし、間違いも無い。
花火はどの道AFが使えない(花火が全部消えて闇夜になった瞬間、AFはパニックになるので使えない)から都合も良い。
今回は30pで撮影しましたが、動きは思ったより美しいです。
ただ、60iのHDR-XR500Vの滑らかさと比較してしまえば、やはり違いが分かります。
動きがややセカセカというか、若干早回しな感じ。
ビデオカメラと同じシャッター速度1/60秒に固定していたんですが、これを変えればまた結果が違うかも知れませんが・・・。
1280x720ドットなら60p撮影も可能なので、そっちも試してみたかったですね。
ちなみに、EOS 7Dで撮影した花火の写真の方も、近々掲載させて頂きます。