2010年10月8日金曜日

レンジファインダー型デザインのデジカメが魅力的

このところ、レンジファインダー型デザインのデジカメがかなり魅力的です。
その中でも、キヤノンコンパクトデジタルカメラフラッグシップ「PowerShot G12」がかなり素晴らしい。
EOS 7Dが誇る高耐久塗装のような質感を持った外装、レンジファインダー機が持つ独特のメカニカル感、ポケット・インの携帯を可能とする十分なサイズと重量。

コンパクト型デジタルカメラは、PowerShot G3以降全く興味がなく、もちろん買ってもいませんでしたが、まるで映画の「男はつらいよ」シリーズのように着々とシリーズ番号が進んでいたというのも感心しますが、「12」ともなると、ここまで改良されているものなのかと感動させられてしまいますね。

操作性は抜群。一眼レフの中でも最高だと思うEOSにかなり近い操作性なんですよね。
グリップにメイン電子ダイヤル、背面に大型サブ電子ダイヤル、というEOS伝統のスタイルをついに実現しております。
パパパーッとメイン電子ダイヤルでシャッター速度を決定し、同時に背面大型サブ電子ダイヤルで絞り値を決定する。この動作ができちゃうコンパクトカメラ!!
わお!!
シャッター速度=1/100秒、絞り=F/5.6から、シャッター速度=1/250秒、絞り=F/8.0とかへの変化が実にテキパキ。こいつは嬉しいぞ。もちろんサイズがとても小さいG12は、他のキーを誤タッチする事もあって、慣れも必要ですが、それはまぁしょうがないか。

画質は、ネットでサンプルを確認する限り、ISO感度80に限れば、下手なレンズ付けてしまった一眼レフが真っ青になるくらいの画質は、きちんと出てますね。
画素数は1000万画素に抑えたと言いますが、1000万もあって「抑えた」というのが時代ですねぇ。
PowerShot G3は、500万画素という「過剰に多い画素の競争」をやめて、390万画素に抑えたのが有名なコンセプトなんですが、当時の人が1000万で抑えたぞとか聞いたら、目を丸くして固まりそうです。いずれ、「何とたったの10億画素ぽっちに抑える大英断!!」とかいう時代も来るのかな。