私は、富士通の「LOOX U/G90」です。
手のひらモバイルマシンというと、どうしてもアプリケーション・プレイヤーというイメージがつきまといますが、LOOX U/G90は、OSにフルスペックのWindows7を搭載した、プレイヤーどころではない、母艦になる正味のパソコンそのまんまなのです。
手のひらにWindows7というのは、とてつもなく大きい。会社から急に電話がかかって来た時も、モバイル用ではなくてフルスペックのアプリケーションでまんま仕事をしたり、それも、普通にプログラム開発が可能だったりします。
スプレッドシートも「の、ようなもの」ではないガチンコのExcelで、VBAによるプログラミングが水や空気のように普通に出来てしまうのに、スマートフォンのようなサイズなのですから、何度感動にあわててしまったか分かりません。
ただし、搭載CPUは「遅い」という悪評がつきまとうAtom Z520(1.33GHz)。
正直に言うと、まさか私がAtomマシンを購入する日が来ようとは思いませんでした。
しかし、実のところ、Atom Z520は、そりゃCore i7なんかと比較すればどうしようもないでしょうけど、手のひらモバイルマシンのCPUとしては、実は強力なんじゃないか?と思ってしまうくらい、ファイン・パフォーマンスを見せてくれるんです。
Aeroは切る、不要なサービスを自分で把握して止める、設定を突き詰める。
ウィルコムW-ZERO3のように、ユーザーの積極性がマシンの命運を決めるという、ある種、今の日本には受け入れられないタイプのマシンになっちゃってはいるんですけれど・・・。
それと、ストレージは、30GBのSSD。これではちょっと足りないので、SDHCカード32GBをストレージ代わりに使っています。
カードは完全に本体に格納されるので、入れっぱなしでも句にならないのが救いです。
物理1コア、2スレッドCPUですけれど、重たいWindows7を「よくぞここまで」というくらい頑張って動かしてくれます。
とにかく、小さいクリエイト系端末の威力というのは、筆舌に尽くしがたいものがあります。
旅先なんかでは顕著で、ブログの更新や仕事のための事前の資料作りなど、思いついたら何でもかんでも出来てしまうその自由度の高さは、コンピュータとは自分にとって何なのか?そんな原初の問い掛けに対する答えそのものかも知れません。
スマートフォンでも、タブレットでも、パソコンでもない。日本が生んだ世界に誇るジャンル「ミニパソ」。そのミニパソの血統書つきのスーパーウルトラモバイルマシン「LOOX U/G90」。すっかり大好きお気に入り。
スマートフォンでも、タブレットでも、パソコンでもない。日本が生んだ世界に誇るジャンル「ミニパソ」。そのミニパソの血統書つきのスーパーウルトラモバイルマシン「LOOX U/G90」。すっかり大好きお気に入り。
もはや、画面の中に表示されている「壁紙の絵」みたいな感じです。
しかも、富士通の開発スタッフの優れた力量が遺憾なく発揮されており、こんな小さいサイズなのに、フルキーボードは、10本の指でフル・タッチタイプが楽々と可能なんです。
どんな文章も、プログラミングも、その小さいボディで場所を選ばずに可能!!
これはカルチャーショックですね。いわば・・・。
PSPと比べてもふた周りくらいしか大きくないです。淡いピンクの全面光沢加工は、見栄えがお洒落なだけでなくて擦り傷が目立たなくなるという実用上のメリットもあります。
毎日かばんに入れて持ち歩ける、押しも押されもしないモバイルマシンなのに、中身は、そのまま仕事場になれるほどのフルスペックWindows7マシン。これは使うほどに嬉しさが加速する大パワーなんですよ。
7インチタブレット、androidのICONIA TAB A100と比べても、ほぼ同じ大きさ。
A100のライバルとかそういうのではなくて、普通に母艦になっているのが衝撃的。
これからも、日本が世界に誇る「ミニパソ」の血を絶やさずに、次なるLOOX Uが生み出される事を願ってやみません。
これからもどうかよろしくお願いします。ありがとう。