今回の記事では、HDR-XR500Vの600万画素フォトモードで撮影した、月食や花をお贈りいたします。
そして、写真を撮りながら、直系の後継機にして久しぶりに「音が出るほどの勢いで」欲しくなってしまったHDR-PJ760Vを考えようかなと。
木々の間から、最大望遠の492mmで撮影した月食です。
オートだと白熱電球みたいになってしまうので、マニュアルで明るさを抑制して撮影しています。
月には薄くモヤがかかっていましたが、Gレンズの描写は、小さな12倍ズームという不利を勘案すれば相当に優秀かなと思います。
HDR-PJ760Vだと、より性能を重視した超広角ズームレンズなので、最大望遠は318mmとかなり短くなってしまうのが不安なところですね。
こちらはフォトモードではなくて、ハイビジョンモードでの16:9撮影。
HDR-XR500Vの1/2.88インチ裏面照射センサーは、写真を軸足にした4:3比率設計なので、16:9撮影にすると逆に有効画素が減ってしまって、トリミング効果によって最大望遠は516mmまでアップします。
HDR-PJ760Vのセンサーは、逆に、ハイビジョン軸足の16:9比率で設計されているためにトリミング効果は無し。4:3比率の静止画ではトリミング効果で318mmあった最大望遠が、今度は260mmになる寸法であります。
レンズの描写などは別としても、望遠重視の撮影ならば、やはりHDR-XR500Vは強いものだなぁと感心させられますね。
ただ、日常の撮影においては492mmや516mmを頻繁に使うのかという問題もあり、超広角設計でありながら300mm前後まで撮れるHDR-PJ760Vも十分にグレートと言えるかも知れない。
花の撮影においては、HDR-XR500Vが起こした数々の「小型ハイビジョンカメラの革命」の一つ、虹彩絞りが威力発揮です。
家庭用小型ビデオカメラは、非常に悲しい現実でありますが、現在においてもなお、コストダウンのターゲットとして簡略化された絞りの搭載が主流です。
一度でも虹彩絞りのカメラを使えば、二度と戻れない暗闇と言い切れましょう。これは。
HDR-PJ760Vは、ちゃんとその虹彩絞りを継承しており、引き続き、花の撮影に大活躍間違いなしの安心保証でしょう!!
HDR-PJ760Vは、写真よりもハイビジョン映像重視になっていますから、写真時のリアル画素数はHDR-XR500Vよりも不利。
600万画素のHDR-XR500Vに対して、500万画素と減っています。
ただし、実際のところファイルサイズ等を考えると500万画素あれば十分だし、ちょっと前までは300万画素から400万画素で本格的な写真撮影がなされていたわけですから、500万画素は逆に御の字だと思います。
むしろ、1/2.88インチセンサーに全く無理をかけない、600万画素や500万画素という画素数は、きょうび「メーカーの良心」とも賞賛出来るものではないでしょうか。
(HDR-PJ760Vは、超解像技術により500万画素から2400万画素の写真を作り出しますが、ファイルサイズが暴走してるのでまず見てからで色々と考えようかなぁと思います。まず見てから・・・)
それに、一般販売では「世界初の裏面照射センサー」であったHDR-XR500Vのそれより、センサーも映像エンジンの世代も遙かに進化しているので、画素数差を覆す、より美しい写真が撮れるのではないかと大きく大きく期待しています。