2012年7月14日土曜日

雨の中、EOS 7DのEOSムービーを見直す (出発編)

新しいカメラを買う事ばっかり考えていてもしょうがないので、久々に手持ちのEOS 7Dで、本格的にEOSムービー撮影をしてみました。
今回の記事は「出発編」として書かせて頂きたいと思います。

実はまだ高機能な大型ハイビジョンカメラに未練があり、もし、今回の撮影でEOS 7Dに「あなどり」が発生したら思い切ってHDR-AX2000かNEX-VG20を買ってしまうか・・・と悲壮な決意でもって、朝四時に起きて大自然の中にパジェロミニを疾走させました。

雨が降ってましたが、これで引っ込んだらダメだーと気合入れての出発でした。

いきなり結論から先に書かせて頂くと EOS 7Dはやっぱり超絶に凄い! 三脚前提であらばこそ、業務クラスの高性能の大型カメラすらも完全に必要なし。むしろEOS 7Dがあればオールオッケー!!という、極上エクセレントの「ぞっこん惚れ込みスーパー見直し状態」になってしまいました。

そんだけ、EOS 7DのEOSムービーは、鉄壁どころか「超合金ニューZアルファ製の壁」でした。


秋保大滝に、三脚に乗せたEOS 7Dと、ハンディカムHDR-XR500V、そして通信用にPSVITA(プレイステーション・ヴィータ)も持ち込みました。
ヴィータでのビデオ撮影もやってみたのですが、早朝の自然風景撮影というのは、壮絶な明暗差があったりするためにシーンの難しさを実感するために役立ちました。


EOS 7Dは、単純にスペックの数字がどうだという問題ではなく、現地で次々と設定を素早く的確に変更しての「実戦」に極めて強いカメラです。
元々からしてマニュアル撮影を快適にこなす「極上の写真機」であるため、その操作性全てをハイビジョン撮影に持ち込める特性は「腰をじっくり据えた自然風景撮影」においては、もはや放送局クラスの特上の業務用カメラさえも必要はないなと、本来ならトンデモナイ考えも軽く出てしまうんです。

三脚に乗せるのが前提であれば、EOS 7Dはもう全てを得ているカメラなんだなぁと。
全体的に処理速度が早く、とにかく何かを切り替える事による「待ちや引っ掛かり」がありません。
何をやってもスピーディにパパッとやれる「ノン・ストレス構造」は感心させられるばかり。

そうか、忘れていた。こいつはそうなんだなぁと。

最近は、AFがどうのこうの騒がしいですが、EOS 7Dは、「撮影前に全てのパラメータを決定して、ワンカットそれで撮り切る」と腹をくくれるかどうかで天国か地獄かが決まる割り切ったカメラ。
むつむつとしてないで、スパッと腹さえくくっちゃえばいいんです。
AFは撮影前に正確無比かつ超高速の一眼レフのAFセンサーで決めてしまえば超快適。
それに、マニュアルフォーカスならさらに幸せになれるってもんだ。
EOS 7Dに限らないのですが、EOSは、ボタン一つで5倍・10倍に拡大してのマニュアルフォーカスが可能。
10倍においては、完璧なフォーカスが確実かつ迅速に得られます。
どんな難しいシーンもバッチリだし、どんなレンズでも、フォーカスが完璧だから写りのキレが違います。
むしろ、リアルタイムAFとか液晶上のAFなんか信用出来ないからあっても使わないと思えるほど。

三脚に据えてじっくり撮影するのであれば、そういう考えに至ってしまうわけです。


EOS 7Dは、小型ハンディカムに比べれば大げさなだけで、業務用カメラと比べたら子供のように小さくて済むコンパクトシステムでもあります。
多少の雨ならば、タオル一つで何とか対策出来るのも、小型のハンディカムの範疇。
これはかなり大きい。


今回は、1920x1080/30p(シャッター速度は1/60秒固定),1920x1080/24p(シャッター速度は1/50秒固定)、1280x720/60p(シャッター速度は1/60秒固定)の3モードをバンバン切り替えて撮影しましたが、EOS 7Dの優秀な操作性と処理速度でまるで苦にもならず、あきれるほど素晴らしい画質も得られてもう惚れなおしまくりです。

EOS 7Dには、業務用とか大型カメラになるほどにかなわなくなるような気がします。

逆に、ここまで恐ろしい魅力と能力を有するEOS 7Dに対抗出来るのは、小型のハンディカムかという思いも強くなりました。

この記事を書かせて頂いている現在は、撮影して来た映像の上映会を済ませております。

パソコンに転送して、プラズマテレビ(パナソニック・ビエラTH-P37X1)にて、人様をお呼びして家族と共に鑑賞いたしました。
やはり、EOSムービーによる自然風景映像の評判はビックリするくらい高いものがあります。
ただ、同一シーンを二回づつ(1920x1080/30pと1280x720/60pの確認のため)撮影した構成で、そのまま上映してしまったのは失敗でした。

急遽「60pと30pの違い」講座を開く感じになっちゃいましたが、それはそれで喜ばれたかなぁという感じです。

次回の記事では、実際の映像について色々書かせて頂きたくよろしくお願いいたします。